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JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)の開業は、沖縄の観光と交通にどう影響するのか
目次:ジャングリア沖縄の開業は、沖縄の観光と交通にどう影響するのか
■ ジャングリア沖縄は単なるテーマパークではない
■ そこに愛はあるのかい?ジャングリアは課題をどう解決するか
■ ジャングリア開業で名護市周りの交通がどう変わっていくのか
■ 新しいテーマパークの誕生に期待
新しいテーマパークの誕生に期待

今回いろいろなお話を聞いているうちに、すごい人たちが名護市のために、沖縄県のために本気で動き続けているんだと感じました。
儲かりそうなコンテンツを見つけた。沖縄のポテンシャルをなぜ活用しないのか。そんな声はよく聞きますが、大抵自分たちが作りたいものを作って終わりのパターンが多い印象があります。ここまで大規模なものははじめてともいえますが、あまりにもハードルが高すぎて手出しできなかった側面もあると思います。
いままでにも温泉が湧き出る話やバンジージャンプなど、個々の案はたくさん耳にしましたが、予算や人員、許認可の問題から誰も実現できずにいました。しかし今回は多くの“しごでき人”が、本気で実現に向けて動いています。これまでの実直な姿勢と本気度を信じて、新しいテーマパークの誕生に期待したいと、いち名護市民として思いました。
トークセッションのモデレーターの佐藤雅明氏(東海大学 観光学部観光学科 准教授)は、冒頭で観光について以下のように説明してくださいました。最後にご紹介させてください。
「まず観光という分野。いまの日本ですと、観光立国推進基本法というものが、観光立国日本のベースになっているのですが、観光という言葉は、光を観る。光とは何かというと政(まつりごと)ですが、その地域がどういう国なのかを観てもらうというのが、観光という言葉のはじまりになります。
自分の国を知ってもらう、自分の土地を知ってもらう、そして来てくれた人たちのところも観にいく。観光を通してお互いを知り、平和になる。争いがなくなる。そして一緒にやっていくことで相互理解が広がって、社会が豊かに楽しくなっていく。こういうことをめざすのが観光です。」
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