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與古田 すみれ

與古田 すみれ

「夜泣きや寝かしつけで困った経験」 を解決!“ゆるトレ”で赤ちゃんがぐっすり快眠!?寝かしつけの新常識

乳幼児睡眠コンサルタント

「抱っこしても布団に置くとすぐ泣く」「夜泣きで1時間おきに起きる」——そんな赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいませんか?
実は、夜泣きに悩む家庭はとても多く、ある調査では 8割以上のママ・パパが「夜泣きや寝かしつけで困った経験がある」 と答えています。
私も5年前、娘が生まれたばかりの頃はまったく同じ状況でした。寝かしつけは常に抱っこ、夜中は1時間ごとに泣き、心も体も限界。
でも、睡眠習慣を整えたことで、娘は“抱っこなし”でもベッドで自然に眠れるようになりました。
この記事では、私が乳幼児睡眠コンサルタントとしておすすめする「ゆるトレ」という寝かしつけ習慣を紹介します。無理なく続けられる工夫を解説するので、ぜひ実践してみてくださいね。

目次

赤ちゃんの寝かしつけがうまくいかない原因は「環境」と「習慣」

夜泣きや寝かしつけの悩みの多くは、実は「部屋の明るさ」や「音」など環境だけが原因ではありません。
重要な要因は 生活リズムと寝かしつけの習慣です。
・抱っこや授乳がないと眠れない
・ベッドに置くとすぐ泣いてしまう
こうした積み重ねが“寝つきの悪さ”や“夜泣き”を強めてしまいます。
だからこそ「習慣を整える」ことが、寝かしつけ改善の第一歩になるのです。

生後すぐからできる!寝かしつけ習慣「ゆるトレ」とは?

「ゆるトレ」とは、赤ちゃんが“セルフねんね”を身につけるためのやさしい寝かしつけトレーニングです。
名前の通り、とても“ゆるい”ので、生後すぐからでも取り入れられます。

ゆるトレの特徴

・無理なく続けられる
「泣いても抱っこしない」など厳しいルールではなく、その日の赤ちゃんやママの体調に合わせて調整できる柔軟さがあります。

・赤ちゃんも親も負担が少ない
抱っこで眠らせるより体力を使わず、赤ちゃんも「布団で安心して眠れる」経験を積むことができます。

・習慣化しやすい
毎日数分から取り入れられるため、忙しい家庭でも自然に習慣化しやすいのが大きなポイントです。

なぜ生後すぐからできるの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ「眠り方のパターン」が定まっていません。だからこそ最初から「布団で寝る流れ」を経験させてあげることで、スムーズにセルフねんねの習慣が身についていきます。
もちろん月齢が進んでからでも効果はありますが、早く始めるほど「抱っこじゃないと寝られない」というクセがつきにくく、ママやパパの負担を減らすことができます。

ゆるトレで得られる未来

抱っこに頼らなくても「自分で眠れる」ようになると、夜泣きの回数が減り、寝かしつけにかかる時間も短縮。結果として親もぐっすり眠れ、家族全員が心地よい毎日を送れるようになります。

「ゆるトレ」のやり方ステップ解説

ステップ1:起きている状態で布団に置く

最初は「布団で寝る」という流れを赤ちゃんに経験させます。
ここで大切なのは「眠った後に置く」のではなく「起きている状態で置く」こと。赤ちゃんが「布団に入る=眠る時間」と自然に覚えていくための最初のきっかけになります。泣き始めても、まずは30秒〜3分はそばで見守りましょう。流れを赤ちゃんに経験させます。泣き始めても、30秒〜3分はそばで見守りましょう。

ステップ2:やさしい声かけで安心させる
泣き続ける場合は「ママはそばにいるよ」「大丈夫だよ」と優しく声をかけます。
赤ちゃんにとって安心できるのは、抱っこだけではなく「声を聞くこと」も大切な安心材料です。言葉をまだ理解できなくても、声のトーンから「安心」を感じ取ります。これも30秒〜3分を目安に。

ステップ3:触れる・とんとんで落ち着かせる
それでも眠れそうにないときは、背中をさすったり“とんとん”したりして安心させます。
リズムよく、やさしく。繰り返しのリズムは赤ちゃんに「眠りに入る合図」として伝わります。

ステップ4:必要なときだけ抱っこでリセット
泣きやまないときは抱っこをして気持ちを落ち着かせ、再び布団に戻します。
ここでの抱っこは「眠らせるため」ではなく「気持ちをリセットするため」。落ち着いたら布団に戻して再び見守りましょう。繰り返すことで少しずつ“布団で眠れる”感覚が身についていきます。

実施のベストタイミング
・夜の就寝前
・朝いちばんの昼寝

1日1〜2回、30分以内を目安に取り入れてみましょう。

ゆるトレ成功のための工夫と注意点

継続時間や回数は、その日の体調や予定に合わせて調整OK
忙しい日や疲れている日は1回だけでも十分。逆に余裕のある日は2回取り入れるなど、家庭のペースで構いません。無理なく続けられることが何より大切です。

「泣いても抱っこしない」と極端に頑張る必要はなし
ゆるトレは「泣かせっぱなし」の方法ではありません。赤ちゃんの気持ちを尊重しながら、声かけやとんとんで安心させるプロセスを大切にしましょう。

無理に続けず「今日はここまで」と区切るのも大切
赤ちゃんの機嫌が悪い日や、親が疲れている日は途中でやめても大丈夫。中断しても、また次の日にトライすればOKです。続けることそのものが習慣づけにつながります。

家族で協力し合う
ママだけで抱え込まず、パパや祖父母も関わると継続しやすくなります。声かけや見守りを交代するだけでも気持ちがラクになります。

ポイントは“毎日少しずつ続けること。小さな積み重ねが、大きな変化につながります。

ゆるトレで得られるメリット

赤ちゃんが“自分で眠る力”を身につける
抱っこや授乳に頼らずに入眠できるようになると、夜中に目が覚めても自分で眠り直せるようになります。

寝かしつけにかかる時間が短縮される
これまで30分以上かかっていた寝かしつけが、数分でスムーズに終わることも珍しくありません。ママ・パパの時間にゆとりが生まれます。

夜泣き対応が減り、ママ・パパの睡眠も確保できる
夜間に何度も起きることが減り、まとまった睡眠時間を確保できるようになります。親の体調やメンタルケアにも直結します。

家族全員が笑顔で過ごせるようになる
赤ちゃんがぐっすり眠れると日中の機嫌も安定し、家族のコミュニケーションもスムーズに。育児そのものを楽しめるようになります。

「夜が怖くない」「寝かしつけが楽しみになる」——そんな未来が、あなたの家庭にも訪れます。

乳幼児睡眠_ゆるトレ

よくある質問(Q&A)

Q1. 夜中に授乳で起きたあとも「ゆるトレ」をしたほうがいい?
A. 夜中の授乳後は赤ちゃんも強い眠気があるため、無理にゆるトレをする必要はありません。基本は授乳後にそのまま布団へ戻すだけでOKです。徐々に「布団に置かれる=眠る時間」と理解していきます。

Q2. 昼寝のときにも取り入れるべきですか?
A. はい。特に朝いちばんの昼寝は眠気が強く、習慣づけしやすい時間帯です。日中の練習が夜の寝かしつけにも良い影響を与えます。

Q3. 泣き声が大きくて続けられません…
A. まずは「数分数十秒見守る」だけでも大丈夫。泣いたらすぐに抱っこしても構いません。大切なのは「布団で眠る流れを少しでも経験すること」です。完璧を目指さず、ゆるく続けましょう。

Q4. 兄弟がいて泣き声で起きてしまわないか心配です
A. その場合は昼寝の時間をずらしたり、下の子だけ別室で寝かせるなど、家庭の状況に合わせて調整しましょう。きょうだいへの声かけで協力を得るのも効果的です。

まとめ —— 今日からできる小さな一歩が未来を変える

「理想の寝かしつけ」は、特別なテクニックではなく 小さな習慣の積み重ね で実現できます。
一度に完璧を目指す必要はありません。むしろ「できる範囲で少しずつ」が、一番の近道になります。
大切なのは「昨日より今日、ほんの少し前進できたかどうか」。赤ちゃんと一緒に成長していくイメージで取り組むと、続けやすくなります。
ゆるトレはママ・パパにとっても「育児をラクに楽しむためのツール」。焦らず、比べず、あなたの家庭のペースで進めて大丈夫です。

今日から試せる!寝かしつけ習慣チェックリスト

✓ 赤ちゃんを起きている状態で布団に置いているか?
✓ 泣いたとき、まずは声かけで安心させているか?
✓ 触れる・とんとんで落ち着かせているか?
✓ 抱っこは「最後のリセット」として使えているか?
✓ 1日1〜2回、継続的にゆるトレに取り組めているか?
✓ 「今日はここまで」と無理せず区切れているか?
✓ 家族で協力しながら取り組めているか?

未来のあなたへ
今日から始める“ゆるトレ”は、明日の赤ちゃんのぐっすりとママ・パパの笑顔につながります。
「また眠れない夜かも」と不安になる日々から、「眠る時間が楽しみ」へ。そんな小さな変化が、やがて大きな安心と自信に変わっていきます。
あなたと赤ちゃんに合ったペースで、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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