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原料はカカオ×サトウキビだけ。沖縄発の “Bean to Bar” チョコレート専門店「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」(北谷町)
北谷町(ちゃたんちょう)の宮城海岸からほど近い、砂辺エリアに佇むおしゃれなカフェ。
沖縄初の“Bean to Bar”チョコレート専門店「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」です。
「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」は沖縄初の“Bean to Bar”スタイルのチョコレート専門店としてオープンし、2023年で10年目。県内外から注目を集めるチョコレートショップです。
2021年に美浜アメリカンビレッジの店舗から移転する形で、宮城海岸そばの路面店にリニューアルオープンしました。
ショップのコンセプトである“Bean to Bar”とは、カカオ豆(Bean)からチョコレート(Bar)になるまでの全工程を自社工房で一貫して行う製造方法のこと。
カフェに併設の工房で、沖縄ならではのオリジナルのチョコレートを日々手づくりしています。
カカオの芳醇な香りに包まれたカフェは、外国人のお客さんや観光客からも大人気。
アメリカ西海岸を彷彿とさせる店内は、常に明るい活気で満ちあふれています。
「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」のチョコレートは、原料が“カカオ豆”と“サトウキビ”のふたつだけ、ということが大きな特徴です。
ガーナ、インドネシア、コロンビアなど世界中から厳選したカカオ豆を自家焙煎し、沖縄県産のサトウキビと掛け合わせてオリジナルの商品を生み出しています。
「カカオ」といったらチョコレートの原料の「カカオ豆」のイメージが一般的ですが、実は元々はフルーツって知っていましたか?
フレッシュな果肉に包まれたカカオの種の部分を発酵させることでカカオ豆になり、さらに発酵させることで旨味が出て、産地によって味わいが異なるのが特徴なのです。
発酵したカカオ豆は、コーヒーやワインと同様に、産地により酸味や風味、香ばしさといった味わいが異なります。
一方で、南国・沖縄で育ったサトウキビから作られる黒糖も、伊平屋島や与那国島など島ごとにそれぞれの特徴があり、香りや食感に独自の個性が現れます。
「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」のチョコレートは“引き算”が美学。
カカオ豆×サトウキビのコラボレートを貫き、材料をあれこれ足すことなく、添加物は一切不使用。「素材そのものの良さをシンプルに引き出す」という製法を一貫しています。
店内には、チョコレート関連商品がズラリ。
万能に使えるカカオグラノーラやカカオニブをはじめ、生黒糖ボンボンにテリーヌといったギフトにもぴったりな洋菓子までオリジナル商品が豊富に揃います。
これからの時季はクリスマスやバレンタインにもおすすめです!
看板商品の「シングルオリジンチョコレート」は5種類のフレーバーをご用意。
単なる板チョコとは思うなかれ、原料は同じでも産地と配合のバランスによって味わいが異なります。
2020年に「沖縄県知事賞」を受賞した「インドネシア72%」は、伊平屋島の伝統的な純黒糖と合わせた石臼挽き仕立て。
ひと口かじるとローストナッツの香ばしさ×島バナナを思わせる芳醇な香りが鼻を抜け、奥深いオトナの味わいにうっとりする逸品です。
店内ではチョコレート商品の試食が可能!じっくりテイスティングして、お気に入りの一品を見つけてくださいね。
カフェではイートイン/テイクアウトのドリンクも豊富にご用意。
冬はホットで♪ チョコ好きにはたまらないチョコレートドリンクは、カカオの芳香な香りと苦味がほんのり効いていて、甘すぎないのでゴクゴクいけちゃう美味しさです。
県内で活躍する陶芸家・今村能章さんの独創的なカップでいただく一杯に、心満たされます。
見た目のかわいさとは裏腹に、チョコレートドリンクにアイスのシャリシャリ感、濃厚なチョコソース、さらにカカオニブの食感が効いていて、様々なテクスチャーのチョコレートが混じり合った味わい豊かな本格派の一杯です。
冷たくてゆっくり楽しめるので、ドライブのお供にテイクアウトするのもおすすめです。
他にも、チョコレートやカカオフルーツを贅沢に使用したオリジナルのアイスクリームや、ブラジル産の無添加カカオ果肉100%をそのまま楽しめる「カカオフルーツショット」 といったレアな商品も要チェックです。
Tシャツやトートバッグ、ステッカーなど、ブランドの世界観を体現したオリジナルグッズは思わずほしくなるものばかり。
海外20ヵ国をバックパッカーで渡り歩き、コーヒーの街・オーストラリアのメルボルンで修行を積んでバリスタの資格を取得。いつしか黒糖の可能性に魅了され、10年前に導かれるように沖縄にたどり着いたといいます。
ちなみにチャームポイントの口ひげは、来沖当時にキャンプをしていてたまたま出会った神人(カミンチュ)のおじぃからの「あなたはヒゲを伸ばしたらいい」という教えを守り、以降ずっと蓄えている…という秀逸エピソードを備えています。
この真摯的なお人柄が、TIMELESSのチョコレート作りの美学にも表れているように感じます。
「沖縄ならではのチョコレートを発信することで、黒糖の魅力を世界に伝えていきたい」と話す林さん。
沖縄県内でサトウキビの指定農園を立ち上げ、自らカカオ栽培にも挑戦し、県内企業との商品開発など精力的に黒糖の魅力を発信し続けています。
カフェの奥には広々したイートインスペースも完備。テイクアウトはもちろん、店内でもゆっくり至福のチョコレートタイムを堪能いただけます。
ここでしか味わえないオンリーワンのチョコレート、ぜひ味わってみてくださいね。
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