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「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」で旬の野菜やフルーツを気軽に楽しむ(名護市)
北部で人気のパン屋といえばここ!「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」。人気の秘密は、おいしさの追求を妥協せず、毎日食卓にならべられる価格帯をめざすこだわりにあります。さらに地域の旬の野菜やフルーツを使用するため、季節ごとにラインナップが変わるのも魅力のひとつです。
名護市の本店をはじめ、沖縄県内に現在3店舗展開中。今回は、名護市本店をご紹介します。地元民だけでなく、北部に来る沖縄県民、そして多くの観光客が立ち寄るお店「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」、まだ知らない人は要チェックです!
目次
まるでケーキ屋さん?ショーケースにならぶ美しいパン
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のお店は、若緑色の外壁と、デザイン製の高いロゴが特徴的。定員6名の小さなお店で、スタッフさんに希望のパンを伝えて取ってもらうスタイルです。
常時50種ほどのパンがショーケースにならんでいる姿は、まるでケーキ屋さんのよう。旬の野菜やフルーツを使ったパンは、「そろそろ時期だから、あれがあるかなー」と季節ごとの楽しみでもあります。
なかでも人気なのが、名護市のイチゴを使用した「いちごのチーズタルトパイ」と「いちごデニッシュ」、そして「いちごダマンド」!
名護市の人気農家・林さんのイチゴをふんだんに使ったスイーツは、冬ならではの贅沢品です。
林さんのイチゴは、食にこだわりのある人や近隣のカフェだけでなく、中南部からもわざわざ仕入れに来るほど、味と美しさに定評があります。
通常1パック800円ほどで販売されているイチゴを贅沢に使用しているにもかかわらず、お値段は「いちごのチーズタルトパイ」が378円、「いちごダマンド」は270円、「いちごデニッシュ」は173円!
お手頃価格には、驚きを隠せません。
今日はおやつに「いちごのチーズタルトパイ」を、明日の朝ごはんに「いちごダマンド」、友だちとの集まりに「いちごデニッシュ」を数点買っていこう、などと考えられる価格設定は、とてもうれしい点ですね。
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のおいしさの秘密は、粉の配合にあり!
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」では、「毎日食べられるパン」をなによりも大切にしています。価格設定だけでなく、毎日食べられる飽きのこない味を意識し、使う材料や配合に気を遣っています。
基本的に、酸味が特徴のライ麦酵母を使用していますが、酸味によりすぎないように、ライ麦酵母の風味が感じられる割合に押さえているのだそう。
特にライ麦酵母の風味を感じられるのが、「パン・オ・ルヴァン」。周りはパリッと、なかはもちっとした食感、そしてほどよい酸味がクセになるおいしさです。
バターやハチミツはもちろん、野菜やクリームチーズとの相性も抜群!ちょっと余裕がある日の、我が家の定番朝ごパンです。
ルヴァンは、同じ生地に紅茶やチョコレート・季節の食材を練り込んで、常時4種ほど用意されています。
サンドイッチなどでシンプルに食べたい場合は、ノーマルな「パン・オ・ルヴァン」を、おやつには「ショコラオランジュ」などと選べる楽しさも、「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」ならでは!
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のイチオシは?
どのパンもそれぞれにおいしくて全部おすすめですが、今回は店長イチオシを!
先述の「パン・オ・ルヴァン」のほか、4つのパンとおすすめの食べ方をご紹介します。
まずひとつめは「バケット」。焼きたてをカットせずにそのままパキッと割ると、小麦の香りとライ麦のほのかな酸味が五感をくすぐります。
ハード系ならではの硬さもありながら、なかはモッチモチ!焼き直す場合は、シンプルにオリーブオイルと塩で食べるのが、個人的におすすめです。
続いてご紹介するのは、北海道産小麦の全粒粉を100%使用した「コンプレ」。毎日売り切れ必至の人気パンです!
全粒粉ならではの香ばしさと風味、沖縄県産黒糖のほのかな甘みも加わり、なんにでも合うとリピーターが続出。
持つとずっしりとした重さを感じますが、ほどよく空気も入っているので、全粒粉100%とは思えないやさしい食感に仕上がっています。
たっぷりの野菜や、水切りヨーグルトとハチミツ、クリームチーズとサーモンなどで、サンドイッチにするのがおすすめ!
3つめのオススメは、ザクザクした食感を引き出すために研究を重ねて開発された「クロワッサン」。バターと生地の折り込みにこだわった逸品です。
ほどよいバターの風味とこだわり抜いた食感は、まさに職人技!10年以上お店に立ち続けている店長でさえも、最近ようやく習得したそう。
時間をあけて食べる場合は、少し温め直すとバターの風味がアップしますよ。
クロワッサンは、スタンダードなものから、クリームやチョコレートを挟んだもの、ナッツとハチミツがたっぷりのったものまで、常時5種ほど用意されています。
季節のフルーツと甘く仕上げたクリームを挟んだ旬のフルーツダマンドは、心も体もハッピーになる、季節を感じられる味です。
夏はパッションフルーツやレモン・シークヮーサー、冬と春は桃やブルーベリー・イチゴなど、季節ごとに種類が変わります。
その年によって重ね合わせるフルーツが違うので、「去年あったあの味、今年は出る?」などと、季節が近づくとカウンターで聞くのも、楽しみのひとつになっていきますよ。
4つめのオススメは、大きめのお肉がゴロゴロ入った「カレーパン」。何度も食べているけどついほしくなってしまう、定番人気のパンです。
子どもでも食べられる、ほどよい辛さなのもGOOD!サクッとした食感とパンの甘み、そしてトロッとしたルーが、絶妙なバランスで口のなかを広がります。
大きなお肉が食感のアクセントとなり、一度食べたら病みつきになるかも?!ぜひ一度ご賞味ください!
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のパンはどれもおいしい
「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のパンを語ると、「これもおいしいよね」「あ、これも好き」「うちの娘はこれがお気に入り」「季節のあのパンもおいしかった〜」などと、紹介するパンを絞るのが難しくなってしまします!今回紹介したほかにも、タルティーヌやクロックムッシュ・チョリソーやピザ・八穀くるみなどもおすすめです。
つまり、「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」のパンは、どれもおいしい!その日の気分や体調により、食べたい味や食感が変わると思うので、そのときに食べたいと思うパンを選べばOK。どれを選んでも、おいしく楽しめるでしょう。
朝食や遊びに行く前の腹ごしらえとしてはもちろん、美ら海水族館に行く際の持ち込みランチやドライブのおとも、おやつにピッタリです。来店は、ランナップが豊富な正午前が狙い目です!
季節やタイミングにより使う素材が変わる、いつ行っても新鮮味のある「Pain de Kaito(パン・ド・カイト)」。すでに行ったことがある人も、新たなお気に入りのパンを見つけられるでしょう。北部に来たら、ぜひお立ち寄りください。
(写真:Tomoko PHOTO)
※この記事の情報は2024年2月時点です。表示価格が変更される場合もあるので、最新の情報はリンク先の公式サイトにてご確認ください。
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