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沖縄のものづくりを支える秘密基地に潜入!「丸さ(まるさ)」をミクロ単位で測る機械から首里城の赤瓦まで、ぐしけんさんが大興奮
沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する「ぐしけんさん」。
今回はうるま市にある沖縄県工業技術センターを訪問!
最新の測定機械や3Dプリンター、そして首里城復元にかかわる赤瓦の研究まで、知れば知るほど「すごい!」が止まらない沖縄のものづくりの現場を体験してきたよ。
目次
「役場かなと思った」——ぐしけんさん、巨大施設にまず驚く
うるま市の一角にどーんとそびえ立つ大きな建物。正面玄関に近づいたとき、ぐしけんさんの第一声がこれだった。
「これ来たときはもう役場かなと思った」
そう、それくらい立派な建物なんだよね。望ちゃんも「すごい、立派」と目を丸くしていたよ。
ここは沖縄県工業技術センター。県内製造業の技術的な課題を解決したり、製品開発をサポートしたりする施設で、いわば沖縄県内企業の”頼れる相棒”みたいな場所だ。交流棟、研究棟、実験棟の3つのセクションで構成されていて、多くの研究者や技術者がここで日々働いているんだって。
センターの岩崎さんによると、県内製造業の企業からの技術的な相談を受けてアドバイスをしたり、製品の試験を行ったり、研究設備の機械を使わせてもらったりすることができるんだって。しかも相談は無料!
「何か作りたいと思って、ちょっと助けてください、相談させてくださいって問い合わせをすればいいんですね」と望ちゃんが確認すると、岩崎さんは「はい、そうです」とにっこり。これからものづくりを始めたいと思っている人も対象になっているというから、かなり間口が広い施設なんだよね。
「どれぐらい丸いか考えたことなかった」——ミクロ単位で"丸さ"を測る機械
施設に入ってまず案内されたのは、研究棟にある精密測定室。ここにとびきりマニアックな機械があるというので、棚原さんに詳しく教えてもらった。
「こちらは真円度・円筒形状測定機といいまして、丸い部品がどの程度、どこまで真円に近いかっていうものを測定する機械となっています」
……え、丸さを測る?そんな機械があるの?という感じだよね。ぐしけんさんも「丸いのが?」と首をかしげていた。でも棚原さんの説明を聞いて、その必要性がすとんと腑に落ちた。
自転車のタイヤが歪んでいたらガタガタして走れないですよね。そのタイヤを支える軸が、ちゃんと丸くないとスムーズに回らない。その軸が「本当に完璧な円に近いか」をミクロ単位で測るのが、この機械の役割なんだって。
実際に試作した軸を測ってみると、測定結果は「0.98マイクロン(0.00098mm)」のぶれ。見た目にはもう完全な円なんだけど、数字的にはそのわずかなズレが確認できる。棚原さんは「これはかなり真円に近いほうだとは思います」と話してくれた。
「細かいですね」と望ちゃんが言えば、ぐしけんさんも「どれぐらい丸いか考えたことなかった」とぽつり。そう、日常生活でそんなこと考えないよね!でも工業製品の世界では、この0コンマ数ミクロンの精度が品質を左右する。企業がで揃えるには高価で使用頻度も少ない機械だから、こうした施設に持ち込んで測定してもらえるのはとても助かるんだって。
精密測定室にはほかにも、表面のでこぼこをミクロ単位で測る測定器もあるよ。
「1秒間に1万コマ」——ぐしけんさんのパンチが高速度カメラでスロー再生に
続いて紹介されたのが高速度カメラ。1秒間に1万コマという超高速で撮影できる機械で、瞬間をものすごく細かく切り取ることで、超スローな動画にできるんだ。
主に活躍するのは、高速で動く生産ラインで何か不具合が起きたとき。人間の目では早すぎて追えない現象も、このカメラで撮影すれば「どこで問題が起きたのか」がくっきりわかる。
棚原さんが見せてくれたのは、風船を割ったときのスロー映像。一瞬で割れて、中の水がまだそこに残っている状態が鮮明に映し出されていた。「すごい、ちょっと鳥肌立っちゃいますね」と望ちゃんが声を上げれば、ぐしけんさんも「実際はさ、もう全く分かんない」と目を丸くしていた。
そしてここで、世界を制したぐしけんさんのパンチを、高速度カメラで撮影してみることになったんだ!
1秒間に1000コマで撮影した映像をスロー再生してみると……ぐしけんさんのパンチのフォームが驚くほど鮮明に見えた。
棚原さんが「ちょっと早すぎますね!1秒間に1000コマ撮っているのに、結構早く出てるので!」と感嘆すれば、ぐしけんさんは映像を見て自分自身のパンチに気づきがあったようで、こんな言葉が飛び出した。
「こう構えてるんじゃないの。ここで当たる瞬間はね、こうなって当たってるんですね。これができないんですよ、素人の人は」
プロとして長年培ってきたフォームが、スロー映像によって初めて”見える化”されたわけだ。ぐしけんさんが「これ、どういう当たり方してるか分からなかったの」と驚いていたのが印象的。まさかの自己発見シーンに、その場の全員が「さすが!」と納得していたよ。
「えっ、これぐしけんさん?」——3Dプリンターで二次元キャラが立体に
続いては実験棟にある3Dプリンターのコーナーへ。担当の冝保(ギボ)さんが案内してくれたこの部屋は、最新の3Dプリンターが並んでいたよ。
最近の3Dプリンターはすごくて、試作品だけじゃなく実際に使える道具も作れるようになっているんだって。例えば焼き物の生地をプレスするための型を作ったり、鎖もそのまま一体成形で作れたり、エンジンのシリンダーだってそのまま動かせるものが作れるんだというから驚きだよね。
試作品の中に、なんと見覚えのある顔があったんだ。
ぐしけんさんが「この人、この人どっかで見たことある。誰?」と首をかしげていたら、なんとそれは3Dプリンターで作られたぐしけんさん本人のフィギュアだった!
「ぐしけんさんも3Dプリンターで」と望ちゃんが説明すると、「言わないと分からなかったな、今」とぐしけんさん。
自分のことなのに言われるまで気づかなかったっていうのが、また笑えるよね。望ちゃんも「気づくかなと思ってたんですけど。全然気づかなかった」とちょっと呆れた様子だった。
番組のオープニングに登場するぐしけんさんと会長くんJrのキャラクターが、平面のイラストから3Dフィギュアになったというこの作品。お土産としていただいたそうで、ぐしけんさんも満足そうだったよ。
「焼けた瓦の粉を、新しい瓦に混ぜ込んだ」——首里城の赤瓦、その研究の裏側
このセンターで行われている研究の中でも、特に胸を打つ取り組みが首里城の赤瓦だ。
中村さんが案内してくれたテーブルには、赤茶色の瓦のサンプルが並んでいた。
「今復興しています首里城に使われている研究開発を行った試作品、テストピース、そして実際に現在首里城に葺かれている瓦の見本ということになります」
一番の特徴は、焼け落ちた首里城の瓦を粉砕して作った「シャモット」を、新しい瓦に配合しているということ。過去の首里城が今の首里城の中に生き続けるような、なんともドラマチックな製法だよね。
さらに、今回の復元では県内にある複数の瓦工場が同じ金型を使って瓦を作っている。これまでは瓦屋さんによってそれぞれ別の型を使っていたそうだけど、首里城復元というプロジェクトに向けて全社が統一規格を採用したんだ。これにより、県内各地の工場で一斉に焼くことができるようになったんだって。
そして当然、強度も大事。赤嶺さんが見せてくれた強度試験の装置では、実際に瓦を押し潰す試験が目の前で行われた。首里城の規格は2000ニュートン(約200キロ)以上に耐えられること。試験では2500ニュートン(約250キロ)まで耐えたところで割れたから、見事に規格をクリア!
「俺の友達だな」——芋芸と熟成肉、研究から生まれた絶品を味わう
最後に紹介されたのが、工業技術センターが関わった食品・飲料の開発。豊川さんが案内してくれたのは、芋と黒糖を使った「IMUGE(イムゲー)」というお酒だ。
かつては庶民のお酒として親しまれていたものの、100年あまりにわたって途絶えていた。それを県内の泡盛製造会社3社と工業技術センターが協力して復活させ、製造・販売にこぎつけたんだって。
そしてもうひとつが、40日間熟成させた牛肉。おいしいお肉をさらに長期熟成させる技術を研究し、近くの会社で実用化。今では超一流ホテルに卸すほどのクオリティになっているんだって。
実際に試食させてもらったぐしけんさん、IMUGE(イムゲー)を一口飲むなり「これは合うな。俺の友達だな」と即決。そして熟成肉を食べたときの反応がすごかった。
「とろけた。すっごい。柔らかい」
望ちゃんも「すっごいうまみが出てきますね」と感動しきり。豊川さんによると、熟成期間が長いほど香りもうまみもしっかり肉の中に詰まってくるんだとか。
「最初どうなのかなと思ったのよ、私」——ぐしけんさんが感じた"意外な発見"
見学を終えて、「最初どうなのかなと思ったのよ、私。入ったらまあ勉強になりましたね」
入るまでは「でかい役場みたいなとこかな?」くらいに思っていたのに、中に入ったらミクロ単位の測定機械、高速度カメラ、3Dプリンター、首里城の赤瓦研究、そしてめちゃうまい熟成肉とIMUGE(イムゲー)—これだけのコンテンツが詰まっていたんだから、そりゃ勉強になるよね。
熟成肉が週1で食べに来たいレベルの美味しさだったようで、ぐしけんさんが「週1回来たいね」と本気でつぶやいていたのが笑えた。
望ちゃんが「ここ、食べに来るところじゃないですよ」とツッコミを入れると、ぐしけんさんは「テストに参加したら」とすかさず返す。
望ちゃんトも「すっごいおもしろかった。興味深いものいっぱいありましたね」と目を輝かせていた。
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