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100%無農薬野菜の菜食インド料理で心も身体も元気に!「アイタル食堂」(那覇市)
「日々の仕事と子育てで少し疲れた身体にやさしい、健康的なごはんが食べたい!」
今日は、100%無農薬の野菜を使い、遺伝子組み換え植物不使用、旨み調味料不使用、砂糖不使用、小麦粉不使用、動物性食材不使用で作られた、菜食インド料理を提供している「アイタル食堂」に行ってきました!
健康的でおいしい食事を食べながら、愛に溢れた店主の奥薗良輔さん・さよ子さんご夫婦とお話をする時間に、心も体も癒されました。
なお、「アイタル食堂」は駐車場がありません。栄町市場の周辺にあるコインパーキングをご利用ください。
目次
栄町市場にある「アイタル食堂」の店内
モノレール安里駅の近くにあり、夜はディープな飲み屋街として有名な栄町市場。
昼間は青果店や精肉店、コーヒー屋やパン屋などがならぶまちぐぁー(沖縄の方言で市場のこと)として栄えています。
栄町市場は小さな古い商店がならんでいて、市場全体がまるで迷路のように入り組んでいる印象。お店を見つけるのに少し時間がかかってしまいましたが、偶然出会ったお店で野菜やパンを買う楽しみを見つけました。
しばらく散策していると「アイタル食堂」の小さくてかわいい看板を見つけました。
カウンタースタイルの、小さなお店です。
席は3席、今回先客がいたのでゆっくり待っていようと思っていたら、「こちらへどうぞ〜」と隣の精肉店からベンチを持ってきてくれました。
「隣近所の精肉店や乾物屋がベンチを借してくれたり、昼間は営業していない隣の居酒屋さんが立ち飲みスペースを借してくれたりして、最大9人同時に食事したことがありますよ!」と良輔さん。
隣近所との市場らしいコミュニケーションにほっこりします。
「アイタル食堂」のこれまで
2016年、良輔さんとさよ子さんは大阪での仕事をやめ、2人でカポエイラアンゴーラというブラジルの伝統武術をを学ぶために、ブラジルに半年間留学をし、日本に帰ってくるタイミングで沖縄に移住してきました。
しかし、移住後働いていた観光農園がなんと3ヶ月で閉園に。仕事がなくなってしまいましたが、「どうせなら挑戦してみよう!」とポジティブな2人は、落ち込むまもなく1ヶ月後、イベントへの出店で「アイタル食堂」をスタートしたそう!行動力にびっくりです。
“アイタル“とはジャマイカで使われているパトワ語で、英語の「バイタル、活力、エネルギーの元、無添加、ピュアな、真実の」などの意味があります。
お2人は“アイタル“という言葉に「これがなければ成り立たない、1番元のもの。本物。愛。」などの想いを込めて屋号にしました。
今週のメニュー、インド料理「ドーサ」
メニューは週替わりで、今週は「ドーサ 1200円(税込)」でした。
「ドーサ」とは、インドの伝統料理で、米と豆をペーストにして発酵させた生地で作るクレープのような料理です。インドのお米と、国産原種無農薬米の「亀の尾」、オーバボーズという豆を使い、自然発酵させて作っているそうです。
日本人のDNAは原種のお米のDNAと似ているという説があるそうで、日本人は原種のお米を食べると身体に対してバランスがいいのだと教えてもらいました。
ドーサに入っている「マサラポテト」は、芋の自然な甘味を感じます。
ドーサの生地を手でちぎって、添えられているチャトニ(ソース)や「蕪と白茄子の愛タルカレー」に付けながらいただきます。
緑の「グリーンチャトニ」は、パクチーやミント、玉ねぎでできているそうです。香辛料は入っていないそうですが、玉ねぎの辛味がしっかり効いています。
赤の「トマトチャトニ」は、トマトの自然な甘味を感じるやさしい味わいです。
白の「ココナッツチャトニ」は、白和えに似たようなさっぱりとした味わい。
3種それぞれの違いを楽しみながらいただきます。
プレートには、米と豆を発酵させた生地を油で揚げた「ワダ」も付いてきます。ドーナツのような形をしていますが、甘味はなく、もちもちとしたお食事系のパンのような感じです。
なかに入った玉ねぎの旨みがあるので、単体で食べてもとてもおいしいですが、チャトニやカレーにもよく合います。
子どもにぜひ飲ませたい!オーガニックで自家発酵のファンタオレンジ!!
こちらは「オーガニックストレートオレンジジュースの自家発酵ファンタオレンジジュース 600円(税込)」。
オレンジのしっかりした酸味と風味が残ったまま、自家発酵で生じた炭酸がしっかりシュワシュワしていていびっくり!
まさに身体にもいい、健康的なファンタ。子どもにもぜひ飲んでほしいと思えるドリンクでした。
環境にもやさしく!テイクアウトは容器持参推奨です!
「アイタル食堂」のメニューはテイクアウトも可能です。環境にもやさしい営業を大切にしている「アイタル食堂」では、テイクアウトの際は容器の持参を推奨しています。
ご自宅からタッパーを2つご持参ください。
2023年5月に店舗を構えてからも、県内のさまざまなイベントへの出店も続けていますが、出店の際も洗って繰り返し使えるお皿やコップを使って営業をしています。
外のイベントで使い捨て容器を使わないのは、手間がかかりますし、苦労も多いでしょう。それでも、身体にも環境にも不自然なことはしない、体や環境をよくするためにできることはする、2人の行動を尊敬します。
私も、容器の持参など日常でできることはしていきたいと思いました。
やさしく愛のある健康的な食事を!「アイタル食堂」
小さな店内、カウンターに座って食事をするので店主の2人との会話を楽しめるのも「アイタル食堂」のいいところ。
食後もゆっくりお話ししながら過ごしていると、さよ子さんが「どーぞ!」と白湯を出してくれました。
この日は珍しく15度を下回ってとても寒かった沖縄。さよ子さんのやさしさに心が温まります。
お2人と話していると「愛」という言葉がよく出てきます。実は“アイタル”には“愛が足りる”という意味も込められているそう。
「お店に来た人がほっと、あんしんした時間を過ごして、ごはんを食べた人が元気になってほしいです。」とさよ子さん。
言葉のとおり、たくさんの愛が詰まった健康的な一皿と、奥薗さんご夫婦が作り出す温かい空気に包まれ、パワーみなぎる時間となりました。
Information
- アイタル食堂
- 住所
- 〒902−0067
沖縄県那覇市安里388−1 栄町市場内 - 電話番号
- なし
- 営業時間とラストオーダー時間
- 11時〜16時(L.O.15時30分)
- 定休日
- 不定休
- 駐車場
- なし
- クレジットカードの利用
- 不可
- 電子マネーの利用
- 不可
- HP・SNSのリンク
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