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「もう一年もらえたチャンス」チームのために声を出し走り続ける【FC琉球 新シーズン開幕前 特別企画#3】高木 大輔 選手(29)
“エンブレムのために戦えるか”
平川監督やコーチ・スタッフ陣がこれからの一年を通して「選手たちに求めるもの」として、「琉球のエンブレムのために戦えること」に最も重点を置いている。

新シーズンから副キャプテンとしてチームを引っ張る役目を任された高木選手は、現時点のチームに対しどのように感じているのだろうか。
「まだもう少し足りないかな。今は開幕前なので、開幕したときに全員がその方向に向かっていればいいなと思います。僕は本当に誰よりも強い気持ちで戦いたいなと思います。苦しいときに手を差し伸べてくれたFC琉球に対しての想いというのが、やっぱり強いものがありますから」
「サッカーを辞めて、別の道に進もうという考えがあった」
一昨年まで所属していたレノファ山口FCからの契約満了を突き付けられ、戦えるチームがなくなる苦境に立たされた。
プロサッカー選手としての今後が見通せない中、「練習に参加しないか」と高木選手に声を掛けたのがFC琉球だった。
「昨季の監督の金鍾成(キン・ジョンソン)さんやコーチングスタッフ、昨季にいた選手を含めて、すごく温かく迎え入れてくれて、自分を出しやすい雰囲気を作ってもらえた。このチームがすごく好きだなというか、このチームでサッカーをしたいし、このチームでまだまだ成長したいなと思えた」
FC琉球と正式に契約し、新たなスタートを切った昨シーズン。チームとして目標に掲げていた「J3優勝、J2昇格」を果たせず、「個人としても、最終的にはチームとしてもいい結果を残せなかった」と振り返る。
新シーズンもFC琉球で戦える喜びと感謝の気持ちを胸に、高木選手は「もう一年もらえたチャンス」で結果を残せなければ先はないと、自身を奮い立たせている。
「練習中から結果にこだわりたい。それを試合に反映できたらいいと思うし、自分が試合に出る出ない関係なく、琉球のためにできること、沖縄のサッカーの発展にできることがあるから、率先してやっていきたいなと思っています」
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