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沖縄県産にこだわったJUNGLIAグルメをシェフが語る!ワイルドさと繊細さを”やんばる”で堪能できる!彩とりどりのテーマパークメシ

ついにグランドオープンを迎える「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」では、アトラクション体験だけでなく“食の体験”にも力を入れている。本記事ではパーク内の主要な飲食施設とジャングリア沖縄ならではの沖縄食材も活用した“テーマパークメシ”について、全体のフードメニューを統括するヘッドシェフ・北村次男さんのインタビューを交えながら紹介する。
目次
やんばるの緑と青を望む「パノラマダイニング」でちょっと贅沢な料理

やんばるの深い緑の森と青空のパノラマが広がる景色を視界に捉えながら食事を楽しめる「PANORAMA DINING(パノラマダイニング)」は、パークのメインダイニング。入場口にほど近いエントランスビレッジに位置しており、天井の高い全面ガラス張りの開放的な店内には、屋外に設置された鳥かごに見立てた「ネスト席」も用意されている。

北村さんはパノラマダイニングのコンセプトについて「壮大な雰囲気の森の中で食べる、ちょっと贅沢なお料理。ワイルドさもあるけど繊細さもあるイメージです」と語る。


メインディッシュは石垣島産の100%黒毛和牛で作ったハンバーグをたっぷりのベーコンで巻いた「ジャングリアハンバーグ」。北村さんが「串の両端を手でつかんで豪快にかぶりついてほしい」と“公認”しているので、ジューシーな肉の塊を堂々と手づかみで噛み締めるべし。付け合わせに添えられるのは、島野菜のハンダマ、マッシュポテト、おかひじき。

ディナーは事前予約制でコース料理を提供。「ジャングルの中でこんなに贅沢なコースを食べられる!?という驚きをもたらす料理を提供するのが目標なので、その意味では私たちにとってもチャレンジなんですよね」(北村さん)

ライブ感溢れる「ワイルドバンケット」で焼きたて肉を頬張れ

パークの中心部に位置する屋外レストラン「WILD BANQUET(ワイルドバンケット)」は、ヤシの木々や色鮮やかな熱帯植物に囲まれた南国リゾート感漂うオープンな空間になっている。

「ワイルドバンケットは“お祭り感”ですね。目の前の広場ではライブも催されるので、家族や仲間でワイワイしながらシェアするフードを意識しています」と北村さんは語る。さまざまな食材がダイナミックにグリルされるライブキッチンでは、見た目も味も文字通り“ワイルド”なメニューが並ぶ。

北村さんは「グリルした豚肉をその場でカットして、そのままパンにはさんで提供するという一連の流れをショーケースでお見せするので、お客さんはそれを食べた時にライブ感を感じられると思います」と五感で堪能できる食体験を強調する。

そんなライブ感溢れるメニューは「THE WILD ポーク KEBAB」。厚みのある豚肉で満足感を出しつつ、そこにコクのあるステーキソース、香味野菜を使ったラビゴットソース、そしてハーブをベースにしたチミチュリソースも加えて爽やかさもプラスした一品。夏には暑さを、冬には寒さをワイルドに感じながら頬張るべし。

沖縄の“命薬”が体にしみ渡る「トロピカルオアシス」

「TROPICAL OASIS(トロピカルオアシス)」はスパジャングリアのグランドフロアに位置するレストラン&バー。ダイナミックさやワイルドさからは少し離れて、心身ともにリラックスできるスペースで、色鮮やかなカクテルとともに滋味豊かな島野菜や沖縄県産和牛などの「命薬(ぬちぐすい)」を満喫できる。
「スパはカクテルに合うような彩りもつけています。ちょっとした酒を楽しみながら、ちょっとした料理をゆっくりとつまんで落ち着いた時間を過ごすようなイメージですね」と北村さん。

先に記した命薬とは、沖縄の「医食同源」の思想に基づいた健康に良い食べ物のこと。こうした考え方を体現するかのような鮮やかなグリーンの「アイランドカレー」は、ココナッツミルクと生姜やハーブを際立たせた辛みの少ない清涼感のあるカレーだ。
皮を香ばしく焼いた鶏もも肉のジューシーさが、しっかりとした食べ応えも感じさせてくれるので、スパで“ととのった”空腹の体にしみ渡ること間違いなし。

目指せ全制覇!?フードカートのメニューも多彩

パーク内には12箇所のフードカートが配置されており、それぞれ付近のアトラクションや施設とテーマを連動させた様々なメニューが提供されている 。「歩きながらワンハンドで食べられるようなフードを、近くのアトラクションのコンセプトと呼応させて考案してあります」(北村さん)

葉が付いたトウモロコシを手づかみでかじりつく「THE WILD グリルコーン」、ローストビーフをメインにたっぷりの具材を香ばしく焼き上げてサンドした「パワービーフサンド」、さらに動物性食材不使用でフレッシュな野菜やドラゴンフルーツの彩りが目に鮮やかな「パワーサラダ」などを始め、この他にもたくさんのバリエーションがある。

北村さんのオススメは「ホライゾンバルーン(気球のアトラクション)」の近くで販売している、雲をイメージした「しろくもまん」や「あおぞらゼリードリンク」。
「これはぜひセットで食べて飲んでいただきたいですね。青空ゼリードリンクは、空にかざして写真を撮ってほしいです」
全体の70%に沖縄の食材を使うこだわり

「料理全体のおよそ70%に沖縄の食材を使ってるんですよ。ですから、お客様にサーブする時には『沖縄県産です』ということを常々言うようにしています。おうちに帰って旅を思い出して『あの料理が美味しかったね』って言った時に、食材が沖縄県産だったということも一緒に記憶に刻んでほしくて」と北村さんは語る。
この沖縄県産の食材へのこだわりは以下で紹介するどのフードにも共通するもので、ジャングリア沖縄で料理を提供する上での1つの挑戦だという。

さらに、トロピカルオアシスで提供されるタパスに盛り込まれている4種類の野菜と果物のように季節ごとに変わっていくメニューもある。
「季節や時期によって食べ方や提供の仕方を変えることでメリハリも出ますし、『この時にしか食べられないもの』を提供する特別感もあります」と語りながら、「ゲストの方々には何回も来ていただいて、色んな料理を楽しんでほしいですね」と再訪への期待も込めた。
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