「むかいのカゲ」おきなわの恐怖体験④【琉球トラウマナイトリアルストーリー】　

実際の恐怖体験を元に制作された「琉球トラウマナイトリアルストーリー」（4月25日（火）よる8時、沖縄テレビで放放送）。
今回は番組で紹介したリアルストーリーを実際の投稿を元にOKITIVEでお届けします。

むかいのカゲ

ひとり暮らしを始めた友達の話です。
初めてするひとり暮らしでそんなにお金もないため、あまり大きくないワンルームに住むことになったのですが、夜になると、ベッドに寝ながら玄関の覗き穴から入ってくる光が見えるくらい狭い部屋だったそうです。

ある日なんだか寝付けず、なんとなく変な気配を感じ、ずっとその覗き穴からの光を見ていたのですが、部屋の前を誰か人が通ったのか、光が右から左にさえぎられるのが見えたそうです。その後しばらくすると、今度は光が左から右にさえぎられるのが見えたそうです。
別の部屋の住人が通ったのかなって最初は思っていたそうですが、ずっと見ていると光が何度も右から左、そして左から右とさえぎられているのを繰り返しているのに気づき、明らかに誰かが玄関の前を行ったり来たりしているのがわかったとのこと。

この友人の部屋は角部屋の隣にあり、友人の部屋の前を通る人といえば角部屋の人くらいしか通らないはずです。小さなアパートのため、普段は角部屋の人が玄関を開けたり閉めたりする音は聞こえるのですが、そのような音は聞こえません。

どんどん恐怖を感じ、布団に潜りながらその覗き穴の光を見ていたそうですが、途切れることなく誰かが玄関の前を行ったり来たりしています。

ずっと恐怖の中、その光の動きを見ていた友人ですが、だんだん目が暗闇に慣れてきて気づいたそうです。
玄関の前を誰かが行ったり来たりしているのではなく、自分の部屋の玄関の中に髪の長い女の人が横を向いて立っていて、前後に頭をユラユラ揺らしていたことに。