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金城 わか菜

金城 わか菜

その姿いさましく!我が家でカブトムシが誕生!~ベランダ飼育日記~

金城わか菜アナウンサー(OTV 沖縄テレビ)のカフを下げて―

歓声のそのワケは

ゴールデンウィークを過ぎた頃、我が家のベランダで歓声があがりました!

そのワケは・・・!?
飼育していたカブトムシのさなぎが、成虫になったのです!

昆虫の王様・カブトムシが!

その立派な姿は、コラムの最後に披露するとして・・・。
まずは我が家の飼育日記を振り返りたいと思います!

遡ること1年前、親のカブトムシがやってきました

2021年の夏、長男が東南植物楽園でカブトムシのつがいを買ってきたのが、はじまりでした。
実は私、カブトムシを見るのは生まれて初めてのこと。
息子は「おにいちゃんかぶとむし、おねえちゃんかぶとむし」と呼んで、それはそれは楽しそうに愛でていたのです。

そして8月。
コロナで保育園が休園になり、家庭保育で鬱憤がたまっていた頃だと記憶しています。
息子が土の中から1匹の芋虫を発見し、親子で大興奮!

いつの間にか交配に成功していた!?

そして、芋虫はみるみるうちに、ムクムクと大きくなっていたのです。

最初は瘦せっぽちだったのがウソのよう。

驚きはこれだけで終わらなかった

数日後、芋虫は1匹ではなく、たーーーくさんいることが発覚!
まさに芋のように出てくる芋虫に、大騒動でした!!

苦手な方、ごめんなさい。

献身的に世話した夏、割とほったらかしだった冬

沖縄の長い夏。

私は育休中で、次男と一日中、家で過ごしながら、ベランダの幼虫に直射日光があたらないよう葦簀(よしず)を掛けたり、夕方には打ち水をしたり、雨で水没しないよう簀の子(すのこ)を敷いて世話をしていました。

順調に育ち、幼児の手の平ほどの大きさに。

しかしまぁ・・・幼虫期間の長いこと。
徐々に私の関心は薄れ(いや、小さい次男の世話だけで手いっぱいということもあり)、世話は夫と息子に任せ、冬の間はほとんど、幼虫を見ることはありませんでした。
(我が家の男子チームは、昆虫ケースから観察しやすいペットボトルに移動させたりと、いろいろ工夫していました。)

あれほど肥えた幼虫もサナギに変態、スリムな姿に。

季節は流れて、春。

いよいよ、さなぎに―。

変態した姿におののいて、触れることもはばかられ、わかりにくい写真が1枚のみ

沖縄は梅雨入り。湿気に耐えられるか心配していたら、なんと!

そして5月。ついに成虫となって、まばゆいばかりの姿で現れたのです!

じゃーーーん!!!
5歳児おおはしゃぎ

しゅっと反った角、まだ柔らかそうだけど艶のある羽、節のしっかりした足。
なんと立派な青年でしょう~!!

本当はずっと眺めていたいけど、5歳児の興奮でカブト青年を疲弊させてはいけないと思い、すぐにケースに返しました。

今回、羽化を確認したのはまだ1匹のみ。

他のさなぎ達は、それぞれ飼育ケースの中で、大人になる準備をしているんでしょうか。

復職から1か月

育休が明けて1か月が過ぎました。

朝、息子たちをなんとか送り出し、出勤した時点ですでにグッタリしている私(笑)。

新生活が軌道に乗ったかどうかも判断つかぬまま、毎日がめまぐるしく過ぎていきます。

仕事だけに全力投球できた頃のようには働けず、体力も思考もどんどん衰えていく気がして、焦りやもどかしさを抱えるワーキングマザーは多いと思います。

しかし、動きは鈍く、土の中に長くいても、カブトムシは「その時」を待って
ちゃんと静かに成長していました。

もちろん私の年齢はもう幼虫やサナギの時期を終えていますが、精神はもっともっと大きく広く深くなれるはず。

「声は人なり」、アナウンサーの心得を何度も唱えながら、私も変態していく自分を楽しもう。

カブト青年に励まさています。

ドキュメンタリーのナレーション収録。無事終わって、ほっ。

追記:このコラムを執筆したあと、「おねえちゃんかぶとむし」も羽化していました♪

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