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【沖縄アーカイブ】2023年5月放送の映像
沖縄テレビ(8チャンネル)にて毎週水曜22:54のミニ番組「沖縄アーカイブ」では、60年以上の歴史を誇る沖縄テレビのライブラリーに眠っていた、貴重な映像を掘り起こしてご紹介しています。
歴史文化の大きな流れだけでなく、日々の暮らしの記録を大切に扱い、ご紹介する企画です。
目次
5月3日放送【衣替えとこいのぼり掲揚式】
【使用した映像素材】
1976年5月1日に「今日から5月」として放送された映像です。
オリジナルは1分34秒のカラー映像です。
デイゴ咲く5月、夏服に衣替えした那覇商業高校の生徒たちが全校集会に参加しました。
後半の映像は旧沖縄県庁で行われたこいのぼりの掲揚式です。
歌ってくれたこども達にはお菓子がプレゼントされました。
5月10日放送【沖縄こどもの国】
【使用した映像素材】
1978年5月5日に放送された映像です。
オリジナルは1分49秒のカラー映像です。
ゴールデンウィークで賑わう当時の「沖縄こどもの国・沖縄動物園水族館」が記録されています。
5月17日放送【沖縄を返せ】
【使用した映像素材】
1965年~1968年。復帰運動や反基地闘争の現場で「沖縄を返せ」を歌う人々。
OTVライブラリに保存されている映像の中から、「沖縄を返せ」を歌っている映像をピックアップしました。
【ディレクターコメント】
沖縄で今も反基地運動の現場などで唄われる歌「沖縄を返せ」。
1956年、土地闘争で揺れる沖縄へのエールとの想いで、全司法福岡高裁支部が「合唱曲」として創作した歌が原曲で、その後有名な作曲家・荒木栄が行進曲風に改作したのが、今も歌われている歌「沖縄を返せ」となった。
1960年代、沖縄の復帰運動や基地闘争の場で歌われ、一体感を生み出し伝説の歌となったが、当時から「沖縄“を”返せ」という「本土目線」からの歌詞に違和感を覚える人も多く、最近では「を」を「へ」に替えて、「沖縄を返せ 沖縄へ返せ!」と歌われることも多くなっている。
5月24日放送【名護でチリ津波の被害】
【使用した映像素材】
OTVライブラリでに「1960年1月1日」と記録されていた映像ですが、沖縄公文書館の資料や当時の新聞記事と照合した結果「1960年5月24日」未明に発生した、チリ地震による津波被害だとわかり、修正しました。
大田政作行政主席が、与那城北部や屋我地を視察したという記録が残っているため、そのタイミングで撮影された映像だと考えられます。
オリジナル素材は4分3秒のモノトーン映像で、破壊された堤防、屋我地大橋、ご遺体の安置所などが映っています。
【OTVからのお願い】
沖縄テレビのライブラリには、日付や場所が特定できない古い映像が数多く眠っています。
ご紹介した映像に関する情報をお持ちの方は(自分や家族が映っている、詳細を知っている、など)沖縄テレビまでご連絡ください。
また、ご家庭に眠っている古い映像(8ミリフィルム)がある方も情報をお寄せください。
皆様からのご連絡、お待ちしております。
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