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真栄城 潤一

真栄城 潤一

王道を行く「ゴールデンユース」は“沖縄家系ラーメン”の地平を切り拓く(宮古島)

目次:王道を行く「ゴールデンユース」(宮古島)
・そもそも「家系ラーメン」とは?
・ほぼスタンダード、しかしほんの少し“厚め”の麺
・当たり前のことを当たり前にやる「王道」の味わい
・ダイナミックに千切って食べてほしい“1枚デカ海苔”
・「沖縄ラーメン市場」の活況と宮古島出店
・単なる飲食店を超えた、地域に根ざす「コミュニティ」として
・ゴールデンユース(宮古島)の詳細

当たり前のことを当たり前にやる「王道」の味わい

王道を行く「ゴールデンユース」は“沖縄家系ラーメン”の地平を切り拓く(宮古島)

■スープ
ゴールデンユースで提供される家系ラーメンは、このスタイルの「王道」を表現したもの…ではあるのだが、げんこつを100%使用して炊き上げたスープは家系としては珍しいという。上述した家系元祖の吉村家の手法を踏襲しつつ「余計なことをせずに当たり前のことをする」という美学も垣間見える。

「本来だと背ガラ入れたり、鶏ガラや丸鶏でとったりするんです。背ガラや背骨で白濁させるといわゆる博多ラーメンになる。今家系でげんこつ100%のスープというのは意外と珍しいと思います。家系の大事なところは、当たり前のことを当たり前にやることなんですよ。家系は家系なので。カエシ(タレ)で個性を出したりとか、そういうことはやらない方がいい。その点で敢えて言えば、個性はない方が美味しい。あと、沖縄のこの暑さには家系の塩分は合う!」

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