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ミユウ サムラ

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眞木勇人さんトークセッション「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®【PR】

地球温暖化や環境問題が重要視される現代。特に私たち沖縄にかかわる人間にとって、海洋プラスチックやサンゴの白化現象など、海の問題はより身近です。
しかし、いくら海が近いとはいえ、ふだんから海中を見るわけではありません。そのためつい忘れてしまいがちな問題ともいえます。
今回、ロート製薬が環境に配慮した日焼け止めを開発し、それをきっかけに開催したイベント「おきなわ海の教室」に参加してきました。沖縄に住む大学生として、感じたことや考えたことをまとめたいと思います。 < >>前編はこちら

毎日海に入るから感じること

トークセッションでは、プロサーファーであり、Patagoniaアンバサダーの眞木 勇人さんと、ダイビングメディア オーシャナの積田彗加(スイカ)さんから海を楽しむときのポイントを聞きました。進行は、主催者のマリンポートパートナーズ(沖縄県浦添市)の今川雄太さんです。

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

トークゲスト:眞木 勇人さん
プロサーファー、Patagoniaアンバサダー、素潜り漁師として活動中。アウトドアアクティビティをガイドするSIMPLE LIVE ADVENTURES主宰。2020年に沖縄県北谷町にオーシャン&アウトドアグッズを扱うショップOCEAN MERCANTILEをオープン。

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

積田彗加(スイカ)さん
現在、海とダイビングのWebメディア・オーシャナを運営しながら、沖縄県恩納村役場にも在籍し、沖縄県内のダイビングショップに対し環境にやさしいダイビングやシュノーケリングの国際基準であるGreen Finsの導入に力を入れたり、奄美大島で水中清掃に取り組むなど、海と環境のために活動している。
ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ 

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

今川雄太さん
マーケティングや海外展開の支援を行うマリンポートパートナーズ(浦添市)の代表。台湾や東京在住の生活から、4年前に沖縄移住し、環境関連ビジネスのサポートも行う。今回のイベントの仕掛け人。 
マリンポートパートナーズ株式会社

今川さん
前編では企業のサンゴを守る取り組みについて一緒に学びましたが、後半のトークセッションでは、これからも海を楽しむために必要なことを、ゲストのお二人に伺っていきます。

――― 今川さん 眞木さんから、沖縄の海に対して感じていることを教えてください。

眞木さん
「僕は、沖縄の魅力は美しい海だと思っています。それを体感するために世界中から観光客が来るだろうし、海を守るだけで、今後もそれは続いていくんじゃないかとも思います。

ただ、沖縄に住み始めた10年前から比べると、すごく海のなかが変化してしまっていると感じます。たとえば透明度や生息している生物。以前はサザエがたくさんいたのに、いまはすっかりいなくなってしまっているんです。密漁とかじゃ説明がつかないくらいなので、きっと水質が変化しているんだろうと思います。

沖縄の海は、外から見ているときれいだと思いますが、潜らないと見えない部分もたくさんあると思います。」

――― 今川さん サーフィンやダイビングをよくされているお二人にお聞きしたいのですが、海に入るときにご自身が気を付けていること、あるいは海に入る人に意識してほしいことはありますか?

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

スイカさん
「環境への負荷を減らすように気をつけています。たとえば、日焼け止めは環境に負荷がないものを使っています。それから、ダイビングするときにはサンゴや海洋生物を触ったり折ったりしないようにしてほしいし、私自身も気をつけています。そのために、ダイビングスキルを身につけたり、海洋生物から離れて泳ぐなどの工夫をしています。」

眞木さん
「沖縄は、海がすごく近いですよね。だから、ちょっとしたゴミでも風で飛んでいったり海に流されてしまう危険性があると感じています。だから、海に入るときだけじゃなくて、ふだんの日用品から、環境にやさしいものを使うよう気にしています。」

――― 今川さん 企業の悩みとして、環境にやさしい商品は価格が高くなってしまいやすく、消費者に手に取ってもらいにくくなるため、開発・販売が進めにくいというものがあります。お二人はどういう基準・考え方で、日用品を選んでいますか?

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

眞木さん
「日用品を選ぶ基準としては、やっぱり環境負荷が少ないものを選んでいます。僕はあまり値段を気にしていないですね。環境にやさしくない商品を使うと、罪悪感があるし、環境を汚すことは、巡り巡って自分を汚すことと同じ気がするんですよね。」

スイカさん
「私も環境負荷が少ないものを選びますね。たとえばマイクロプラスチックの出ない綿のスポンジを使ったり、リサイクルショップでものを買うようにしたり。いま履いているのも、海洋プラスチックから再生されたサンダルなんですよ。それから、もの自体の環境負荷もですが、環境活動に取り組んでいる企業の商品やサービスも選ぶようにしています。あとは、地産地消の作物だったり、無農薬かどうかも気にしていますね。」

――― そういったことを気にするようになったきっかけはあるんですか?

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

眞木さん
「自分で海に潜って魚を獲ったり、それを食べたりしているうちに、『自然がなくなると生きていけないな』と大切さを実感したのがきっかけだと思います。」

スイカさん
「私の場合は、世代的な教育の賜物だと思います。ダイビングを趣味にする前から、地球温暖化や環境破壊に興味を持っていました。『このままだと地球がなくなってしまうかもしれない』と勉強していたので『そうならないために何かしたい』と思うようになりましたね。」

――― 今川さん 沖縄に来て、ダイビングやサーフィンなどのマリンアクティビティの体験は、五感で海を感じられる瞬間だと思います。そのときに、海を守るために何かしなきゃと思えることが、環境に意識を向けるきっかけになる可能性も大きいと思うんです。そのタイミングで、お二人のなかに「こういったアプローチをしていった方がいいのでは」というのがあれば、教えてください。

眞木さん
「僕も海に入るタイミングが、環境を考えるきっかけにつながると思っています。僕の取組みのなかに、子どもや大人を海に入れて、サーフィンを教えたり、素潜りで魚を獲る様子を見て、獲れた魚は新鮮な内に食べてもらうものがあります。そのとき『沖縄の魚ってこんなにおいしいんだね、はじめて知ったよ』といっていただけることも多くて。そうやって全身で海を感じることが、自分は自然の一部であることを感じられて、それ以降の行動にも繋がってくるんじゃないかと思っています。」

スイカさん
「私は現在、海にやさしいダイビングやシュノーケリングの国際基準であるGreen Fins を導入していく取組みを進めています。その活動のなかでよくお聞きするのは、観光客の方は『知らないこと』が多いんです。たとえば、いま使っている日焼け止めがサンゴにとって悪いとか、ちょっとしたことでサンゴが死んでしまうとか。でも逆に、そういうことを説明してみると『そうなんだね、じゃあ気をつけないとね』って意外と素直に受け入れてくれる方も多いんだそうです。だから、沖縄に住む人や海にかかわる人が、海を守るための説明を積極的にしていく必要があると感じます。」

「海を楽しむ」トークセッションで、感じたこと・学んだこと

「海を楽しむ」おきなわ海の教室by SKIN AQUA NEXTA ®

トークセッションをお聞きして、最初に感じたのは「日用品の見直しをしよう」ということでした。

私は沖縄県外出身なこともあり、沖縄の海の近さをすごく魅力に感じていました。でも、逆にいうと単に「魅力」でしかないと思っていたんです。

それが、今回のイベントに参加したことをきっかけに「責任」でもあるのだと気付きました。きれいな海。私はその海を楽しみ、そして観光や漁業、あるいはもっと深い部分で支えられています。だからこそ、私も海を支え、環境を守っていく意識を持って生活する必要があると気付かされました。
そして、その責任のひとつに、沖縄に住む友人や、沖縄を訪れる人に伝える行動が必要であることも学びました。

トークセッションのなかで「観光客の方は『知らないこと』が多いんです。」とありましたが、沖縄に住んで4年目の私も、今回のイベントではじめて知ったことがたくさんありました。だから、沖縄に住む友人、沖縄に来る友人とも積極的に環境について話し、お互いの知識や取組みを共有することも大切だと思います。

そして、県外から来られる方も多い沖縄、魅力あふれる沖縄だからこそ、観光で訪れた方にも、沖縄の海や自然を長く楽しんでもらうために、どんなことに気をつけてほしいのか伝えていく必要があると感じました。

SKIN AQUA NEXTA ®
SKIN AQUA NEXTA ®

https://jp.rohto.com/skin-aqua/nexta/

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