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王道を行く「ゴールデンユース」は“沖縄家系ラーメン”の地平を切り拓く(宮古島)
目次:王道を行く「ゴールデンユース」(宮古島)
・そもそも「家系ラーメン」とは?
・ほぼスタンダード、しかしほんの少し“厚め”の麺
・当たり前のことを当たり前にやる「王道」の味わい
・ダイナミックに千切って食べてほしい“1枚デカ海苔”
・「沖縄ラーメン市場」の活況と宮古島出店
・単なる飲食店を超えた、地域に根ざす「コミュニティ」として
・ゴールデンユース(宮古島)の詳細
「沖縄ラーメン市場」の活況と宮古島出店

冒頭でも触れた通り、沖縄のラーメン業界はここ数年、大きな変化を遂げている真っ只中にある。
以前は沖縄県民の“ソウルフード”である「沖縄そば」が主流だったが、野崎さんによると、約6年前からラーメン店の数が沖縄そば店を上回り、市場規模も拡大しているという。さらに、ラーメン店は離職率が低く、継承しやすいという特徴が影響している面があるとも指摘する。
そんな中、次のステージとして「地方で求められ、子どもでも食べられるラーメン」について考えていた際、トルネコパーパの客やスタッフに宮古島出身者や関係者が多く「宮古島にもトルネコパーパのようなラーメンを出してほしい」という声を直接聞いたとが宮古島出店のきっかけとなった。

出店にあたって宮古島の市場調査を行うと、宮古島には野崎さんが得意とする醤油豚骨や魚介系のラーメン店が少ないことが判明。さらに、月2回のペースで限定ラーメンを提供するという「どんなラーメンでも作れる」強みも発揮することも考慮すれば、十分な勝算の手応えを感じたという。
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