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南国ChillOut編集部

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キャンプでの火の育てかた

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、大きく育った焚火の炎|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

キャンプの醍醐味といえば「焚火」というかたも多いのではないでしょうか🔥
人工的なライターや着火剤を使うのではなく、ファイヤースターターやフェザースティックなどを活用して小さな火花から大きな炎に育ててみませんか?
今回は知ってトクする焚火の豆知識をご紹介します。

目次

焚火を1から育てるのに必要な道具

【準備するもの】
・焚火台
・焚火シート
・薪(針葉樹と広葉樹) 
・小枝や松ぼっくり(着火剤のかわり)
・グローブ
・ファイヤースターター
・火吹き棒 
・チャ―クロス
・麻布 
・斧
・火ばさみ

ポイント

①「焚火ができるキャンプ場かチェック」
すべてのキャンプ場で焚火ができるとは限りません。直火窯があるキャンプ場の数は少なく、ほとんどが「焚火台と焚火シートを使用すれば可能」という施設です。
焚火をしたいのであれば焚火台と焚火シートはマストアイテムです。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、焚火台と焚火シート|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

②「持参した薪は針葉樹なのか広葉樹なのか確認」
針葉樹は燃えやすい材質なので、火をつけるときに最適。
一方、広葉樹は火はつきにくいですが、ついてしまうとじっくり燃えるので長持ちします。
2種類を使い分けることをオススメします。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、針葉樹と広葉樹|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

③「万が一に備えてライターも持参」
突然の雨で薪や枝が湿気ってしまい、ファイヤースターターでは火がつかない場合もあります。
そんな時のためにライターを1つ持っておくと安心です。
あまり頼りたくはないですが・・

薪割&バトニング

薪が大きかったり、太かったりすると火が付きにくいので斧やナイフを使って適度なサイズに割ります。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、薪割をしている大城良太の様子|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

薪割のポイント

①作業台を置こう
作業台の上で薪割やバトニングをすることで木が安定するし、芝も保護できます。

②斧を振り上げる必要はない
初心者が薪を大きく振り上げるのは危険です。斧を薪にあてて刃が刺されば、そのあとは薪を作業台にトントンと当てていけば自然と斧が入り込み薪が割れます。

③グローブは必ずつけましょう
斧が手から滑ったりすると危険なのでグローブをつけましょう。

火が付きやすいように「フェザースティック」を作る

薪がある程度細くなったら、今度はナイフを使ってフェザースティックを作りましょう。
フェザースティックとは細く切った薪の表面をナイフで薄く削り、羽根のような形にしたもので、これが着火剤の働きをします。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、薪の表面をナイフで薄く削って作ったフェザースティック|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

フェザースティックづくりのポイント

①針葉樹を使う
広葉樹は硬い木材のためフェザースティックを作るには向いていません。針葉樹は柔らかく、油分も多く含まれているのでなるべく針葉樹を使いましょう。

②刃を寝かして力を入れすぎない
薄く削るにはナイフを寝かす必要があります。また力を入れすぎると勢い余って危険なので、力を抜いて刃を下にスライドさせて削りましょう。

小枝や松ぼっくり、麻紐を準備

火花から火を大きくするためにはフェザースティックだけでは足りない場合があります。
小枝や松ぼっくり、麻紐など着火剤の代わりになるものがあると火が育ちやすくなります。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、集めた着火剤の代わり(小枝、松ぼっくり、麻紐)|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

薪をくべる

今回は薪が「井」の形になるようにくべました。キャンプファイヤーでよく使用される井桁型は初心者向きで、薪全体が燃えるので大きな炎が作れるのが特徴です。
この際も火がつきやすい針葉樹を使いましょう。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、井桁型にくべた薪|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

ファイヤースターターから火をつける

今回はファイヤースターターから火花を出して、火を育てていきます。
まずは火花をチャークロスに引火させます。
*チャークロスとは綿の布を炭化させたもので火が付きやすいのが特徴です。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、ファイヤースターターから火花を出している大城良太の様子|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

引火したチャークロスをくべた薪の中に入れ、すぐに着火剤となる小枝や松ぼっくり、麻、フェザースティックをいれます。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、薪の中に着火剤を入れる様子|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

自然の着火剤に引火させるために火吹き棒を使って空気を送ります。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、着火剤に引火させるよう火吹き棒を使って薪の中に空気を送る大城良太の様子|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

ファイヤースターターの火花→チャークロス→フェザースティック等→薪という順番に火を引火させていくイメージです。

焚火を安定させる

ある程度火が大きくなったら薪を針葉樹から広葉樹に変えていきましょう。
広葉樹を使うことでゆっくり燃え火が長持ちします。

大変だからこそ火が愛おしい🔥

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、焚火を見つめながらリラックスしている大城良太|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

火を1から育てるのは手間もかかるし大変ですが、しだいに大きくなるようすを見ると焚火がより愛おしく感じられます。
わが子のように丁寧に育てることで極上のリラックスタイムを味わえますよ。

国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、焚火を囲んでいる南国チルアウト制作スタッフと大城良太|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送
育った焚火を囲む南国チルアウトチーム
国頭森林公園キャンプ場(国頭村)の広場にて、焚火と大城良太|OTV南国ChillOut(チルアウト)2023年3月23日放送

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