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KUKURU編集部

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琉球風水志シウマが教える! あの世のお正月「ジュールクニチー(十六日祭)」と、ひな祭り(桃の節句)

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~ 今回は人気占い番組にも出演する、琉球風水志 シウマさんが登場!~

あの世のお正月「ジュールクニチー(十六日祭)」について

―― 今回は沖縄の行事についてお聞きします。2月25日が旧暦の1月16日にあたり、「ジュールクニチー(十六日祭)」ですが…

シウマ
ジュールクニチーですね。これは沖縄独特の考えかたで、ご先祖様のいわゆる自分のルーツの人たちの正月という考えをしています。なので正月は沖縄の考えかたでいうと3回あって、みなさんが知っている1月1日、そして旧暦による旧正月、その次があの世のお正月という。ルーツというか、ご先祖のお正月ということで、シーミー(清明祭)と似ているところがあります。

―― 先祖に向かってする行事ということですね

シウマ
ただ、シーミーとジュールクニチーは若干違うんですよね。ジュールクニチーは、本当の意味で自分のルーツやご先祖に対して感謝の気持ちを伝えるという日になります。
一方シーミーは「みんな家族元気ですよ。一緒に楽しみましょうね」っていう位置づけです。
沖縄は、先祖に対して、ちゃんと継承されているから今の自分たちが存在できており、更に次につなげていきますという祖先を大切にする発想がありますので。ジュールクニチーのときは、僕みたいに県外に出てて帰れない人も、お仏壇やお墓の方位に向かって手を合わせるのがいいと思います。

―― 感謝して手を合わせるということですね

シウマ
ジュールクニチーは地域ごとにも形式は違うと思います。
重箱も味付けがないものありますよね。シーミーの時も味付けのあるものと、味付けのないものの両方用意したるする地域もあります。
味がついてるものは、今を生きてる自分たちがいただいて、味のないものは先祖様へのお供えをするという形もあります。ですので地域によって若干変わるかもしれないですけど、ジュールクニチーはどちらかというと自分たちがメインではなくて先祖がメインになります。

あまり難しいことを考えてやるというよりは、現代風にお墓や仏壇に向いて手を合わせる。行けるのであれば、そこで手を合わせるということをすればいいと思います。

桃の節句 ひな祭りについて

―― もうすぐ3月3日のひな祭り(桃の節句)もありますが、その際にしたほうがよいことはありますか?

シウマ
ひな祭りって、あまり沖縄でやってるイメージが僕の中でないんですよね(笑)
僕の周りの親戚一同は男が多くて、それを感じたことがないのかちょっとわからないですけど、ひな人形自体は何歳でも飾っててもいいものです。
ひな人形を飾って、基本は1ヶ月ぐらいで出して片付けるという。確か元々ひな人形って女性が良縁を得られますようにとか、女性の健康祈願とされています。だから今は、大人になっても一生飾ってもいいと言われてるんですよ。

ただ、妹にお下がり的なことはNGです。結婚とか出産とか、なにか祝い事をきっかけに飾らなくなったとしても、お下がりはしない方がいいそうです。もともと厄払いから始まったという説もあって、ひな人形が厄を引き受けてくれるとも言われています。誰かにあげるとその厄をほかに人に引き継ぐことになるので、役目を終えたひな人形は、お寺や神社などで引き取ってくれる場所がありますので、今までお世話になりましたっていうことで、そちらにお願いするのが理想です。

シウマ
今ちょっと難しいこと言いましたけど、ひな祭り、甘酒飲めばいいんと思います(笑)
甘酒飲んで健康にもなるし、腸内環境も整うし、美肌にもいいし、飲む点滴とも言われててるので。ぜひ甘酒も楽しんでほしいと思います。

―― 健康祈願みたいな、そういうお祈りするみたいなことは必要ないですか?

シウマ
もうそれを飾ってる時点で厄払いになるので必要ないです。ですので甘酒一杯飲んだ時点で健康祈願になります。

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