台中市のあのカラフル村に突入！～長濱良起の台湾自転車無限ループの旅～Vol.03

大家好（ダージャーハオ）。フリーランスでライターやディレクターをしています長濱良起と申します。
近年ぶくぶく太ってしまったため強制的にダイエットをしようと、台湾自転車旅で10kg痩せるまで沖縄に帰らないという、実に自分に厳しいことをしています。

だけどやっぱり旅は良い。毎日出会いや発見があって、良い。点で動かず線で動いたからこそ、なかなか足を運ぶ機会のない地方都市や農村にも行けています。

沖縄の隣の台湾です。皆さんが行って役に立つような情報をここでは書き連ねていきたいと思います。

ちなみに7月12日現在（開始12日目）で、4.1kg減に成功していまして、日に日にふくらはぎがカッコよくなってきています。沖縄帰っても運動続けるぞ！

あの有名なカラフル村！

早速ベタなんですけど、この場所はご存知でしょうか？

彩虹眷村です。レインボービレッジとも。

取り壊しと再開発の話が進んでいた一帯の家々や道路に、ある1人のお爺さんがカラフルな絵を描き始めたことから、観光地として注目を集めたエリアです。2008年のことでした。

台中の中心地からは自転車で1時間ぐらいでしたので、10kmから15kmぐらいでしょうか。そこまで遠くはありません。

村って言っても意外と小さくて、街の一角って感じです。公園ぐらいの広さですかね。

360度カメラを3mの棒に付けて撮影して、いかにもドローンが飛んでいるみたいな映像を撮りたかったのですが、設定を間違えたり必要なファイルを間違って消してしまったりで、なんか中途半端な感じになってしまいました。

でも、せっかくなんで見てやってください。

台中市自体は走ってみた感じ、主に工業が発展していてそこまで観光都市という感じはしないのですが、このレインボービレッジには台湾はもちろん海外からも多くの人が訪れていました。

家族友人や職場の仲間同士で来ている人たちが
ストリートミュージシャンと一緒に歌って人目も気にせず全力で楽しんでいる姿を見て、
「日本人に今足りないもの、これこれ！」って感じです。

先日、玉城デニー知事が北京の県人会訪問時にカチャーシーを踊って批判されているという報に触れたのですが、僕個人としては正直何が悪いか分からないのです。
「緊張感が足りない」みたいに言いますけど、「楽しみ楽しませること」と「真面目にやること」はむしろ対義ではないでしょう。

もっと歌って踊っていきましょうよ。もしそうしたければ。

雲林県北港に広がる旧市街

たまたま寄った町がありまして。
雲林県の南端にある「北港（ベイガン）」という町です。

人口4万人ほどですが、台湾の町はのっぺり広がるのではなく、田畑の中に点在するようにある程度規模のある町が出現するという感じです。
また、車ではなくバイクの方が多いので、店先にすぐ停められるスタイル。駐車場が必須ではない分、店と店の距離も近くて、歩いて楽しい町が完成しています。

おそらく大多数の方は、「よし！今度台湾行くから北港行こう！」とはならないはずなんですよね。
しかしこの町が非常にオススメでして、大きな寺院を中心に旧市街が広がっているので、京都や金沢でも歩いているかのような素敵な感覚になります。

ここの名物はごま油。この一帯ではニンニクと鴨もよく生産されているので、全部買って持ち帰って
鴨をニンニクとごま油で炒めるみたいな「北港全部乗せ」でもやりたい気持ちでしたが、
自転車旅に何リットルもごま油を持ち歩くにはトリッキーすぎるので次回のお楽しみ。
バスターミナルもあるのでもし台湾中部にお越しの際は足を伸ばしてみてください。