「二代目担々亭」おかえりなさい！町中華の名店が復活！（中城村）

2022年11月、あの担々亭が閉店してしまいました。突然の出来事に、沖縄県内の中華好きに激震が走ったことは記憶に新しいと思います。

担々亭は1984年、宜野湾市大山で創業。中城村南上原に2号店を展開させて、客足を伸ばしました。創業当時から変わらないリーズナブルで本格的な担々麺やチャーハンが味わえると評判で、年代問わずファンの多い中華の名店として知られていたのです。

それなのに突然閉店したと広がったのは昨年末のことです。あれから3か月が経とうとするなか、2代目店主がSNS上で担々亭の復活宣言をし、急な閉店で悲しんだファンたちを騒がせました。

復活のニュースに期待に胸を膨らませて迎えたオープン当日、筆者はお店にうかがいました。店名が「二代目担々亭」となってから提供されているメニューをさっそくレポートします！

「二代目担々亭」オープン初日に朝からならんでみました

「二代目担々亭」は、2022年11月まで営業していた南上原店（黄色い建物）の左隣にあります。

打ちっぱなしのコンクリート造で、スタイリッシュなシガーバーのあった建物に移転しました。1階には広い駐車スペースがあり、ゲタ履きの2階部分に店舗があります。

3月7日朝11時、オープン30分前にはすでに10名ほどがならんでいました。近隣の学生と思われる若者たちが、担々亭の再開を待ち望んで階段下に待機しています。私の後にも続々と人が集まってきたので、急いでならび、番号札15番を無事にGETしました。2階の厨房からは、香ばしい油のにおいがただよってきます。

11時半、いよいよオープンの時間になり、店内へと案内されます。
太陽が照りつけるお昼どきはまぶしく、グレーの壁に囲まれてた階段に一歩足を踏み入れると一気に薄暗く感じます。
店内入り口の薄ぼんやりした明かりをめざして階段を上がると、なぜか秘密基地に案内されているようで、ワクワクしてきました。

階段を上り切ると、そこには「二代目担々亭」の文字とチャーハンの写真。

「※当面チャーハンのみのご提供になります」

開店前からならんだのは、この「二代目担々亭」のチャーハンを待ち望んでいたからです！

一枚板のシックでお洒落なカウンターバー

店内に入ると、すでに案内されたお客さんでいっぱいのカウンター席が目に入ります。以前の担々亭とは全く異なる雰囲気です。店内は狭いのですが、天井が高いせいか圧迫感は感じません。見渡すと、奥に別部屋への入り口があり、案内に従って進んだ先には、一枚板の広いバーカウンターがあり、私は席につきました。

シックで落ち着いた雰囲気の店内に緊張しながら、オーダーしたメニューを待ちます。

懐かしの味に再会！おいしいコーンスープ

はじめに提供されたのはコーンスープでした。

トロッとほんのり甘いコーンスープは、誰もがおいしいと思う味。ふわっと柔らかい卵とコーンのバランスが絶妙で、ひとくち飲んで、思わず笑みがこぼれます。その直後、ふと思いだされる懐かしい光景がありました。

実は、筆者は小学生の頃から、宜野湾市大山の担々亭に家族で通っていたのです。担々亭のメニューのなかでも特に好きだったのは、この小さな器によそわれたコーンスープ。家でもおいしいコーンスープが飲みたくて試行錯誤してみるも、どうしても満足できる味にならないのです。私のコーンスープの原点は担々亭だったのです。

おかわりしたくなるほどおいしいコーンスープ、感想はシンプルに「もっと飲みたい！」

シンプル・イズ・最強。担々亭のチャーハン、ふたたび！！

いよいよチャーハンが運ばれてきました。
横長の白い器にこんもりと盛り付けられた、至ってシンプルなチャーハン。

具材は自家製チャーシュー、卵、ネギにグリーンピース。

レンゲを手にとり、ひとすくい口に運びます。
フワフワしっとりのごはんと卵、そして香ばしいチャーシューの香りが鼻を抜けます。

ああ、おいしい！
ひとくち、またひとくち。おいしすぎて止まらない！

ちなみにチャーハン一皿は結構なボリューム。写真から伝わるでしょうか？チャーハンが運ばれたとき、正直、完食できるのか心配になったほどです。

食べながら、「二代目担々亭」店主の東江さんがTwitterで公開したチャーハン動画を思い出しました。大きな中華鍋を豪快に振るい、大きなお玉で8皿分のチャーハンをテンポよく盛り付ける動画です。大鍋を振り続ける職人技と筋力にも驚きますが、一皿のボリュームにも目が釘付けになりました。

本家大元　担々亭®︎の復活です。
担々亭チャーハンファンの皆様、お待たせしました。
3月、旧担々亭南上原店隣で営業再開致します。詳しい日程決まり次第報告致しますm(__)m #担々亭 #坦々亭 #チャーハン #炒飯 #沖縄 #復活 pic.twitter.com/jJDAkMAnac

— 担々亭®︎ 東江ヒロノリ (@homosapienshiro) February 12, 2023