コラム
緊急手術!?緊急入院!?ドタバタの秋【植草凜の なんでもかんでも日記】
目次
自宅でのんびりしていた、とある10月の休日。夜に美容室の予約を入れていたので早めに夕食を済ませて車で美容室に向かおうとしていたその時。「ウッッ」と急な腹痛に襲われソファでうずくまりました…。「髪切りたい…。この痛みで車の運転できるかな…。」とのんきな事を考えていたのですが、この時はまだ知るよしもありませんでした…。
切るのは髪ではなく、お腹だったなんて!!
人生初の救急車 そして緊急手術
いくらソファでうずくまっていても、お腹の痛みは弱まるどころか時間の経過とともに強くなり、最終的には意識が無くなるんじゃないかと思うほどの痛みになりました。結局、ソファから一歩も動けなかったので救急車を呼んでもらい、人生で初めて救急車に乗って病院へ。いろいろな検査を受けた後、痛み止めの点滴を打ちながらベッドで横たわっていると、検査技師の方が少し慌てた様子で戻ってきて看護師さんと話しはじめました。
「え。何事?」と不安になり看護師さんに「帰れそうですか?」と聞くと
看護師さん「とりあえず外科の先生を呼んできますね」
植草「あ、はい。(外科!?!?!?内科ではなく!?!?)」
しばらくすると…。
外科の先生「植草さん、検査の結果今すぐに手術が必要な所見が見つかったので今から緊急手術です。ご家族呼んでください」
植草「…え?(手術!?!?!?)」
という事で病院に搬送され約1時間でまさかの人生初手術が緊急決定。
急すぎて心の準備が整う事はありませんでしたが、すぐに手術の準備は整い、よく医療ドラマなどでみる手術台に上がりました。
麻酔の先生「今から麻酔流していきますね~」
植草「はいぃぃぃ…ぃ…」
人生初入院
再び腹部の激痛で目覚めると手術は終わっていました。
お腹には2本の管が挿入され、鼻から胃まで到達している管が1本、そして動くことができずトイレに行けないので排泄用のカテーテル、今回消化器官の病気で食事がとれなかったので点滴と、計5本の管が刺さっている状態での入院生活がスタート。手術と管の挿入部分の痛みでまったく動くことができないので、歩行器を使ってのリハビリも同時にスタート。一人では起き上がる事も、立つことも、歩くこともできない、きのうの自分とあまりにも違う姿に「いやいやさすがにこれは夢だ」と何度も思いましたが朝起きるたびに「ほんとに手術して入院しているんだ…」と思い知らされました。
3日ほどICUにいて、ICUから一般病棟に移動する際にすこし家族と顔を合わせる時間があったのですが(コロナの影響で面会は禁止でした)、車いすに乗り、変わり果てた姿に衝撃を受けたと退院後話していました。笑
そんなこんなで約2週間入院し、病院のたくさんの人にお世話になりました。夜中に手術をしてくれた先生、24時間入院患者のために駆け回ってくださる看護師の皆さん、優しい言葉をかけながらサポートしてくれるリハビリの先生…。本当に医療従事者の皆さんには感謝とリスペクトです…!
アルコールを断つと甘いものが…
入院していた2週間のうち、1週間は絶飲食。食べ物だけではなく水も飲めませんでした。その間、一番食べたいと思ったのが…二郎系ラーメン…!年に1回食べるか食べないかなのですがなぜか食べたくなって毎日YouTubeで二郎系ラーメンを眺めていました。
退院後も塩分は控えなければならないので二郎系ラーメンは食べられず、アルコール、コーヒ―も飲めないという自宅療養生活がスタート。アルコールを断つと甘いものをこれまで以上に欲するようになりました。甘いものを食べるとコーヒーも一緒に飲みたくなるのですが飲めず…。最初はアルコールもコーヒーも「飲みたいいいいい」となりましたが2週間もすれば慣れました。
高校サッカーで電撃復帰
約1か月もの間お休みを頂き、全国高校サッカー選手権沖縄県大会の中継に合わせて11月に無事復帰!とはいえ入院中に大会が開幕し、復帰したころには準々決勝とすでに終盤…。ほかのアナウンサー・スタッフのみなさんが一緒になって汗を流し取材してくれたおかげで無事決勝戦の実況を終えることができました。
名護の那覇西の決勝戦はTVerやスポーツブルで見逃し配信、ハイライトが視聴可能です!
上里一将さんとは今回が初めての実況解説のタッグでした!11月25日(土)に行われるFC琉球対FC岐阜のホーム最終戦もこの2人で実況解説を担当し沖縄テレビで生中継!
ぜひご覧ください!
大仕事を終えるも再び試練
高校サッカー中継を無事終えるも、まだ私は不安と緊張で一杯でした。
その原因は“胃カメラ!!”
人生初の胃カメラが怖すぎて想像しては不安に押しつぶされそうになっておりました…。
SNSで“胃カメラ”と検索しては体験談を読み不安を勝手に倍増させる日々…。
そしてついに当日、仕事ですら味わったことのない緊張と不安で吐きそうになりながらも内視鏡検査室までたどり着き、「このまま一生名前呼ばれませんように」と願うもすぐに名前が呼ばれ入室。鎮静剤を打ってもらって気が付けば意識はなく、寝てる間に胃カメラ終了。
あの不安な日々はなんだったのでしょう…。
術後の経過は良好ですが、良くないところもあったり…。まだまだ来年も病院に行かなくてはならないのですが、ここで手術になっていなければ体を大事にしようと思う事もなかったはずので、本当にいい機会だったと思います!健康第一!体を大事にしながらお仕事頑張ります!この長いコラムを読んでくださった皆様も、体に異変があればぜひ早めに病院に行って、緊急手術を回避してください!
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