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ユリコ(OFNE)

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何度でも訪れたくなるやちむんの魅力!「土~夢ごはんカフェ」(糸満市)

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」で食べたランチ

糸満市西崎運動公園の近く、閑静な住宅街に緑に囲まれてひっそりと佇む古民家。ここに「土~夢ごはんカフェ」があります。

オーナー喜瀬さんの「沖縄の焼き物の良さを伝えたい」という想いから、やちむんのショップがおいしい食事をいただくカフェへと発展しました。店内には、ギャラリーのほか、沖縄県産食材を使用したお料理や、好みのやちむんを選んで楽しめるドリンクバーがあります。

おいしいお食事と魅力的なやちむんに出逢える「土~夢ごはんカフェ」をご紹介します。

目次

インテリアや内装のこだわり

もともとは別の場所でお店を営んでいた喜瀬さん。4人目の出産を機に、自宅でやちむん販売のギャラリーを始めました。その後、子育てが終わったことをきっかけに、やちむんを使ってお料理を提供する土~夢ごはんカフェをオープンしました。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」の入り口

カフェスペースにあるテーブルは、全て沖縄県内の作家さんによる作品。奥にある細長い椅子は沖縄県知事賞を受賞しました。素材に琉球松やクスノキを使用した貴重な作品です。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」店内のカフェスペースにあるテーブル

内装にもこだわりが。もともと古民家だった自宅をカフェにするため自分たちでリノベーションし、ご家族で漆喰塗りをして作り上げたそうです。

壁には沖縄県内の作家さんが描いた絵や、喜瀬さんご自身のミンサー織りの帯など、沖縄らしさのあるものが展示されています。

また、雛人形や端午の節句など、季節によって飾りつけも変えており雰囲気の違いも楽しめます。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」家族で漆喰塗りして仕上げた店内

沖縄県産食材を使ったランチ

土~夢ごはんカフェのお料理は、沖縄県産の食材を使用しています。野菜はすべてファーマーズに出向き、新鮮なお野菜を厳選して購入しています。カフェの知名度が上がるきっかけになったのは、5種類のソースが選べるハンバーグプレートセット。このお店のハンバーグには、ちょっと変わった工夫が施されています。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」ランチメニュー

そのほか、カレーやお子様ランチ、スイーツなどがあります。ほかにも週替わりのメニューもあり、このランチを求めて毎週訪れるお客さんがいるほどの人気ぶり。ちなみに、現在、新たなオリジナルメニューを開発中だそうで、そちらのお披露目も待ち遠しいですね!

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」子ども向けランチメニューもある

大人気!「土~夢ハンバーグプレートセット」

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」で食べたランチ

筆者は5種類から選べるハンバーグプレートのソースから、和風しそおろしを注文しました。

やちむんに盛り付けられてくる料理は、それだけで特別感があります。家庭的でヘルシーなお食事は、ぽってりと厚みのある器に乗せられるとご馳走に大変身。食事も食器も楽しめることが嬉しくて、つい心が躍りました。

まるまるしているなぁ、と感じたハンバーグは、割ってみて納得。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」まるまるとしているハンバーグ

中にゴロリとした島豆腐が入っていました。
お肉の旨みと島豆腐の甘みに、しそおろしのソースが絡み合っておいしかったです。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」ハンバーグの中に島豆腐がごろり

副菜のゴーヤーサラダは、苦味はどこへ?と聞きたくなるほどさっぱりしていて、子どもでもパクパク食べられそうな味付け。スープの入った重量感のあるやちむんは口あたりがよく、スープがよりおいしく感じます。器ひとつで味わい方が変化すると知りました。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」スープの入った重量感のあるやちむん

手作りのジーマミー豆腐は、中に細かく刻んだジーマミー(落花生)が入っており、とろみと甘辛い味付けのなかに感じる、サクサクとした食感が面白かったです。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」ジーマミー豆腐

自分好みのやちむんを選べるドリンクバー 

「焼き物の良さを伝えたい」
「器一つで食事も生活も変わるということを伝えたい」

お話を伺う中で繰り返しそう語る喜瀬さんの、1番のおすすめメニューがドリンクバー。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」やちむんが選べるドリンクバー

好きなやちむんを自分で探し、選んだカップでドリンクバーをいただきます。こちらには、100名ほどの作家さんの作品が置かれているそうです。どれも個性豊かでなかなか選べません!カラフルなものが人気があるのだそうです。

訪れるたびに違う器を使ってみれば、器によってずいぶんと印象が変わるでしょうし、自分がどんなやちむんが好みなのか理解が深まるかもしれません。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」お好みのカップを選んで使う

筆者は悩んだ末に、鮮やかなブルーのカップをチョイス。こちらも人気があるデザインだそうです。北欧風のデザインが可愛らしくて選びました。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」

フルーツジュースの他にホットコーヒーやフルーツティー、沖縄らしいグァバ茶などもあり、さまざまな味が楽しめます。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」フルーツジュースやお茶などが並ぶ

キッズメニューのドリンクバーでも、やちむんを使用できます。落としても割れないことからプラスチックが使われがちな子ども用食器。子どもに使わせることを考えると少し心配になりますが、それも含めて本物に触れられる素敵な機会だなと感じました。

ギャラリーでは自分へのお土産購入も

食事を通じ、やちむんの魅力を再確認した筆者。ごはんの後、店内に併設されているギャラリーに足を踏み入れました。定番の柄はもちろん、ポップなものや華やかで食卓を彩りそうな絵柄などがそろいます。お気に入りが見つかれば、もちろん購入可能です。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」ギャラリーに並ぶやちむん

日常的によく使うマグカップやソーサーも豊富にそろいます。ドリンクバーで使った厚みや手触りを思い出してはどれが好みか想像したり、手にして直感的にコレだな!と思うものに出会ったら、自分へのお土産品にしてみるのもいい思い出になりそうですね。

子育てなどで日頃忙しくしている方にこそ、ゆったりとした時間をお気に入りのやちむんと共に過ごしてもらいたいなと思いました。

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」ギャラリーで売られるマグカップ型のやちむん

沖縄の魅力がギュッとつまった「土~夢ごはんカフェ」

陶器の材料でもある「土」から夢が生まれる。
店名に込められたその想いの通り、やちむんをはじめ沖縄の良いものが豊富に取り揃えられた「土~夢ごはんカフェ」。

雰囲気が良く、食事もおいしいと評判のお店ですので、予約がおすすめです。やちむんが好きな方も、あまり詳しくない方も、ぜひ一度訪れて「探す楽しみ」にワクワクしてはいかがでしょうか。 

Information

「土~夢ごはんカフェ(糸満市)」は緑に囲まれた古民家
土~夢 ごはんカフェ Do-mu Okinawa 西崎店
住所
〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町3-16
電話番号
098-995-1021
営業時間
11時~17時(L.O.16時)
定休日
水曜日
駐車場
あり(12台)
クレジットカード
電子マネー
URL・SNS
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