老舗「山城とうふ店」のゆし豆腐とこってり系ラフテーが自慢の「シマノカクレガ」（今帰仁村）

古宇利島の駅「ソラハシ」フードコート内にあるテイクアウト専門店で、創業60年の老舗豆腐店「山城とうふ店」のお孫さんが店主を務める、ゆし豆腐カフェです。
ゆし豆腐やゆし豆腐そば・豆乳ホットドッグ・豆乳スイーツ・ラフテー丼などが食べられます。敷地内には有名観光スポット「古宇利ビーチ」があるので、食後に豆乳ソフトクリームやこだわりのコーヒーをテイクアウトして、美しい海でのんびりできるのもGOOD！古宇利ビーチでたっぷり遊ぶ際のランチや、観光後のひと休憩におすすめです。

屋根があるのであんしん！古宇利島の駅「ソラハシ」のフードコート

「シマノカクレガ」があるのは、古宇利島の駅「ソラハシ」フードコート内です。
中央にはたくさんのテーブルと椅子がならび、注文したあとはその場で飲食ができます。「ソラハシ」は、2022年にリニューアルオープンしたばかりで、フードコートもその際に新設されました。屋外のフードコートですが、屋根があるので、日差しや雨を気にせず滞在できるのがうれしい点です。

天気がいい日はそのまま古宇利ビーチへ歩いていき、海を眺めながら食べたり飲んだりするのもよいでしょう。「古宇利ビーチ」は、古宇利島を代表するビーチです。白い砂・美しい海・古宇利大橋を一緒に眺められるのは、古宇利ビーチだけ！ぜひ覗いてみてくださいね。

地元のものがたっぷりつまったメニュー

メニューは、「山城とうふ店」のゆし豆腐を使った「ゆしどうふ」や「ゆしどうふそば」のほか、古宇利島の黒糖と今帰仁村の泡盛を使用した「ラフテー丼」、今帰仁村「乙羽ファーム」の手作りフランクフルトソーセージを自家製豆乳パンでサンドした「ホットドック」、自家焙煎したコーヒーやジュース・豆乳ソフトクリームなどがあります。特に昔ながらの地釜焚き製法で、職人が1つ１つ手作りする「ゆしどうふ」は必食です！

コッテリ系ラフテーとやさしい味わいのゆし豆腐はセットがおすすめ！

ゆし豆腐とは、大きな釜に豆乳とにがりを入れ、ふわふわの状態にしたものです。沖縄では島豆腐はチャンプルーに使い、ゆし豆腐はスープとしていただきます。「シマノカクレガ」では、老舗「山城とうふ店」のゆし豆腐を使用。カツオ・コンブ・シイタケでシンプルに味つけされたスープのやさしい味わいに、体の芯から温まります。
今帰仁村・棚原豆腐のゆし豆腐との食べ比べもおすすめです。お店によって味わいが全く違うので、ダブルで楽しめますよ。

「ゆしどうふそば」は、ゆし豆腐がたっぷりのった沖縄そばです。国産のカツオ・コンブ・シイタケ・豚で作られた合わせダシは、店主と奥さんが大好きなそば屋の味を研究し、作りあげたそう。しっかりと味のする深いコクが特徴的です。

麺は、小麦の香り高さが特徴的な、名護市の三角屋製麺所の名護そばを使用。スープが濃いめの味つけなので、ゆし豆腐や付け合わせのアーサと一緒に口に運ぶのが、おすすめの食べ方です。

お肉は、古宇利島産の黒糖と今帰仁酒造の泡盛で味つけされた、しっかり食感のラフテーです。3〜4時間かけて煮込み、濃いめに味つけされた自家製ラフテーは、大きめサイズで食べ応え抜群です。ゆし豆腐と一緒に口に運ぶと、ラフテーの濃さをゆし豆腐が緩和し、大豆の旨味が口のなかに広がります。

「ラフテー丼」は「ゆしどうふセット」がおすすめ！「ゆしどうふそば」のラフテーと同じ味つけのラフテーがたっぷり2枚、海ぶどうやゴーヤーと大根の漬け物、そしてトマトと葉野菜がごはんの上にタップリのっています。味つけがしっかりしているので、ごはんが進む！暑さで汗をかき過ぎた体に染み渡ります。

「シマノカクレガ」は、食後のスイーツも必食！

スイーツには、「山城とうふ店」の豆乳を使用した豆乳ビスケットが4種と、同じく豆乳を使用したふんわり白パンがあります。特に「豆乳ビスケット黒糖チョコレート」は、自宅で温めなおすとスコーンのサクサク感が増し、溶けたチョコレートとの相性が抜群！

「豆乳ビスケットキャラメル」は、アクセントとなるキャラメルが生地のなかに織り交ぜられているので、サクサク感とキャラメルの甘さが交互に感じられ、口のなかもなんだか楽しい！新鮮な豆乳を使用しているので臭みがなく、普段豆乳を飲まない人にもおすすめです。（豆乳が苦手な筆者の娘も、「あれ？おいしい」とおかわりしていました。）

国産大豆の豆乳を使用した「豆乳ソフトクリーム」は、なめらかな口どけとやさしい味わいが特徴的。牛乳や生クリームのソフトクリームと比べてさっぱりしているので、特に暑い日にぴったりです。「シマノカクレガ」は、食後のスイーツ探しが楽しいお店。食後や観光後のいっぷくに、とってもおすすめです。

こだわりの逸品を研究し続ける仲良し夫婦

「シマノカクレガ」を切り盛りしているのは、今帰仁村出身の上間夫婦です。「山城とうふ店」のゆし豆腐を使用した「ゆしどうふそば」や「ゆしどうふ」、新鮮な豆乳を使用したビスケットやパンをはじめ、今帰仁村「乙羽ファーム」のソーセージを使用したホットドックなど、メニューのどれもに地元愛が溢れています。
古宇利大橋を渡ってすぐ左手にあるフードコート。敷地内には美しい古宇利ビーチもあり！海水浴シーズンはもちろん、冬場にゆっくりと古宇利島を観光する際に、アクセスしやすいスポットです。ぜひ沖縄の郷土食を味わいに、お立ち寄りください。
（写真：Tomoko PHOTO）

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