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“生きているシンボル”がお出迎え!ジャングリア沖縄の入り口にそびえる「JUNGLIATREE(ジャングリア ツリー)」
目次:
・内から溢れ出す力強さ、生命力を体現
・沖縄ではお馴染みの木々がコラボレーション
・オリジナルグッズも多種多様に大展開!
沖縄ではお馴染みの木々がコラボレーション

「精霊が宿る木」や「生命の象徴」というイメージを持つガジュマルは、沖縄の代表的な樹木として最もよく知られているものの1つ。枝から多数の気根(茎や枝から発生する特殊な根)を伸ばし、大地とつながって1本の幹となっているのが特徴的な木だ。このどこまでも根を張る力強い成長に、先にあった「どんな環境でも生き延びる生命力」を感じることができる。
ジャングリアツリーに植えられたガジュマルは現時点ではまだ若く、気根は現れていないが、開業後もパークとともに時を重ねることで、来場者を見守る存在になっていくはずだ。
また、沖縄ではガジュマルの木には「キジムナー」という精霊が住んでいるという言い伝えがあり、人々に幸運をもたらす存在としても親しまれている。単なる植物としてだけでなく、沖縄の生活や信仰に深く結びついた存在として、文化的な側面があるということも付け加えておきたい。

デイゴは沖縄県の県花でもあり、3月から5月にかけて鮮やかな赤い花を咲かせる。昔の沖縄の人たちはその花の色鮮やかさや開花の具合で台風などの気候の変化を占ってきたという説があったり、幹からとれる幹材は漆器の材料としても用いることができたりと、風土や生活に近しい植物だ。
また、デイゴの花はTHE BOOMの「島唄」の歌い出しにあるように、沖縄を歌ったポップスや民謡にもかなり頻繁に登場しており、沖縄の風景を思い起こさせるものとして定着している感もある。

そのほかにもガジュマルによく似たアコウ、太くまっすぐ伸びた幹と羽状の葉が特徴的な南国リゾートの雰囲気を演出するヤエヤマヤシ、白い花を咲かせて初夏を告げるイジュ、ブラシのようなユニークな形の花を咲かせるブラシノキ、長期間花を咲かせて景色を彩るサルスベリ、そして亜熱帯地域特有のヒカゲヘゴやオオタニワタリといったシダ植物など、多様な植物によって織りなされている。
また、ジャングリアツリーは「生きているシンボル」としてその巨体で来場者を出迎えるだけでなく、実はちょっとした仕掛けも施されている。
ジャングリアを象徴するあの古代の生き物のシルエットが描かれた隠し絵や、ハート型の根っこがあるフォトスポットなど、随所にお楽しみ要素がある。訪れた時にはツリーをぐるりと回って隅々まで目を凝らし、色んな要素を発見してもらいたい。
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