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小林 美沙希

小林 美沙希

キャスターにナレーション、ディレクターも アナウンサーの仕事あれこれ【小林美沙希のみさきいろ】

小林美沙希アナウンサー(OTV 沖縄テレビ)のみさきいろ

気付いたら新年

もう令和5年なんですね…。
小学生の頃は1年が経つのが本当に長く感じていましたが、社会人になるとどうしてこんなにも1年が早く感じるのでしょうか。(年末のコラムでも同じことを書いていました。笑)

2023年も1日1日を大切にしながら、のんびりとコラムを書いていきたいと思います。

新年のスタジオを華やかにしてくれたお花とシーサー

さて、今年最初のコラムで何を書いたらいいのか悩んでいたのですが、改めて日々どんな仕事をしているのかを紹介することにしました。

“ぐしけんさん”での役割

去年から沖縄テレビで放送が始まった番組 『ぐしけんさん』。

言わずと知れた沖縄のスター・具志堅用高さん、初の冠番組です!!
沖縄は去年本土復帰50年を迎えましたが、具志堅さんは本土復帰後すぐに沖縄を離れたため、この50年の沖縄の変化を知らない…ということで、“ぐしけんさん”が素敵な“けんさん品”を巡り歩き、沖縄の魅力を再発見するという番組です。

沖縄テレビのYouTubeにも動画がアップされているので見ていただいたら分かると思うのですが、小林は画面に登場しません。

何をしているかというと、
番組に登場するキャラクター『会鳥くん』の声を担当しています!

番組担当者から「少年の声って出せる?」と聞かれ、「やりたいです!!!」と即答し、私が声をあてることになったのですが普段のナレーションと違い、キャラクターの声ということで試行錯誤しながら喋っています。
初回と最新回を聞き比べるとちょっと声が違いますね…

いつも“アナウンサーの小林美沙希”から“会鳥くん”へとスイッチを切り替えるようなイメージで喋り始めるのですが、時々“アナウンサーの喋り”が混ざってしまう時もあります。
そういう時は録った音声を聞かなくてもすぐに自分で分かるので、録り直していただきます。まだまだ修行が必要ですね…。

ナレーションの様子 実際に喋りながら撮影してもらいました

映像を見ながらナレーションをのせる方法もありますが、この番組では映像を見ずに、原稿だけを頼りに喋っています。
そのため、“このナレーションはどんな場面で使われるものなのか“を考え、想像を膨らませてナレーションを読む必要があります。
こうしたナレーションの録り方もやりがいがありますし、勉強になります。

こんな風にナレーションを録ったあと、私が実際の映像を見るのはテレビで放送されるときなので、いつも放送を楽しみに待っています!!
『ぐしけんさん』、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。

沖縄テレビのエントランスのぐしけんさんパネル

そういえば、沖縄テレビの受付の隣にこんなパネルもあります。
ここで写真を撮っている人をほとんど見たことがないので、撮ってみました。

旅先でもこういうパネルを見かけると、喜々として写真を撮るタイプです。
みなさんもぜひ~!

ディレクターとして

アナウンサーには原稿を読む以外にもさまざまな仕事があります。
沖縄テレビではアナウンサーも日頃のニュース取材にも行き、原稿も書いていますが、その一環で、ディレクターとしてニュースのコーナーの構成をすることもあります。

例えば、『OTV Live News イット!で』月に一度お届けしている『沖縄アーカイブ』のコーナー。
沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力さんにゲスト出演していただきながら、提供していただいた8ミリフィルムで撮影された懐かしの映像を紹介していくコーナーなのですが、この構成を私も担当しています。

今月の沖縄アーカイブでは1970年代~80年代のお正月の家族の風景を紹介したほかに、那覇文化芸術劇場なはーとで開催されている8ミリ映像の企画展『OKINAWA あの日の大博覧会』についても取り上げました。

那覇文化芸術劇場で開催中の企画展「OKINAWA  あの日の大博覧会」

1950年代~70年代の映像が「行楽地」や「家族の風景」などテーマごとに上映されているので、自分の興味がある映像をのんびり楽しめる展示になっていました!

さらに今回、新たな試みとして県出身の若手映像作家が8ミリのアーカイブ映像と新たに8ミリフィルムで撮影した映像を組み合わせた新作ショートムービーを制作していて、その映像も会場で上映されています。

会場では8ミリ映像をもとに作られた大きなパネルも目を引きますが、中でも大人気だったのがこちら。

これは…??

何か分かりますか?
かつて国際通りのランドマーク的な存在だった“那覇タワー”です。

1973年に建てられ、2008年に閉鎖。2014年に解体されてしまったので私は残念ながら実物を見たことがないのですが、那覇タワーに関する思い出話はよく耳にします。

このパネルは会場内を自由に動かして写真を撮っていいそうで、タワーと肩を組んで写真を撮ってももちろんOK!
わたしも写真を撮りました。
企画展は2月4日まで開催されているそうなので、ぜひ足を運んでみてくださいね~!

背景の大きなパネルは8ミリ映像を引き延ばしたもの

途中から私の仕事紹介ではなくなってしまいました。
沖縄アーカイブのコーナーではディレクターとして、提供していただいた映像をどうやって面白く紹介するかを考えながら台本を書き、カメラマンと一緒に編集作業をし、本番はその日の出演者に託します。

このコーナーを担当するようになってから、古い映像の魅力に改めて気付かされました。8ミリフィルムの映像はホームムービーが多いので、ほっこりする家族の風景もありますし、撮影者によっては記録に残すために撮影している場合もあって本当に様々な発見があります。

当時は何気なく撮ったかもしれない映像も、こうして大切に保管されて残されていくことで未来の誰かに繋がれていくというのはとても意味のあることだなあと感じています。

キャスターとして

平日夕方6時9分~放送している『OTV Live News イット!』では水曜~金曜の週3日、大城アナと共にキャスターを担当しています。

放送後には翌日の特集テーマに合わせて写真を撮ります

原稿読みはもちろん、記者やアナウンサーが担当したリポートのスタジオでのコメント、時間管理など…やるべきことが多くあり、日々緊張感と責任を持って臨んでいます。

今年はキャスターとしてもさらに成長する一年にできるよう、精進します!

飛躍の一年に!

普段はあまり外出するのが好きではない私ですが、今年は頑張って初詣に行きました!
おみくじを引いたら大吉で、良い一年の始まりになりました。

まぶしかったのか目が笑っていませんがマスクの下は笑顔です

卯年、みなさんにとっても飛躍の一年になりますように!
今年もよろしくお願いします。

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