私のライフワーク

冬の風物詩・全国高校サッカー選手権を担当して今年で8年目になります。
毎年9月頃から本格的にチームの取材を開始し、全国大会が終了する1月上旬までのおよそ4カ月間サッカー漬けの日々を過ごしています。

初実況の思い出

思い返してみると・・・
初めて高校サッカーを実況したのは2014年11月15日、93回大会の前原高校対西原高校の県大会決勝戦でした。
試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。
シュートを外してしまった選手が泣き崩れる姿を見て、私も放送中に涙を流してしまった事を覚えています。

様々な練習法

全国高校サッカー選手権を担当していると2年に1度、全国大会の初戦を実況する機会があります。これまでに新潟や北海道、東京の強豪校を訪問し選手たちを取材させて頂きました。北海道の旭川実業高校でみた「雪上サッカー」には衝撃を受け、年中グラウンドでサッカーができる環境の沖縄は恵まれているんだなと感じました。
練習の一環で北海道の選手たちが取り入れているノルディックスキーも体験させて頂きました。

実況者として思うこと

日本サッカーの父と称されるデトマール・クラマーさんは「サッカーは少年を大人し、大人を紳士にする」という名言を残しています。
毎年、高校生たちが生活の全てをかけて真摯にサッカーに向き合う姿を見ていると、実況者として恥じない放送をしないといけないと背筋が伸びます。

全国高校サッカー選手権は今年度、100回大会。
92回大会以来8年ぶりに開会式、開幕戦、準決勝、決勝の舞台が国立競技場で開催されます。その夢の舞台を目指して、コロナ禍でもひた向きに努力してきた選手たち。
今大会はどんなドラマが生まれるのか今から心が躍ります！