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カメラが捉えた沖縄各地のハーリー
沖縄に伝わってから、およそ600年の歴史を持つとされる「ハーリー」は、沖縄県内の各地で発展を遂げてきた。沖縄テレビでは1959年の開局以来、各地のハーリーをカメラに収めてきた。OKITIVEではそのアーカイブ映像から一部を紹介する。
大宜味村塩屋の海神祭(ウンガミ)のハーリー
約500年の歴史があるとされる大宜味村塩屋湾の「海神祭り(ウンガミ)」は、五穀豊穣・無病息災を祈願する女性中心の祭祀。
「ウガンバーリー」で競漕する男たちを、女性たちが腰まで海水につかりながら、太鼓を打ち鳴らし迎える様子が神秘的に感じる。
糸満ハーレー
「那覇ハーリー」と並び、全国に名をとどろかせる「糸満ハーレー」!!
「クンヌカセー」と呼ばれる「転覆競漕」では、競漕途中にわざと舟を転覆させ、泳ぎながら舟を起こして再び乗り込み、レースを再開する競技。
ウミンチュの技量が試されます!
奥武島ハーリー
同じくウミンチュの技が光る「奥武島ハーリー」。
漕ぎ手が橋から海に飛び込んで乗船する「流れ船」(ながれぶね)。
船を転覆させた後、持ち上げて再び漕ぎ始める「クンケーラーシー」など、西(いり)と東(あがり)に分かれた7番勝負の「本バーリー」はただただ、圧巻である。
沖縄国際海洋博覧会で披露された「那覇ハーリー」
1975年の沖縄国際海洋博覧会の開会式で「那覇」「久米」「泊」の漕ぎ手たちによる爬龍船競漕が行われた。これをきっかけに1928年を最後に中断していた「那覇ハーリー」復活の機運が高まったとされる。
番外編:ダンボールハーリー
ダンボールが水にふやけて、沈むかもしれないというスリルを味わえる新たなハーリー。
今後、ハーリーの進化?深化?の度合いはますます加速する!?
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