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東 真七水

東 真七水

海ゴミ達が教えてくれる、ちょこっとマニアックな雑学!

みなさん、こんにちは!
「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」でゴミ拾いダイビングのインストラクターをしている東真七水(アズママナミ)です。

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

海に興味のある方もない方も、今月もどうぞよろしくお願いいたします^^

私は「スキューバダイビング」と「ゴミ拾い」を掛け合わせ、海の底に沈んだゴミをスキューバダイビングをしながら楽しく回収するという「水中ゴミ拾い」を新しいマリンアクティビティとして広める活動をしています!

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

今月は、「海ゴミ達が教えてくれる、ちょこっとマニアックな雑学!」について書きたいと思います。
※先月のゴミ拾いに関する活動報告は、記事の後半にまとめております。

海の中でゴミ拾いをしていると、稀に半世紀近く前のゴミを発見することがあります。
そんなゴミを拾った時は詳しい年代や、どんな商品だったのかな?と調べてみるのですが、時々「へぇ!」と言いたくなる雑学をゲットすることも…♩

今日はそんなゴミ達から私が教わった、「へぇ!」な豆知識トップ3をご紹介します。
※情報は個人で調べた内容です。

「へぇ!」レベル★☆☆
『三ツ星がないオリオンビール』

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

海ごみダイビンポイント:レッドビーチ

こちらは1983年に発売されたもの。

オリオンビールといえば三ツ星のイメージですが、
25周年記念の時にデザインを一新したそうで、青い海で波しぶきをあげるウインドサーファーが描かれたデザインになっています。

今のものは背景が白っぽいイメージがあるので、真っ青なのは新鮮ですね。
その後デザインが変わりウインドサーファーのイラストは消えてしまったようなので、幻のビール缶です♩

「へぇ!」レベル★★☆
『ダルマ瓶』

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

海ごみダイビングポイント:レッドビーチ

飲料ボトルが瓶からペットボトルに移行する過渡期に短期間流通していたダルマ瓶。

正直ダルマ瓶というワードすら私は知らなかったです…
流通数が少ないだけあって、私が今まで拾ったものはこの1点のみ!

超、レアゴミです!

現在では廃盤になってしまったようで、もう2度とお目にかかれない代物。
字体やデザインも最新のものとは全く異なり、味がありますね。

珍しさからかダルマ瓶を雑貨として集めているマニアもいるらしく、(?!)
数千円で取引されていることもあるようです!

「へぇ!」レベル★★★
『日本初のアルミニウム缶』

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海ごみダイビングポイント:レッドビーチ

こちらは日本初のアルミニウム缶入りビール!
1971年にアサヒから発売され、主流になっていったそうです。

そもそも缶ビール自体は1958年に発売されたのですが、
当時はスチール缶で、缶切りで天面に切り込みを入れる缶詰スタイルでした。

その後スチールは固くて開けづらいとの理由から天面だけがアルミ仕様になり、
のちにオールアルミ缶へと変化、普及していきました。

今では当たり前のアルミ缶入りビールですが、
当時はスチールからアルミに移行したことがニュースになる程だったそう。

缶詰だった天面も1960年代にプルトップに変わりましたが、

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

プルトップ部分のポイ捨てが社会問題となり、
1990年代に今のステインオンタブ方式が導入されるようになったようです。

様々な変遷を辿って今の缶ビールがあることを全く知らなかったし、考えたことすらなかったです…

私のお父さんも知らなかったらしく、「へぇ!!!」と言ってくれました♩

このように自分が生まれる前の時代背景を水中ゴミをきっかけに知っていくって、ちょっと面白くないですか?
普通に生きていたら知らなかった知識をゴミ達から教われるところも、水中ゴミ拾いの魅力の一つです。

参考:日本ビール缶大全/長谷川正人

ちなみに!

イベントでそんな面白いゴミ達を展示することも時折あるので、ご興味ある方は是非遊びにきてください。
次回の開催時期は未定ですが、インスタグラムで随時情報を発信しているので、チェックしてくださいね^^

10月の海ごみ広いの成果

総量:34.12kg
→ 1〜10月合計→221.87kg!

今月の回収も絶好調!
今月はゴミ拾い上手なリピーター様が多く、たくさん回収することができました^^

リピーター様とのゴミ拾いの様子

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水
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↑大物の巨大カーペットを発見。
この日だけでなんと9kgも回収しました!

また、10月のレアゴミMVPは…!
古(いにしえ)のバヤリースジュース瓶!

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海ごみポイント:レッドビーチ/金武町

調べてみたところ、こちらはおよそ40年前のもの。
海に流入したものは塗装が剥がれている場合が多く、このように綺麗に残っているのはなかなかレアです。

理由は不明ですが、レッドビーチは昔のものが特に発見されやすいポイントで、
まるでタイムトラベルをしたような気持ちになります♩

ちなみに開業当初は昔の瓶や空き缶を大量に見つけることができたのですが、最近はなかなか見つけられません!笑

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

↑昨年の海ごみたち

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↑先日の海ごみたち

すっかり数が少なくなっていること、一目瞭然!

これもDr.blueの活動成果、参加してくださったゲスト様のおかげだと思っています。

いつも応援ありがとうございます。

レッドビーチはよく行くポイントなので、今後もさらにレアゴミの数が減ってくることが予想されます。
レアゴミを見つけたい!という方はお早めのご参加がおすすめです^^

自分で発見したレアゴミはもちろんお持ち帰り可能ですので、記念に是非♩

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Dr.blueではシーズンを問わず1年中ゴミ拾いを開催しております。
徐々に沖縄も寒くなってきましたが、冬の方が透明度が良いのでゴミ拾いは捗るかもです♩

皆様のご参加心よりお待ちしております。
※水中ゴミ拾いダイビングのご参加にはスキューバダイビングのライセンスが必要です。
 
今月も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の連載は2024年1月上旬の予定です。
よろしくお願いします。

「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」東真七水

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