コラム
2回目の育休が明けた!ワーキングマムとしてリスタート!
皆さん、こんにちは!金城わか菜です。
2021年5月に第2子を出産して、この春、育児休業から復職しました。
今回が初めて執筆するOKITIVEコラム。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
ニュース番組に不可欠な機材「カフ」とは・・・
さて、私のコラムのタイトルにある「カフ」っていったい何だろうと、
思われた方も多いかもしれません。
スタジオのアナウンサーの手元には、「カフボックス」というものがあります。
カフとは英語のcough=咳のことで、突然咳が出そうになるなど、いわば「緊急事態」の時に、声が放送に乗らないように、マイクをオフにすることができる機材です。
咳払いだけでなく、VTRやCMが流れている間も、次の進行について打ち合わせをしているので、アナウンサー自身が、このカフのレバーを上げ下げして、マイクのオン/オフの操作ができるようになっているんです。
ニュースは生放送なので、あとから編集することはできません。
「カフ」はアナウンサーにとって、放送の前線に立つための重要アイテムともいえるでしょう。
イヤホンの奥で叫ばれる「カフ上げて!」
しかしあろうことか、私はこのカフのレバーを上げるのを忘れてしまうことが
今でもしばしばあります。
すると、放送上ではどんな事が起こるのでしょうか。
そう、私の口はパクパク動いているのに、声が聞こえない・・・・。
そんな事態が発生してしまうのです。
ニュースを読み始めた途端、
「カフ上げて!」というディレクターの怒号が、イヤホンから響き、
慌ててオンにする・・・、まるで新人のような失敗をいまだに繰り返してしまう私。
その瞬間、本当は心臓が飛び出るかと思うほど狼狽しているのに、
何事もなかったかのように、涼しい顔でニュースを読み直す。
そういう事だけはキャリアを重ねて、しっかりと身に着けてしまいました・・・。
(しかし言い逃れできないミスに、放送終了後は、ただただ平謝りし、意気消沈することは言うまでもありません。)
そんなこんなで「カフを上げ忘れない!絶対に!」という課題が
入社15年目の今年度も私に付きまといます。(いや、自分の責任ですけれども・・・。)
カフを下げて、アナウンサーの生の声をお届け
一方このコラムでは「カフを下げた、その後に、アナウンサーはどんな事を考え、何をしているのか」をテーマに、放送では見られない仕事の裏側やプライベートのあれこれを綴っていきたいと思います。
よりアナウンサーを身近に感じていただき、
ローカル放送局の仕事のやりがいや楽しさをお届けできればうれしいです。
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