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まえうみ さきこ

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子どもの勉強がはかどる、お部屋の整えかた【住まいコンサルタントまえうみさきこの お部屋の上手な使いかた】

OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
住まいコンサルタントのまえうみさきこです。
毎回「お部屋の上手な使いかた」をお伝えしてます♪

勉強がはかどる3つのポイント

2月、早くも来年度の準備を始めているかたもいるんじゃないでしょうか。
特に新入生のお子さんを持つ親御さんたちは、新しい生活の準備で忙しくなっていると思います。わたしの子どもも、今度の4月から中学生に上がり、現在急ピッチで子ども部屋を整えてるところです。
新入生だけでなく、2・3月は、新しい学年に上がる子どもの勉強環境を見直すよい機会。

今回は、「子どもの勉強がはかどる、お部屋の整えかた」をお伝えします^^

勉強がはかどるポイントは、この3つを整えることが大事。

1.「精神的に安心できる環境」
2.「集中できる環境」
3.「散らからない環境」

 
また、小学校低学年と高学年は、体格だけでなく、心の成長の変化も大きく、勉強環境の整え方は変わっていきます。
小学校低学年、小学校高学年以上の2タイプに分けてお伝えします。

小学校低学年向けの勉強環境

1.子どもが安心できる環境

小学校低学年の子どもにとって、安心できる場所、それはやはり家族が見える場所です。
小学校に上がったと言っても、まだまだ心は親のそばにいたい、自立に未熟な時期。
また、子どもの学習状況や悩みを理解するために、親子でのコミュニケーションは欠かせません。毎日の学習の感想や質問に耳を傾け、一緒に解決策を見つけることで、子どもは学習に対するモチベーションも保ちやすくなります。
そんな環境をつくるためには、「リビング学習」がおススメ。

2.集中できる環境

まずは、学習のリズムを作ることが大切です。
毎日同じ時間に勉強する習慣をつけることで、自然と学習への意欲を高めることができます。
学校から帰ってきたら、まずは軽い休憩をとりつつ、その後、定期的に勉強する時間を設定しましょう。

とは言っても、リビングにはたくさんの集中を邪魔するもの、誘惑するものがたくさんあります。
勉強している間は、集中できるようにテレビを消したり、子どもの視界から集中力を邪魔するものをなくしましょう。

よくダイニングテーブルで勉強するお子さんも多いです。
さらに集中したいときのために、リビングダイニング空間の中にもうひとつ専用の学習スペースを作ることをおススメします。
私の自宅ではダイニング空間の中に、壁側に向かって専用机を置きました。
壁に向かうことで、目の前の視界の情報を減らすことができます。すると集中力がアップします。

自宅で実践していた子どもの勉強環境づくり
特に兄弟から離れて集中したいときや、オンライン学習のときは、机をパーティションで囲いました。

3.散らからない環境

メリットが多いリビング学習ですが、お母さんにとってリビング学習でのお悩みの1位が「勉強道具が散らかる」こと。
食事をしようにもテーブルに勉強道具が散乱していたり、せっかくにくつろぎのスペースが散らかって、イライラしているお母さんは多いですよね。

その対策法としておススメなのが、子どもだけの収納スペースを作ること。
大人のモノと子どものモノを分けるのがポイントです。
子どもの自己管理能力のアップ、責任力、自立につながります♪
ご飯のときや勉強が終わって、サッと自分の勉強道具を片づけてくれたら、ママのストレスも減りますよね。

次の写真やイラストは、以前「ダイニングテーブルが勉強道具で散らかって困っている」というお宅をレスキューした事例です。
解決法として、カラーボックスで3人のお子さんの持ち物をキレイに分けました。
カラーボックスの色をホワイトにして、棚が並ぶ圧迫感を和らげています。

子どもだけの収納場所をつくり、自己管理をうながしました。

小学校高学年向けの勉強環境

1.子どもが安心できる環境

高学年に入ると、個室の確保や、子ども部屋にも勉強環境を作ることを検討する時期。
子ども自身も個室が欲しいと言い始める年齢です。
これは子どもの心が成長して、自立してきた証拠です。
自分の安心できる場所が、家族の近くだけではなく、ひとりになれる場所も必要になってきたということ。

でも、最終的にどこで勉強したいかは子どもの意見にまかせましょう。
成長のスピードは人それぞれです。また、子どもは飽きやすい。
なので、リビングで学習するスペースも残しておくと良いでしょう。
日々、子どものいたい場所で勉強すると、勉強の気分転換や集中力アップにもつながります。

2.集中できる環境

ここでは子供部屋の勉強環境についてお話しします。
2つあります。

ポイントその①:家具やモノの配置
勉強中に誘惑してくるものとは、何があるでしょうか?
マンガ、勉強に関係ない本、おもちゃ、スマホ、ふかふかのベッド。
集中力が途切れないように、勉強中は目に入らないよう、机の背面側に置きましょう。

ポイントその②:机周り
高学年になると、勉強内容がより複雑になってきますよね。
教科の数も多くなってきます。机周りもポイントがあります。

基本、勉強机の上は、そのとき勉強するもの以外何も置かないようにしましょう。視覚情報が多いと、脳も疲れやすくなります。
机の横に垂直に本棚を配置して、思いついたらすぐ取り出せるようにしておきます。
机の幅は、120㎝~150㎝が理想です。
よく子ども専用の学習机(約100㎝が多い)がありますが、幅が狭いとわたしは考えます。
120㎝であれば、いま勉強している教科書を広げたまま、別の教科も隣で広げて勉強できる最適な幅なんです。
子どもは飽きやすいです。例えば、勉強していた国語に飽きてしまって、算数をやろうと思っても、幅が狭い机は、前の教科を一旦片づけないといけません。次の教科に移るのが面倒くさくなってしまったり、そこで集中力が途切れてしまうんです。

いかがでしたでしょうか?

改めてまとめると、子どもの勉強がはかどる環境とは、

「安心できる」
「集中できる」
「散らからない」

この3つの視点でぜひ整えてみてくださいね!

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