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真栄城 潤一

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王道を行く「ゴールデンユース」は“沖縄家系ラーメン”の地平を切り拓く(宮古島)

目次:王道を行く「ゴールデンユース」(宮古島)
・そもそも「家系ラーメン」とは?
・ほぼスタンダード、しかしほんの少し“厚め”の麺
・当たり前のことを当たり前にやる「王道」の味わい
・ダイナミックに千切って食べてほしい“1枚デカ海苔”
・「沖縄ラーメン市場」の活況と宮古島出店
・単なる飲食店を超えた、地域に根ざす「コミュニティ」として
・ゴールデンユース(宮古島)の詳細

単なる飲食店を超えた、地域に根ざす「コミュニティ」として

王道を行く「ゴールデンユース」は“沖縄家系ラーメン”の地平を切り拓く(宮古島)

「出店から1年が経って、蓋を開けてみればゴールデンユースの顧客のほとんどは地元の人たちや宮古島に移住している県外の人たちでした。これは当初からの狙い通りの『地域に根差したラーメン』という目標が達成された証だと思うんです」。ゴールデンユースの現時点での評価について、野崎さんはこう話す。

現在のゴールデンユースの「役割」について、野崎さんは「単なる食事提供の場ではなく、“コミュニティ”と捉えています」と強調する。朝食を提供する店が少ない中で、ゴールデンユースが“朝ラー”(=朝ラーメン)営業をするのも、その考えに基づく試みの1つだ。

「色んな人たちが集まって、外出するきっかけづくりになればいいなと。飲食の大事なことは、飲み食いやお金を払うということよりも、誰かに会いに行ったり、遊びに行ったりと、みんなが出かけるような状況を作り出すことだと思っているので。それで外食産業が盛り上がれば1番ですよね」

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