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首里城正殿の完成は2026年秋。宮大工の総棟梁が工事開始からの2年半を振り返る

若手宮大工の稲葉耕介さんは木材の加工から据え付けに至るまで工事全般を担当し、奥野副棟梁のサポート役としても貢献してきた。
稲葉耕介さん(長野県出身)
「沖縄に来て2年近くになりますが、これほど長くたずさわった現場は初めてです。建物がどんどん形になっていく様子を間近で見ることができて完成がとても楽しみです」

稲葉さんは沖縄の歴史や文化にも深く触れたいと伝統の旗頭にも挑戦した。

稲葉耕介さん(長野県出身)
「これほど大きなお祭りに参加する機会はなかなかありません。地元のみなさんと一緒に活動することができたことは貴重な経験となり、本当にありがたく楽しく過ごすことができました」

工事の開始から2年半、宮大工の作業はここで一段落するが2025年は漆塗りの作業が本格化し、首里城を象徴する鮮やかな赤い外壁が徐々にその姿を現すなど、2026年秋の完成に向けて着々と再建作業が続けられている。
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