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東 真七水

東 真七水

『Dr.blueの沖縄海の声』

Dr.blue 東真七水のOKINAWA海ゴミライフ

みなさん、はじめまして!

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」の代表兼ダイビングインストラクターをしている東 真七水(アズマ マナミ)です。

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私は「スキューバダイビング」と「ゴミ拾い」を掛け合わせ、
スキューバダイビングしながら海の底に沈んだゴミを楽しく回収するという、新しいマリンアクティビティ「水中ゴミ拾い」を広める活動をしています。

ダイビングといえば、美しいサンゴ礁や可愛らしい海の生きものを見て楽しんだり、癒されたりすることが醍醐味です。ですが、私のダイビングショップでは、海に潜ってゴミを探し求めるツアーを専門に開催していて、サンゴやお魚さんを見るのはゴミを拾うついでとなっています。

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今月からOKITIVEコラムを毎月書かせていただくことになりました。私が思う水中ゴミ拾いの魅力や、これまで見てきた水中ゴミ事情について連載していく予定です。ときに楽しく、ときに真面目にお話できればと思っております。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

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さっそくですが、私について自己紹介をさせてください。
私は山に囲まれた奈良県出身で、「海のために何かできることを探したい」と考えて、2022年10月に沖縄移住しました。

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移住のきっかけは、2019年のこと。沖縄滞在中にスキューバダイビングを体験することにしました。
海なし県で生まれ育った私は、もともと海への関心度はゼロだったんです。ですが、あるときテレビで女性ダイバーのインタビューを目にして『なんだかおもしろそう!!』と思い
ちょっとした好奇心から沖縄でダイビングに挑戦したのです。

このときのダイビングを通じて、圧倒的な海の美しさをはじめて知り、私にとって人生最高の体験となりました。
ダイビングを経験し、海の魅力を知った私は環境問題に目を向けるようになり、そして、こんなに素晴らしい世界を見せてくれる海に何かお礼ができないだろうかと考えた結果、ゴミ拾いにたどり着きました。

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スキューバダイビングの基本的なツアーでは、海に潜ってツアーを楽しみ、最後に海中を案内してくれたインストラクターさんに料金(ツアー代金)を支払って終わります。ですが、私はいつも「本当は海にこそ、このお金を払いたい。」と思っていました。
なぜなら… この景色を見せてくれているのはインストラクターではなく、大前提として海が見せてくれているからです。
『テーマパークで入園料を支払うように、海にも入園料を払いたい。』

でも、海に直接お金を払うことはできません。せめてゴミ拾いでお礼をしようと心に決め、それから「海と私の約束」として3年前からゴミ拾いをしています。

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最初の「ゴミ拾い」はビーチクリーンへの参加からでした。

毎月ビーチクリーンに参加し「ゴミ拾い」に対してアンテナを張っていると… 海のなかのゴミ拾いという活動があり、その専門知識を学べる資格があることを知りました。私は沖 縄移住してすぐに水中ゴミ拾いの資格を取得し、それから毎月水中ゴミ拾いを行うように なりました。

当初は海へのほんのお礼の気持ちでしたが、徐々に一般的なゴミ拾いにはない、水中ゴミ拾いならではの魅力に気づき、水中ゴミ拾いは私のなかで毎月の”楽しみ”となりました。とはいえ水中ゴミ拾いはまだまだマイナーで、私の周囲で取り組んでいるダイバーはほとんどいません。

そこで水中ゴミ拾いを楽しいマリンアクティビティとして広めれば、もっと海に貢献できるのではないかと思い、「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」を2022年5月30日、「ゴミゼロの日」に開業し、現在に至ります。

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私はこれまで水中ゴミ拾いを100回以上行ってきました。水中ゴミ拾いはまるで宝探しのようで、それ独自の魅力があると思っています。
そして、これはダイバーにしかできない海を守る大切な活動でもあります。

一方で、あらゆる危険が潜むゴミ拾いでもあり、誰にでもできるものではありません。
専門の資格はもちろん、必要な知識や経験、時には道具を用いることだってあります。

これから毎月1本、OKITIVEでのコラム連載がスタートします。こちらで水中ゴミ拾いに関するあれやこれやを発信していきますので、ぜひ毎月読んでいただきたいです。

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ダイバーは全国に150万人いるといわれており、日本の人口のおよそ1%です。

陸から海を眺めているだけでは見えてこない海洋ゴミ問題の実態を、ひとりのダイバーとしてノンダイバーに伝えていきたい。これは遠い異国のお話ではなく、いますぐ近くの海で起こっていることだと捉えてほしいため、沖縄県内で撮影した写真を中心に発信していきます。

海の底に眠っていたさまざまなゴミを通じ、海洋ゴミ問題について楽しく、面白く、真剣に考えるきかっけになれば幸いです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^
次回の記事は来年1月を予定しています!これからどうぞよろしくお願いいたします。

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