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キャン ヒロユキ

キャン ヒロユキ

突然ですが、「ワタクシが人生で大切にしているもの」と言えば?【キャンヒロユキの「とー、笑っとーけ。」】

キャンヒロユキのとー、笑っとーけ。

突然ですが、「ワタクシが人生で大切にしているもの」と言えば? 

正解はこちら!

そうだね!プロテインだね!

・・・すいません、昨日パッション屋良さんと久しぶりにご飯食べたので、彼のギャグが出てしまいました。

昨日も圧が強くて騒がしかったパッション屋良さん

人生で大切にしているものかぁ、考えてみるといろいろありますね。みなさんはどうですか?

ワタクシが人生で大切にしていること、まずひとつは「笑うこと」です。

お笑い芸人やタレントさんと一緒に仕事をする機会が多いというのもありますが、ワタクシは人生のいろんな場面で「笑うこと」で救われたと感じています。

例えば学生時代。ワタクシは浦添市にある中高一貫教育校の昭和薬科中学に入学、実家のある沖縄市から毎日通学していたんですが、高校に上がるのを機に、学校近くにある寮に入ることに。
ただ、入寮はしたものの、そこに住む同級生はみんな高校からの編入組。ワタクシが内進生ということと、あまり愛嬌を振りまくタイプでなかったことからなかなか打ち解けることができず、会話もほとんど交わすことがなかったんですね。

そんななか唯一、土曜日夜11時からの30分間は違いました。

その時間放送されていたのが、「夢で逢えたら」という番組。ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさん、清水ミチコさん野沢直子さんらが出演していたバラエティ番組で、その時間は唯一テレビのある食堂にみんなが集まり、番組内のコントやトークにみんなで笑い合い、「ダウンタウン面白いなー」「ウッチャンナンチャンもいいね!」「前回のコント、あれまたやらないかな」などと話したものです。

ワタクシはその瞬間、人と笑い合うことの楽しさを知り、また番組のエンドロールに流れる「構成(作家)」の文字を見つけて、放送作家という仕事を知りました。あの瞬間がなかったら、放送作家という仕事の存在を知るのはだいぶ後になり、放送作家の仕事をすることもなかったかもしれないです。

高校時代だけではなく、ワタクシは人生のいろんなシーンで「笑う」ことに救われました。

父親の還暦祝いの日、居眠り運転の車が原因の交通事故で妹と婚約者を亡くし、残された両親とともに本当に辛い気持ちで生きている時、小さな劇場のお笑いライブで観客を笑わせようと頑張っている芸人らを観客席の後ろから見て思わず「ププッ」と吹き出した時、「あー、まだ笑って生きていけるかも」と思うことができました。

ワタクシを救ったのは、全国区の芸人さんやお笑いじゃなく、ここ沖縄で活動する、地元のお笑い芸人でした。その時思いました。「笑いにメジャーもローカルもない、笑いに貴賎はない」、そして「笑いの力」を改めて感じました。「笑うこと」「笑いを届けること」ってほんとすごいですよね。

父の還暦祝いの日 妹と婚約者と

ほかに大切にしているのは、「人とのつながり」です。

ワタクシ、もともとイバヤーな性格なんですが、そんなワタクシと学生時代から仲良くしてくれる同級生や後輩、またこれまで沖縄になかった「放送作家」という仕事をカタチにするためにいろんな人に応援されて、助けられてきました。
「キャンさん、テレビいつも楽しんで見てますよ」「キャンさん脚本の舞台、めっちゃ笑いました!」「あのCMもキャンさんが作ったんですね、面白いですよね!」「今度うちと一緒に組んでなにかやりましょう!」と言うような声がけが、ワタクシに本当に勇気とチカラを与えてくれています。

そしてそんなイバヤーな性格のフリーランス放送作家にも関わらずお付き合いしてくれているお笑い事務所のFEC、オリジンコーポレーション、よしもと沖縄、ほか楽しい作品を一緒に制作してくれるテレビ局、ラジオ局、劇団、広告代理店さん、そしてワタクシの関わる作品やお笑いに笑ってくれるみなさんに本当に感謝です。

普段イバヤーなのでお礼を言うこともあまりないですがこの場を借りて、どうもありがとうございます。感謝です。

みなさんいつも感謝です!
ひーぷー☆ホップ生放送終了後、笑顔のスタッフたち
ちょっとすべりそうなメールは、基本もーりーに読ませるようにしています
O-1グランプリ 2017年の様子

ほかに大切にしているもの、それはやはり「家族」です。

ワタクシが放送作家を始めたころ、知らない人が聞いたらなんだかアヤシイ印象だったその仕事を今でも応援してくれる両親(ですが、つい最近まで「今から公務員にはなれないの?」と言ってましたが)にも感謝です。

両親はワタクシの影響を受けたからか、芸人さんが大好き。イベント会場などで芸人を見かけ「あい、芸人か? ぼく誰かわかるか? キャンヒロユキの父ちゃん!」と絡む父の横で「もうお父さん、やめて〜」と笑っている母の姿がよく目撃されているようです。
さらにうちの両親はご馳走したがりなので、「だーご飯食べたか? なんか食べるか?」と芸人をやたらと誘ってくると思いますが、お時間許すようならぜひゴチになってあげてください、芸人のみなさん!

芸人好きでいつも明るいうちの両親

そして、一番大切なのは、妻とワラバーですね。

似たもの同士でよくケンカしているふたりだけど、そんな時こそ、そして辛いときこと「とー、笑っとーけ!」精神で、これからも一緒に笑って生きていきましょう。

そしてワタクシの人生に関わるすべての皆さんも、「とー、笑っとーけ!」

ワラバーと妻。いつもありがとう!

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