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真栄城 潤一

真栄城 潤一

気になる先輩に質問!B.B.Master × B.Roxで世代を超えたトークセッション(前編)【アクターズLog.】

B.B.Master × B.Rox

数々の実力派アーティストを輩出した「沖縄アクターズスクール」。その第二幕を彩る、新たな沖縄の才能・B.B.WAVES jr.メンバーを追う青春密着応援番組『アクターズTune!』が毎週土曜あさ10:55~絶賛放送中だ。
【アクターズ Log.】は番組と並走しながら、時には番組内容を深掘りし、時には違った視点からのアプローチで、世界を目指すフレッシュな才能とそのインストラクターたちを立体的に記録する試みである――。

今回はB.Roxの光、絆愛、Runeの3人と、B.B.Masterでマルチタレントとしても活躍している照屋由規さんとの世代を超えた対談を行った。これまでに何度かの共演経験はあるものの、あまり話す機会がなくて割とビビっていたB.Roxの3人。そんな3人の素朴な疑問に由規さんが明るく朗らかに答えて、結果的にトークは大盛り上がりとなった。

前編では絆愛と光からの質問に対して由規さんが応答する様子をお届けする(短時間でどんどん打ち解けて口調が変わっていく様子も込みでお楽しみください笑)。

Q:1番辛かったことと1番楽しかったことは?(絆愛)

B.B.Master × B.Rox

絆愛:B.B.Waves時代で1番辛かった経験と1番楽しかった経験を教えて欲しいです。

由規:辛かったのは、体力面かな。元プロレスラーの高田延彦さんの高田道場とコラボした時期があったり、あと平仲ボクシングジムにもお世話になっていたりして。ジムまで走って行って、皆でスパークリングとかやってましたね。その後はまた走ってアクターズまで帰ってました(笑)。普段のレッスンでも空気椅子で1曲丸々歌ったり、声を出しながら鬼ごっことか、あと逆立ちもしたりとか。

—とんでもなく体育会系ですね…。

由規:あの時はダンスの動きでも、ブラーンってさせる(力が抜けて腕が惰性で動いてしまう)のが駄目で、ビタッと止めないといけなかった。それと、皆の動きを統一するために、手や腕の角度・位置とか、全部細かく6〜7時間ぐらいは先発ダンスチームのメンバーとレッスン室でひたすら練習してましたね。

光:コンサートでメドレーの時に(Masterの)揃い具合がヤバくて。回るところも、時間差の動きとかもめっちゃ綺麗で。

由規:本当?今は当時よりはそんなに厳しくないから割とバラバラなんですけど、あの頃のレッスンが身についてるのはあるかな。今レッスンしてても「手の角度はこれくらいですか」とか、細かく聞いて確認してくるメンバーはいますね。ビデオで確認して、誰か1人でも違う動きだと凄く気持ち悪いから、どう合わせますかみたいな擦り合わせはしますね。でもそれでもまだまだ甘いですよ今は(笑)

Rune:確かに1stコンサートのリハの時、皆で踊る最後の曲の振りで「ここはどうなの」とか「どこまで下がるの」とか、Masterの人たちがめっちゃ確認してました。

—そうした細かな擦り合わせをMasterとjrでやりとりして、すぐにできちゃう様子はダンスで会話してる感じがありました。

由規:「あ、ちゃんと通じるな」っていうのは凄く感じましたね。

B.B.Master × B.Rox

—楽しかった経験はどうですか?

由規:楽しかったのは、やっぱり皆と日本武道館かな〜。

3人:きゃーーーーっっ(デカい歓声)

由規:あと、武道館も含めて色んなステージの上で皆が「通じてる」って感じる瞬間があって、それはやっぱり楽しい。それがお客さんに伝わってる瞬間も。それと、何かハプニングがあった時に、必ず誰かが対応する力が半端なくて。皆のアンテナの感度が高まってて、その場でリカバリーして何事もなかったかのようにやり切るのが楽しかったですね。

光:めっちゃカッコいい……。

—ステージで「繋がれた瞬間」っていうのは感覚としてどういう感じですか?

由規:うーん、どういう感覚だろう……。

光:B.Roxでたまに「あ、今同じこと考えてた」って分かることはあるんですよ。

由規:そうそう。そんな感じかもね。でもそれが何なのかっていうのはなかなか言葉では言えないかな。ただ、リハと本番はやっぱり違ってて。何十年ぶりかのステージになった大復活際の時もそうだったけど、直前までは「ヤバい、緊張する!」って皆で言ってたんだけど、いざもう始まるって舞台に一歩踏み出した瞬間に「カチッ」とスイッチ入って切り替わってるんですよね。「よし楽しむぞ!見せるぞ!」っていうモードになる瞬間があって、それは凄く楽しいですよね。

光:皆で「カチッ」を経験したい!!(笑)

Q:アクターズに入ったきっかけは?(光)

B.B.Master × B.Rox

光:由規さんがアクターズに入ったきっかけは何ですか?

由規:「第4回安室奈美恵オーディション」を受けて入ったんだけど。アクターズが全盛期の頃で、生徒が1番多かったんじゃないかな。レッスンすると、レッスン室のビル自体が揺れるっていう(笑)。それでいつも「揺れてます」って苦情がきてました(笑)。
その時はちょっと興味はあったんだけど、私は元々8歳から子役とかをやってたんです。その後少し離れて琉球舞踊とか、琉球太鼓とかをやってたんだけどSPEEDがめっちゃ好きで、コピーとかしてたんですよ。いいなあって思ってたところでクラスメイトに誘われて行ったオーディションに受かったんです。その時は篠原涼子さんの「愛しさと切なさと心強さと」を歌って審査員特別賞をもらいましたね。
でもその時にグランプリを獲ってた子は今はこういう活動はしていないし、だからどこにいても自分の好きなものをどう見つけ出してやり続けられるか、っていうのが大事かなって思います。

3人:染みるーーーっ(笑)

由規:私は今、オーディションが1番楽しいんです。昔は「選ばれたい!」って感じだったけど、今はある程度色んなことが分かってきてて。例えば、皆がバラになりたいって思っても、バラはひまわりにはなれない。バラを探してるオーディションではでひまわりはピックアップされないよね。だから、それはしょうがないなって思って、自分は自分で楽しもうって考えるようになってからは、オーディションが楽しいの。

B.B.Master × B.Rox

Rune:オーディションは緊張するんですけど、でも自分をちゃんと見せられるっていうのはなんだかんだで楽しいかもしれないです。

光:そしてRuneはめっちゃ落ち込むよね。

Rune:ネガティブなんです…。

由規:(笑)。でもそこから「なにくそーー」っていう気持ちになれればね。

Rune:それはあります。ネガティブな時はネガティブだけど、いつの間にか復活してます。光ねーちゃんと絆愛と一緒にいたら、2人が元気で明るくてポジティブなので、なんで自分は落ち込んでるのかな、ってなるので(笑)

> 後編に続く 5/24(金) AM11時公開予定

アクターズスクール

関連リンク

新番組「アクターズTune!」では、沖縄アクターズスクールの新生B.B.WAVESメンバーとしてエンターテインメントの世界のスタートラインに立った沖縄出身の子どもたちが、歌や踊りなどパフォーマンスに汗を流し、ひたむきに情熱を注ぎながら、成長を遂げていく過程を追っていく青春密着応援番組。

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