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水中ゴミ拾いはゴミを供養するアクティビティ!ゴミの気持ちを考えてみる
こんにちは! 「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」でゴミ拾いダイビングのインストラクターをしている東真七水(アズママナミ)です。
私は「スキューバダイビング」と「ゴミ拾い」を掛け合わせ、海の底に沈んだゴミをスキューバダイビングをしながら楽しく回収するという「水中ゴミ拾い」を新しいマリンアクティビティとして広める活動をしています!
今月は、「水中ゴミ拾いはゴミを供養するアクティビティ!ゴミの気持ちを考えてみる」について書きたいと思います。
突然ですが、みなさんは「ゴミの気持ち」になってみたことはありますか?
私がゴミ拾いをするようになって約5年…
ある日海の中で波に揺られ、ゴロゴロと水底で転がっているゴミを見ていると、まるで行き場を失った生き物のように見える瞬間がありました。
不思議な感覚に聞こえるかも知れませんが、ゴミの立場になって、ゴミが一体どんな状況に置かれているのか、少し考えてみたいと思います!
例えば、海によく落ちているペットボトル。
これは「使い捨てプラスチック」として一般的には使用後すぐに処分されるものですが、そんなペットボトルも本来は必要とされ、人間の役に立つために1つ1つ生まれてきました!
でもこのペットボトルは感謝されることもなく、用無しになった途端無造作に捨てられ、海へと流入します。
生分解できないプラスチックは、ボロボロになりながらも永遠に広大な海で漂うことになるため、昨今は厄介な海洋ゴミ問題の「悪者」として頻繁に取り上げられています。
そんな冷たい視線を向けられるペットボトルの気持ちを考えると、なんだか切なくなりませんか?
視点を変えれば、水中ゴミ拾いはそんな彷徨うゴミ達を海底で見つけ、救い出し、「今までお疲れ様でした」と送り出すアクティビティ!
まるで、「ゴミの供養」をしているような気持ちになるのです。
…私だけかも知れませんが!(笑)
当然のことですが、全てのモノは地球の限りある資源から作られ、本来は人間の生活を豊かにするために生まれてきました。
モノに溢れ、モノがあるのが当たり前の時代ですが、どんなモノに対しても「ありがとう」という気持ちを持つことができたなら、目の前のモノを大切にし、もちろんポイ捨てもしないと思うのです。
その気持ちを持つことが「ゴミ拾い」の第一歩と言えるかも知れません。
ちなみに余談ですが、「ゴミ拾いは運拾い」とよく言われ、私も以前に記事を書いたことがあります。
記事はこちらからチェック!
https://www.otv.co.jp/okitive/article/47884/
ゴミを捨てる時に「ありがとう」と言うと運気を上げてくれる、というお話もあるそうです!
なんだか面白いですね!
私も、実践してみたいと思いました^^
★2月の「水中ゴミ拾い」の成果
2月の水中ゴミ拾いの結果は、18.16kgでした!
1月〜2月の合計: 30.26kg
また、2月のレアゴミMVPは…
「自転車のハンドル」です!
大物をゲットしてとても嬉しそうなゲスト様。
ちなみに胴体の部分もありましたが、さすがにこれは大物すぎて持ち帰れない!笑
ダイビングで4kg以上の重たいものを持ち運ぶのには危険が伴います。
水中ゴミ拾いは安全第一が鉄則なので、このような時は記録用に写真だけ撮って、置いて帰るようにしましょう!
※但し、重たいものを引き上げるための専用ツールや、専門的なスキル講習もあるので、全く不可能というわけではありません。
それにしてもなぜ海に自転車があるのでしょうか?? それは…謎です!笑
Dr.blueではシーズンを問わずゴミ拾いを開催しております。
皆様のご参加、心よりお待ちしております♩
※水中ゴミ拾いダイビングのご参加にはスキューバダイビングのライセンスが必要です。
今月も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の連載は4月中旬の予定です!また来月もよろしくお願いします^^
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