沖縄経済
アジア各国のスタートアップ新鋭たちが沖縄(OIST)に集結!DX、観光、地方創生、投資戦略、デジタルノマド……その本質とは?
デジタルノマドVisaとは?アジアを席巻するデジタルノマドの潮流

「デジタルノマドVisaとは?アジアを席巻するデジタルノマドの潮流」は、ITに関連する仕事で収入を得ながら長期的に各地を旅するライフスタイル「デジタルノマド」についてのセッション。台湾、韓国、日本の各地でノマドワーカーとして生活している参加者たちが、仕事場所やコミュニティビルド、継続性、協業の可能性などについて語り合った。
「アジアの中心という立地、自然環境のバランス、そして豊かな文化。沖縄はノマドに最適な場所だと思います」と切り出したのは、NomadResort(ノマドリゾート、沖縄)の代表・松本知也氏。空き家なども含めて、これまで使われてこなかったスペースを有効活用してノマドと地元地域を結びつける場を作る自身の事業について説明した上で、沖縄の課題として「移動がしづらい、WiFiが使いづらい、食の選択肢が少ない」という点を挙げた。
Digital Nomads Korea(デジタル・ノマズ・コリア、韓国)創設者のCho Jeong Hyun氏は、デジタルノマドのコミュニティビルドについて「オンラインの仕事をしながら1人旅をするライフスタイルなので、繋がりを求めている人も多いんです。フリーなコミュニティでオフラインイベントの企画をすることで、ビジネス以外の面でも持続可能な関係性を築ける可能性がたくさんあると考えています」とコメント。
デジタルノマドというライフスタイルの楽しい点については、KabuK Style(カブクスタイル、東京)ディレクターの南政暢氏が「オンライン/オフラインでのコミュニティを作るだけでなく、対面で集まることができるイベントを企画するのが楽しいんですよ。ノマドの人たちが求めているのは、記憶に残る・価値のある経験をすること、そしてその旅の経験を分かち合う機会。そこで楽しんでいる人たちの顔を見るのが一番の楽しみなんです」と話した。
次いで、Taiwan digital nomad association(台湾)のKai Hsu氏は、デジタルノマドのサポートをビジネスとして継続していくことについて以下のように述べた。
「始めはNPOとして活動して収益はなく、持ち出しで運営をしていましたが、政府と協業していくことで徐々に持続可能な体制になっていきました。さまざまな出会いや機会を生み出すことができる事業なので、どのようなパートナーが自分に合っているかを見出し、コミュニティの渦の中に色んなタイプの人を巻き込んでコラボしていくことが重要だと考えています」
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