コラム
離島にはなにかがある!島カルチャーを探して
こんにちは!
ライター兼演劇プロデューサーの普天間伊織です。
梅雨も明けて完全に完璧に夏ですね。
パソコンやカメラを車内に置いてコンビニに寄るだけでスリルを感じられる季節です。
この夏はいくつかの離島へ足を運ぶ予定です。半分仕事で半分遊び。
離島に行くときには必ず一日「音楽の日」を確保するようにしています。
地元に住んでいる方々と仲良くなって、ライブハウスやバー、民謡酒場を回り、その土地の文化と出会います。
もっとも多く訪れているのが石垣島。
BEGINや夏川りみ、きいやま商店を輩出し、大型音楽フェスも頻繁に開催されている石垣。
イベントのレポートや学校の取材、アイドルグループオーディションの審査員など、ここ数年仕事で関わる機会が多く、仕事がなくても通うようになって、友達も増えました。
毎回なんですけど、石垣は才能の宝庫だと思うんですよ。
ふらっと入ったライブハウスで演奏していたバンドがすごくかっこよくて驚いたり、若者が集まるクラブでDJのスゴ技を堪能したり。
ダンススタジオもたくさんあってレベル高いし、顔立ちも整った子が多くて、これまでに何人もスカウトしてきました。
あと、これはうらやましい件でもあるのですが、演者だけでなく制作側も人材豊富。
イベントの企画や運営も地方の離島とは思えないくらいしっかりしていて、地域への貢献度も高い。
すこし前に学生主催のフェスを観に行ったのですが、ステージはもちろんのこと、会場ディスプレイやフード、観客の動線など細部にいたるまでしっかり運営されていて、驚きでした。
地域の店舗や企業、島出身の先輩たちがサポートしているそうで、やる気のある若者と大人たちが互いに信頼し、協力し合っているのだなと感じました。
宮古島のロックフェスは今年も新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったけど、他にも離島イベントがないかどうか調べてみたら、思った以上に各所で行われているのですね。
西表島や鳩間島という人口数十人の小さな集落でも毎年音楽フェスが開催されているそうですが、やはりコロナ拡大以降は中止や延期になっているよう。そりゃそうか……。
不思議なのが、外出が制限されるようになって、「海外に行きたい」、「県外に行きたい」という気持ち以上に「離島に行きたい」が大きくなってきたんですよね。距離的には近いのになんでだろう。
心地よさだったり、わくわくする気持ちだったり、そういうものが島にはあるのかもしれません。
旅に出やすくなった頃をみはからって、また離島で音楽を楽しんできたいと思います。
次回のテーマは「SNS」。
エンタメとSNSのつながり、これからのSNSについて、身近な例と全然近くないグローバルモデルをもって語ります!
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