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入場料2.4倍でも来場者増!沖縄の鍾乳洞「CAVE OKINAWA」が売上高2億円に成長した戦略とは【OKINAWA BUSINESS FRONTLINE】
沖縄で日々生まれる新しいビジネスと、挑戦を続ける企業の“いま”に迫る経済トーク番組『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』
(沖縄テレビにて毎週土曜午前11時20分放送)。
沖縄の豊かな自然が生み出した、神秘的な鍾乳洞。
うるま市にある「CAVE OKINAWA(ケイブオキナワ)」は、年間約15万人が訪れる人気の観光スポットだ。
2025年の売上高は約2億円に達した。その成長の裏には、施設の魅力を高めるための試行錯誤と、未来を見据えた挑戦があった。
「地域の宝を世界へ、そして未来へ」というメッセージを掲げる株式会社CAVE OKINAWA。代表取締役の池原勇矢氏と事業本部長の山下諒明氏に、これまでの歩みと今後の成長戦略について話を聞いた。
目次
自然の神秘と最新技術が融合する体験
「CAVE OKINAWA」の魅力は、「作り物ではない、本物の鍾乳洞」であることだと池原氏は語る。
全長約250メートルの洞窟内は、年間を通して気温20〜23度ほどに保たれている。
洞窟内では、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応した音声ガイドを利用できるほか、隠された3つの宝箱を探す「宝探し」や、自然の岩肌に映像を投影するプロジェクションマッピングも楽しめる。
自然が長い年月をかけて作り出した造形美を間近で体感できる。
試行錯誤を重ね、旅の目的地へ
一般向けの観光施設として本格的に営業を始めたのは2018年。
当初は手つかずだった洞窟内に、安全通路や照明設備を整備することからスタートした。
大切にしてきたのは、「自然を変えず、体験価値を上げていく」という考え方。
鍾乳洞本来の魅力を守りながら、段階的に施設を充実させてきた。
同年には、施設名を「ぬちしぬじがま」から「CAVE OKINAWA」へ変更。旧名称には、琉球王朝時代に王が逃げ込み命を救われたという歴史や、沖縄戦で地域住民の避難場所となった由来がある。一方、国内外の観光客に施設の魅力を伝えやすくするため、現在の名称を採用した。
来場者数の増加には、SNSや広告を活用した情報発信も貢献している。特にコロナ禍を経て地域に根差すことの重要性を実感し、県民に向けた発信にも力を入れてきた。
入場料を2倍以上に値上げ。それでも来場者が増えた理由
成長の転機となったのが、2024年の入場料改定だ。大人の料金を500円から1,200円へと引き上げた。
「値上げに踏み切るタイミングでは、かなり迷いや葛藤があった」と池原氏は振り返る。それでも決断できたのは、専門業者の監修のもと、数千万円を投じて照明設備を整備するなど、施設の体験価値を高めてきた自信があったからだ。
「当初に比べてかなり体験価値を上げてきた。価格に見合った満足をいただける」
その結果、年間来場者数は2023年の約10万人から、2024年には約12万人、2025年には約15万人へと増加した。
得られた収益は、さらなる投資に活用している。
2年前にはカフェをオープンし、2026年10月中旬には新たなエントランスのオープンを予定している。
「売り上げた分をどんどんつぎ込んで、お客様に還元できるように」
施設への再投資を通じて、顧客満足度の向上を目指している。
2030年に年間30万人。地域とともに成長する未来へ
2025年12月には、沖縄振興開発金融公庫と沖縄海邦銀行から総額1億4,500万円の協調融資を受けた。新たなエントランスと事務所の建設に充てられ、駐車場を30台分拡充するほか、キャッシュレス決済対応の券売機を2台導入し、混雑緩和と利便性向上を図る。
さらに、新エントランスの完成後は、夜間営業やイルミネーション、音楽、エイサーなどのイベント開催も視野に入れる。鍾乳洞の見学だけでなく、施設全体を活用した新たな体験を提供し、何度訪れても楽しめる場所を目指す。
池原氏が掲げる目標は、2030年までに年間来場者数30万人を達成すること。
山下氏も「企業成長を止めないことが私の責務。ビジョンを現実化していく」と力を込める。
CAVE OKINAWAを地域の観光拠点とし、周辺の観光地や店舗への回遊を促すことで、新たな交流や消費、雇用を生み出すことも重要な使命だと語る。
「この洞窟は本当に魅力ある財産。それをしっかり守りながら未来へ引き継いでいく」
自然が生み出した地域の宝を守りながら、新たな価値を創造するCAVE OKINAWA。
その挑戦は、沖縄の観光振興と地域の未来を切り開いていく。
「OKINAWA BUSINESS FRONTLINE」YouTubeで見逃し配信中。
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