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普久原 朝弥

普久原 朝弥

五十嵐亮太が考察!沖縄出身プロ野球選手でメジャーで活躍する資質を備えているのは!?

人材豊富な沖縄県出身のプロ野球選手

五十嵐亮太さんとの対談はここまで。今回の五十嵐さんへの取材を通して、数多くの沖縄県勢選手が日本のプロ野球界の第一線を走っている事を改めて実感した。
沖縄のほか宮崎県での春季キャンプに目を向ければ、福岡ソフトバンクホークスや西武ライオンズにも東浜巨投手や山川穂高選手、與座海人投手ほか多数の選手が在籍している。甲子園の季節になれば、自らの母校でなくても「県勢」出場校を応援する。そういう光景が広がる沖縄には、野球というスポーツが根付きやすい土壌がある。

筆者が個人的にもう一人、『米球界にマッチしそうな沖縄県勢選手』を挙げるとしたらリチャード選手(福岡ソフトバンクホークス)を推したい。2017年沖縄尚学高から育成ドラフト3位で入団したプロ8年目のスラッガー。昨季までファーム・ウエスタンリーグで前人未到の5年連続本塁打王に輝いた規格外のパワーが魅力で、何かのきっかけを掴めば一軍の舞台でも大ブレイクしてもおかしくない超逸材だ。彼の二歳年上の兄ジョセフさんもかつてシアトル・マリナーズに全米ドラフト指名を受けており、リチャード選手自身が秘めるポテンシャルも“メジャー級”なのは間違いない。

現ロサンゼルスドジャース監督のデーブロバーツ氏や往年のメジャーリーガー・伊良部秀樹氏も沖縄生まれ、かつては県出身のデニー友利氏もボストンレッドソックス傘下で奮闘した。

『沖縄とメジャーリーグ』の距離はそう遠くない。近い将来、沖縄県勢選手がメジャーの地で圧倒的な活躍を収める未来を一野球ファンとして期待したい。

WBCピッチクロック導入も 五十嵐亮太『国際大会独自のルールづくりが必要』故障リスクに警鐘!米球界への人材流出、日本球界の魅力向上のために。

〈五十嵐亮太〉
1979年北海道生まれ。プロ野球・東京ヤクルトスワローズや福岡ソフトバンクホークス、またアメリカ大リーグ・ニューヨークメッツなど3球団を渡り歩き、日米通算900試合以上に登板した元プロ野球選手。引退後は野球解説者としての活動の他、自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる~五十嵐亮太の人生は旅だ~」を開設するなど多方面で活躍する

ロケ地協力:スポーツカフェ・チップ(沖縄県那覇市安里101)

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