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OTV制作部

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カメラが捉えた沖縄各地のハーリー

写真提供:那覇爬龍船振興会

沖縄に伝わってから、およそ600年の歴史を持つとされる「ハーリー」は、沖縄県内の各地で発展を遂げてきた。沖縄テレビでは1959年の開局以来、各地のハーリーをカメラに収めてきた。OKITIVEではそのアーカイブ映像から一部を紹介する。

大宜味村塩屋の海神祭(ウンガミ)のハーリー

1997年に国の重要無形民俗文化財に指定された大宜味村塩屋の海神祭
舟を漕ぐ男性を出迎える女性たち。

約500年の歴史があるとされる大宜味村塩屋湾の「海神祭り(ウンガミ)」は、五穀豊穣・無病息災を祈願する女性中心の祭祀。
「ウガンバーリー」で競漕する男たちを、女性たちが腰まで海水につかりながら、太鼓を打ち鳴らし迎える様子が神秘的に感じる。

糸満ハーレー

競漕の途中で舟を転覆させ、水を汲みだしながら再び乗り込む技術は圧巻「糸満ハーレー」

「那覇ハーリー」と並び、全国に名をとどろかせる「糸満ハーレー」!!
「クンヌカセー」と呼ばれる「転覆競漕」では、競漕途中にわざと舟を転覆させ、泳ぎながら舟を起こして再び乗り込み、レースを再開する競技。
ウミンチュの技量が試されます!

奥武島ハーリー

勝ち名乗りを上げて気を吐く男たち!

同じくウミンチュの技が光る「奥武島ハーリー」
漕ぎ手が橋から海に飛び込んで乗船する「流れ船」(ながれぶね)。
船を転覆させた後、持ち上げて再び漕ぎ始める「クンケーラーシー」など、西(いり)と東(あがり)に分かれた7番勝負の「本バーリー」はただただ、圧巻である。

沖縄国際海洋博覧会で披露された「那覇ハーリー」

沖縄国際会博覧会で御願バーリーを披露

1975年の沖縄国際海洋博覧会の開会式で「那覇」「久米」「泊」の漕ぎ手たちによる爬龍船競漕が行われた。これをきっかけに1928年を最後に中断していた「那覇ハーリー」復活の機運が高まったとされる。

宜名真ハーリー
辺野古ハーリー
石垣島ハーリー
平安座ハーリー
具志頭港川ハーレー

番外編:ダンボールハーリー

ダンボール製の船は海に浮かべるとスリル満点
時間が経つにつれ水につかったダンボールがふやけてくる
沈む前に漕ぐ!

ダンボールが水にふやけて、沈むかもしれないというスリルを味わえる新たなハーリー。
今後、ハーリーの進化?深化?の度合いはますます加速する!?

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