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OTV報道部

“100年に一度”軽石の漂着 影響は深刻化するも「子どもたちが学ぶチャンスに」NPO法人の取組み

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軽石の漂着を学びのチャンスに

沖縄県内各地の海岸や港に漂着している軽石。漁業関係者やホテルなどへの影響が深刻化する一方で、軽石の漂着を学びのチャンスとして活かそうとする新たな動きも出てきている。
子どもたちが軽石について学ぶ学習会を取材した。

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2021年8月、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し、このとき噴き出したのが「軽石」だ。

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軽石は海流にのって県内各地の海岸や港に漂着。漁業関係者は船の故障につながるため、漁に出られず。ビーチでは青い海と白い砂浜が一変し、各地で被害が深刻化している。

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(Q.軽石のいちばんの特徴はなんですか?)
子どもたち:

軽い、壊れやすい、水に浮かぶ!

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子どもたちへの自然学習を提供する中城村のNPO法人。講師を務める丸谷由さんは、今回の大量漂着を受けて、子どもたちが軽石や火山について学ぶ機会にしようと、学習会を企画した。

子どもたちに正しい知識と学ぶ楽しさを

ネコのわくわく自然教室 丸谷由さん:
被害報道ばかりになると、子どもたちがあまり良いイメージを持てない状態。もちろん被害もあるので難しいところですけど、もうちょっとアカデミックな視点というか

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子どもたちに正しい知識と学ぶ楽しさを伝えようと、軽石や火山に詳しい大学教授やJAMSTEC=海洋研究開発機構の研究員など、専門家の力を借りて教材を作った。

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ネコのわくわく自然教室 丸谷由さん:
軽石の材料はマグマです。これね、めっちゃ熱くてぎゅって詰まっている。ちょっとでも穴が開くとプシュッと噴き出します。軽石はどこでできるのかというと、噴き出す瞬間にできます

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軽石がどのようにしてできて沖縄に漂着したのか。その形や色、含まれる物質によって種類が異なる。実際に海に行ってみると、スポンジ状のものや黒と灰色が混ざったものと様々な軽石が見つかり、中には宝石にもなるカンラン石などの鉱物を含むものもあった。

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(Q.この軽石の種類は何?)
男の子:

スポンジか?穴がいっぱいあいているし

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男の子:
あまり知らなかったけど、きょう教えてもらって色々わかった。漁師さんとかは軽石が来て困っているけど、こんなのはめったに無いかもしれないから

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ネコのわくわく自然教室 丸谷由さん:
知ると楽しいということがあるので、知るためには自分で見ることと、誰かに教えてもらいつつ、ちゃんとしたことを学んでいく。その2つが組み合わさると世界が広がっていく。
同じことが沖縄に訪れるのは、もしかしたら子どもたちの人生で次は来ないかもしれない

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100年に一度とも言われる軽石の漂着。
自然の営みに興味をもつきっかけになればと、学びの場に活かす取り組みだ。

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