コラム
中学生のイラストレーターを4年間にわたって追いかけた 初めてのドキュメンタリー番組の制作
このほど、フジテレビ系列の九州・沖縄8局で放送される「ドキュメント九州」というドキュメンタリー番組のディレクターを務めました。
ドキュメンタリーの制作は初めてだったのですが、沖縄テレビの頼れる先輩方から沢山アドバイスをいただきながら、およそ30分のドキュメンタリー番組をなんとか作り上げることができました。
主人公は中学生のイラストレーター、城間ゴンタくん。
“ゴンタ”という名前は本名で、名前に込めたご両親の想いについても番組で紹介します。
ゴンタくんのことはこれまでもニュースの企画で何度か取り上げてきたのですが、振り返ると最初の取材は2018年!
イラストレーターとして活動を始めた年から現在まで、成長するゴンタくんの4年間を追いかけました。
父と子の軌跡
ゴンタくんにしか描けない独特なタッチのイラストはもちろん、いつもニコニコ、周りまで笑顔にしてくれるゴンタくん本人の明るいキャラクターにも心を掴まれ、これまで取材を続けてきました。
そんなゴンタくんをいつも優しく見守るのは、父・英樹さん。
琉球ゴールデンキングスのマスコットキャラクター・ゴーディや、FC琉球のジンベーニョなどの人気キャラクターを生み出してきたアートディレクターです。
父・英樹さんはイラストを描くプロとしてゴンタくんの絵を見て、“子供が描いた絵”を超えたアーティスティックな感覚があると感じたそうで「今のこの絵は、この瞬間しか描けないかもしれないからこそ、将来彼の財産になるように今のイラストを残しておきたい」という思いからゴンタくんの活動をサポートしています。
息子の個性を大切にして才能を伸ばしてあげる父の姿と、のびのびと成長していくゴンタくんの姿を多くの人に届けたいと、今回番組を作りました。
番組では、ゴンタくんの活躍はもちろん、成長する中で壁にぶつかりながらも乗り越えていく姿も描いています。
見る人をハッピーにする絵を!
ゴンタくんが絵を描く理由は、活動を始めた9歳のころから変わらず「見る人をハッピーにする絵を描きたい」ということ。
これまで何度もゴンタくんの展示会を取材してきましたが、訪れる人みんなが笑顔になって、会場全体が明るく、優しい雰囲気に包まれるんです。
ゆくゆくは海外でも展示会をやってみたいと意気込んでいるゴンタくん。
間違いなく、今後さらに活躍の場を広げていくアーティストだと思います。
どこまで羽ばたいていくのか、楽しみです!!
素直にまっすぐ成長するゴンタくんの姿や、ゴンタくんにしか描けない数々のイラストを見て、皆さんにハッピーな気持ちになってもらいたいと心を込めて番組を作りました。
『ドキュメント九州 よく見て描く~ゴンタと父ちゃんの約束~』
沖縄テレビにて3月11日(金)25時55分~放送です。
フジテレビ系列の九州地区各局でも放送されます。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
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