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怪談芸人ヤースーが選ぶ沖縄の恐怖体験…実話怪談を映像化!「琉球トラウマナイトリアルストーリー2025」
目次:
怪談芸人ヤースーが選ぶ沖縄の恐怖体験…実話怪談を映像化!
・277通の怪談応募から見えた沖縄の土地柄
・怪談芸人ヤ―スーの誕生秘話
・体験談「おばあちゃんのお祓い」がドラマ化
・沖縄怪談の文化ギャップと楽しみ方
・「かなり怖い…心してほしい」
・その他の琉球トラウマナイト
ユタ、マブヤー…沖縄怪談の文化ギャップと怪談の楽しみ方
―ヤースーさんは沖縄県外でも頻繁に怪談ライブをされています。沖縄にまつわる怪談を話す時、県内と県外では観客の皆さんの反応に違いはありますか?
ありますね。例えば、沖縄の人だと「ユタ」とか「マブヤー」の意味はすぐ分かりますけど、県外だとそうはならないですよね。そういった前提知識の部分からしっかり説明して分かってもらいます。怪談を聞いた人に、何か得した気持ちになって帰ってほしいんですよね。怖い話だけ聞いちゃうと、ずっと暗い気持ちを引きずってしまうじゃないですか。なので僕は、怪談の後に小話を入れたり、その話からの教訓を交えたりして工夫しています。そっちの方が、聞いた方の満足度も高くなると思います。
-怪談は、観た後にもみんなで感想や考察を共有できるという面白さもありそうです。
そうなんですよ。同じ話を聞いたとしても、幽霊が登場してきた時点で「怖い」と思う人もいますし、幽霊の気持ちに自分を重ねて「切ない」と思う人もいます。感想や考察が近い人同士でよく盛り上がる場面もありますよ。一つの話でも、それぞれ楽しめる視点がたくさんあるのが怪談の魅力です。
―幽霊側の立場で考えると、たしかに全然違う見方ができるなと感じます。
幽霊って、簡単に言うと「肉体の無い人間」なんですよ。楽しい、寂しい、悲しいといった感情があります。時には、何かを食べたくなったり、歩き回りたくなった時に、誰かの肉体に「憑りつく」ということになるんですけどね。そういうことが分かってくると、今度は「幽霊になる前のこの人は、どんな人生を歩んできたんだろう」ということを知りたくなってくるんですよ。怪談や幽霊を考えることは、一人一人の人生に目を向けて、自分の生き方を考えるきっかけにもなります。
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