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沖縄を代表する聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」とは?ツアーで知る歴史と文化(南城市)
数々の歴史・文化が息づく南城市。ここには、古代から人々が命を育みつなげてきた太古の森「ガンガラーの谷」を含む、さまざまな文化的な遺産があります。
今回私が訪れたのは、世界文化遺産に登録されている「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。格式の高い聖地であり、何かを願う場所というよりは「平和で穏やかな日々を過ごせていることを神さまに感謝する場所」です。
この記事では、斎場御嶽がどのような場所なのかを含め、ガイドさんと巡るツアーの様子をご紹介します。あわせて、斎場御嶽へ行く際にぜひ立ち寄ってほしい、おすすめのグルメスポットもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
※掲載情報は取材時(記事掲載時)の情報となります。各スポットの最新情報は公式サイト・SNSなどをご覧ください。
目次
斎場御嶽(せーふぁうたき)はどんなところ?
そもそも御嶽(うたき)とは、奄美諸島から宮古・八重山に至る南西諸島に点在している「聖地」のこと。このうち、斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。
斎場御嶽のなかには6つのイビ(神域)があります。琉球国王はこの6カ所を参拝しながら、国家繁栄・安寧、五穀豊穣、航海安全などを神に祈願していました。
また、琉球の最高神女である聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀礼「お新下り(おあらおり)」の主会場でもあった斎場御嶽。お新下りは国の最高神職に就任する重要な儀式です。その祭祀場であったことが、斎場御嶽の重要性を表しています。
沖縄には、琉球の創世神 アマミキヨが住みついたと伝えられる聖地を巡拝する「東御廻り(あがりうまーい)」という行事があり、斎場御嶽はその参拝地の代表格です。現在も多くの人々が参拝に訪れています。
なお、よく「せいふぁーうたき」といわれますが、正しくは「せーふぁうたき」です。
Information
- 斎場御嶽(せーふぁうたき)
- 住所
- 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539
- 電話番号
- 098-949-1899
- 営業時間
- 3月〜10月:9時〜18時(最終チケット販売 17時15分 / 最終入場 17時30分)
11月~2月:9時〜17時30分(最終チケット販売 16時45分 / 最終入場 17時) - 定休日
- 旧暦の5月1日~3日、旧暦の10月1日~3日
<2024年>
11月1日(金)〜11月3日(日)
<2025年>
5月27日(火)〜5月29日(木)
11月20日(木)〜11月22日(土)
<2026年>
6月15日(月)〜6月17日(水)
11月9日(月)〜11月11日(水) - 駐車場
- あり
※南城市地域物産館(観光協会)前および知念岬公園の駐車場をご利用ください - HP・SNS
- ホームページ
ユネスコの世界文化遺産に登録されている
斎場御嶽は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録された 「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつです。
琉球王国のグスク及び関連遺産群を構成する資産は、ほかに「首里城跡」「識名園」「今帰仁城跡」「座喜味城跡」「勝連城跡」「中城城跡」「園比屋武御嶽石門」「玉陵」があります。
いずれも、琉球が統一国家に向けて始動しはじめた14世紀後半から王国が確立した18世紀末にかけて生み出された「琉球独自の特徴を表す文化遺産群」であることから、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
なお、首里城跡については以下の記事でご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
首里城に行くなら必見!首里城の再建状況〜現在や歴史。首里城周辺のイベント・おすすめお出かけスポット
斎場御嶽(せーふぁうたき)へ入る前に知っておきたいこと
斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。いまも信仰の中心として手厚く守られているため、足を踏み入れる際には常識ある心構え・行動が求められます。
押さえておきたい注意点とマナー
斎場御嶽へ入る前に押さえておきたい注意点とマナーは以下のとおりです。
服装・履きものについて
斎場御嶽は神聖な場所なので、過度に肌を露出しない服装を心掛けましょう(ミニスカート・短パン・キャミソールは避けるのが望ましい)。
また、ハイヒールなどの“かかと”の高い履物は、石畳を傷つけたり転倒したりする恐れがあるため、普段から歩き慣れた靴を履くようにしましょう。
なお、無料でスリッパの貸し出しもあります。
斎場御嶽(せーふぁうたき)への入場・過ごし方について
斎場御嶽内は石畳で滑りやすく、また急な傾斜や階段もあります。そのため、車イスやベビーカーで入場することはできません。
くわえて、三庫理(サングーイ)入口より奥は、許可証を持っている方以外は入場できません。間違えて入ってしまうことのないよう、ご注意ください。
動植物・石などの持ち込みおよび持ち出しは禁止です(盲導犬などの補助犬は除く)。
飲食も原則禁止ですが、熱中症対策のためのペットボトルなど、きちんとキャップができるものは持ち込むことができます。
最後に、斎場御嶽を訪れる際は、神聖な場所へ足を踏み入れられることに感謝することが大切です。入る前に心のなかで名前・出身地・現住所を唱えて、自分自身の存在を神さまにお知らせすると同時に、感謝の気持ちを伝えましょう。
入場券の購入場所と入場料
斎場御嶽の入場券は、南城市地域物産館にある窓口横の券売機で購入します。
料金は以下のとおりです。
大人(高校生以上) | 300円 |
---|---|
小人(小・中学生) | 150円 |
6歳以下 | 無料 |
団体(大人20名以上) | 200円 |
斎場御嶽についてより詳しく知りたい場合は、ガイドと一緒に巡るおよそ60分のツアーに参加するのがおすすめです。斎場御嶽にまつわる神話や琉球王国の歴史・精神文化など、興味深い話を楽しめます。
基本料金 | 1~2人まで2000円 3~19人までは1人1000円 20人以上については団体割引料金とし、1人800円 |
---|---|
所要時間 | およそ60分(※相談することも可能) |
出発時間 | 9時~16時 |
前日および当日の予約は行っていません。2日前の17時までに予約するようにしましょう。
また、ガイド料金の支払いは券売機横にある窓口で行います。
トイレの場所
斎場御嶽内にトイレはありません。そのため、入場券売り場横の南城市地域物産館のトイレ、もしくは隣接するがんじゅう駅内のトイレ、斎場御嶽入口手前の公衆トイレをご利用ください。
斎場御嶽(せーふぁうたき)の入り口までの行き方
斎場御嶽の入場券を購入したら、入り口まで徒歩で移動する必要があります。
まず、南城市地域物産館に背を向け、信号を渡り、知念郵便局をめざします。
知念郵便局を右折し、まっすぐ進みます。
「しらゆりの園」の駐車場が見えてきたら、あと半分! そのまま道なりに進みましょう。
「しらゆりの園」の駐車場から5分ほど歩くと、突き当たりに斎場御嶽の入り口が見えてきます。
写真・動画撮影について
斎場御嶽内は全域撮影可能です。ただし、SNSなどで配信する場合は南城市文化課の許可が必要です。
また、拝所(うがんじゅ)を背景にした人物撮影は、神域へ背を向けたことになりますのでご注意ください。
斎場御嶽(せーふぁうたき)へのアクセス
斎場御嶽があるのは、南城市知念。アクセス方法は、車・タクシー・バスの3つです。
那覇空港から斎場御嶽(せーふぁうたき)への車でのアクセス
那覇空港から車で斎場御嶽へ行く場合は、南城市久手堅の「せいふぁのみち」を目指し、まず国道331号を進みます。そのあと、名嘉地を直進してそのまま県道256号に入ります。豊見城東道路、那覇空港自動車道、那覇空港道、国道506号を進み、南風原南出口から県道82号に入ります。そのまま直進して喜屋武(南)を右折して県道86号に入り、ニライカナイへの道、国道331号、せいふぁのみちを走ると到着します。
およそ27キロメートルの距離となっており、所要時間は45分ほどです。
那覇空港から斎場御嶽(せーふぁうたき)へのバス+モノレールでのアクセス
那覇空港からバス(+モノレール)で行く場合は、まず「那覇空港駅」からモノレールにのり、「旭橋駅」で下車します。
そのあと徒歩で駅に直結している那覇バスターミナルへ行き、7番のりばから東陽バス 338番「斎場御嶽線」に乗車します。「斎場御嶽入口」で下車したら、正面駐車場にある券売機にて入場券を購入し、斎場御嶽の入り口まで徒歩で向かいましょう。
バス(+モノレール)でアクセスする場合、その所要時間は1時間30分ほどです。
斎場御嶽(せーふぁうたき)を訪れる前に知っておきたい、4つのキーワード
斎場御嶽へ行く前に、関連キーワードとその意味を押さえておきましょう。
ノロ
琉球の信仰における女性の祭司のこと。御嶽を管理・維持していたといわれており、民間宗教の巫女をさす「ユタ」とは異なります。
聞得大君(きこえおおきみ)
「最も名高い神女」を意味する、琉球の信仰における神女の最高位の呼称です。国王の姉妹など王族の女性が任命され、琉球王国最高位の権力者である国王と王国全土を霊的に守護する存在とされていました。
御新下り(おあらおり)
聞得大君が最高神職に就任する儀式のことです。首里で儀式を終えたあと、いくつかの要所を経て知念間切(ちねんまぎり)にある斎場御嶽に入り、数々の儀式を執り行いました。
拝所(うがんじゅ)
神を拝む場所のことです。神が辿り着いたとされる岬などをさすこともあります。
斎場御嶽(せーふぁうたき)の入り口「御門口(ウジョウグチ)」
御門口(ウジョウグチ)は、斎場御嶽の参道の入口です。
案内板の下に香炉が6つ置いてあり、これらは先にある拝所を表しています(※香炉には触れてはいけません)。
その昔、斎場御嶽には王府関係者、しかも女性しか立ち入ることができなかったため、一般参拝の方は御門口でお祈りをしていたそうです。
ただ、山仕事のため行政から指定された3名の男性に関しては、女性の装いをして入ることが許されていたといいます。
現在は性別を問わず誰でも入場できるので、ごあんしんください。
ただ、御門口を通る際は一礼し「失礼します」と挨拶をするようにしましょう。
御門口のすぐそばには、久高島遥拝所があります。
久高島は、琉球国王や聞得大君も参拝に訪れていたという神の島です。本島からは船でしか行くことができませんが、もし天候が荒れていたとしても神事は行われます。そうしたときに、この遥拝所から久高島を拝んでいたそうです。
聞得大君の就任式が行われた「大庫埋(ウフグーイ)」
大庫埋(ウフグーイ)は「大広間」や「一番座」を意味する拝所です。正面に見える大きな石が御神体として伝わっており、その手前に石畳の祈りの場が広がっています。
琉球王国時代、こちらで行われていたのが聞得大君の就任式です。
久高島の外間ノロが聞得大君の髪に黄金のかんざしを挿し、「聞得大君御殿の神霊がなし(チフジンウドゥン ヌ シジ ガナシ)」と唱えます。その後、神前に供えたお水をノロの指先で聞得大君の額に三度つけます。これにより心身ともに清められた聞得大君は生まれ変わり、神霊受け入れの態勢に入ったそうです。
ちなみに、首里城正殿にも「ウフグーイ」という名前の広間があり、そこには琉球国王の玉座があります。琉球王国の象徴である首里城との深いかかわりが感じられますね。
たくさんの幸せが集まる場所「寄満(ユインチ)」
寄満(ユインチ)は、王府用語で「厨房」「台所」を意味します。
首里城にも同じ名前の建物があり、そこは国王とその家族の食事を準備する場所です。
ただし、斎場御嶽では調理場としてではなく、世界中から交易品の集まる「豊穣の寄せみつる空間」と解釈されていたそうです。
正面に置かれている香炉は、戦争で壊れたり風化してしまったりしているものの、昔からのものを信仰の対象とし、いまなお県民の方が祈りを捧げています。
水位で吉凶を占う「シキヨダユルアマガヌビーの壺・アマダユルアシカヌビーの壺」
三庫埋(サングーイ)のすぐそばにあるのが、シキヨダユルアマガヌビーの壺(奥)・アマダユルアシカヌビーの壺(手前)です。
雨が植物群落と鍾乳石をつたって壺にボタボタと落ちるようになっており、「神聖なる植物を潤し、降りてくる美しい水」という意味があります。
シキヨダユルアマガヌビーの壺には「シキヨ(トウヅルモドキ)」という植物を潤し降りてきたお水が溜まります。溜まったお水は、中城御殿(なかぐくすうどぅん)の次期国王が使用したそうです。
アマダユルアシカヌビーの壺には「アシカ(ナガミボチョウジ)」という植物を潤し降りてきたお水が溜まります。こちらは聞得大君のお水とされており、就任式の際には小さな器に分けて大庫埋に持っていき、清めの神事に使われていたそうです。
壺に入った水の量で占いが行われていたそうで、水がいっぱいだと「五穀豊穣」、水が減れば減るほど「飢饉・餓死」と考えられていたのだとか。
特定のサイズの壺を置き、その水位で吉凶を占う……、わたしたちの先代の知恵に感服ですね。
神さまが降りてくる神聖な場所「三庫埋(サングーイ)」
三庫埋(サングーイ)は、琉球石灰岩の大きな岩が雨によって分かれ、割れ目を境に岩塊がずれ落ちてできた三角形の奥にある小さな空間です。なかにはイビ(神さまが降りてくる場所)があり、奥には香炉がならべられています。
三庫埋では9個の勾玉(まがたま)が発見されており、そのうち3個は金製だったそうです。また、金製厭勝銭(祈りのために使われる特別のお金)も見つかっています。
金の勾玉と厭勝銭の組み合わせはほかに例がなく、琉球王国の信仰のありさまを知ることができる貴重な資料です。
勾玉は、ノロの方々が身に着ける大事なものです。それほど貴重な遺物が鎮められていることから、琉球の人々がこの場所を神聖視していたことがわかります。
また、なぜ金の勾玉と厭勝銭が埋められていたのかに関しては、「王家の不幸や飢饉・疫病などは神の怒りを表し、その怒りを鎮めるために埋めていた」と考えられています。
三庫埋の上にある、神さまが宿る稀な場所「チョウノハナ」
チョウノハナは、三庫埋の右側にある岩の上にある拝所です。神さまが宿る稀な場所であり、伝説では「キミガタケヌシガタケノオイデ」という名の神さまが壁伝いに降りてきたといわれています。
チョウノハナの足元には15の香炉が据えられています。この数は、歴代の聞得大君の就任の数を表しているそうです。
斎場御嶽(せーふぁうたき)から望むことができる神の島「久高島」
沖縄本島の南東部、知念岬の沖合に浮かぶ「久高島」。琉球王国時代からさまざまな神事が行われていることから島自体が沖縄最高峰の聖地とされており、「神の島」と呼ばれています。
久高島は斎場御嶽と関係が深く、たとえば御嶽内の参道には、清めの意味を込めて久高島のイシキ浜から持ってきたサンゴが撒かれています。
また、斎場御嶽の遙拝所や、戦争によって三庫理の岩が落ちてできた空間からは久高島が遠望できます。
久高島は、琉球の創世神「アマミキヨ」が天から舞い降り最初につくったとされており、その神話や神事がいまも島民たちによって守られています。そのため、訪問する際は久高島ならではのルールを守ることが大切です。
久高島へのアクセス
久高島へは、南城市の安座真港より定期フェリーまたは高速船で行くことができます。
高速船 (所要時間 およそ15分) | 大人:片道 770円、往復 1480円 小人:片道 390円、往復 750円 ※小人は小学生まで ※小学生未満の児童については保護者1人につき1人は無料 ※保護者の数を上回る児童につきましては、その人数分の小児運賃が必要です(中学生以上は大人料金) |
---|---|
フェリー (所要時間 およそ25分) | 大人:片道 680円、往復 1300円 小人:片道 340円、往復 650円 |
フェリーの往復切符を購入された方で、復路(帰り)の便を高速船に変更される場合は、高速船とフェリーの運賃の差額90円を高速料金として追加で支払う必要があります。
反対に、高速船の往復切符を購入し、復路(帰り)の便をフェリーで帰りたい場合は、乗船することはできますが差額の払い戻しはないのでご注意ください。
なお、高速船・フェリーの運航状況は公式X(旧Twitter)で確認できます。
久高島を訪れるなら知っておくべきルール
久高島へ行く際は、以下のルールを厳守しましょう。
・御嶽や拝所など立ち入りを禁じている場所があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
・久高島の動植物や海浜の石・砂、サンゴのかけらなど、すべての自然物は持ち帰り禁止です。
・遊泳が可能なのは、港のすぐ北にある「メーギ浜」のみ。それ以外の海浜では遊泳禁止です。
久高島には、先祖から脈々と受け継がれてきた大切な文化と、それを支えた多くのルールがあります。「島におじゃまする」という気持ちを持ち、地域に根付いた決まりを理解しましょう。
久高島の聖地5選
久高島には、神聖な御嶽や島特有の文化を伝える史跡が多数残されています。
ハビャーン(カベール岬)
琉球の創世神「アマミキヨ」が降臨、あるいは上陸したとされる聖地。ハビャーンへと続く1本道の周囲には植物群落があり、これは沖縄県の天然記念物に指定されています。
イシキ浜
五穀の種子が入った壺が流れ着いたという五穀発祥伝説の浜です。遊泳禁止なのでご注意ください。
フボー御嶽
琉球七御嶽のひとつであり、沖縄最高峰の聖地。ノロ以外は全面立ち入り禁止のため、見学できるのは入口のみです。
外間御殿(ウフグイ)
正月をはじめとする、主要な年中祭祀の祭場です。中心部に首里城・斎場御嶽と同名の「ウプグイ=大庫理」があります。
大里家(ウプラトゥ)
久高島の旧家のひとつ。久高島内で農耕をはじめたアカツミーとシマリバーが祀られており、「五穀の発祥」と「第一尚氏最後の尚徳王」にかかわるいい伝えがあります。
斎場御嶽(せーふぁうたき)へ行くならここもマスト!おすすめのグルメスポット
斎場御嶽を訪れた際は、近くの食堂やカフェへ立ち寄るのもおすすめです。
まぐろ丼専門店 つなや食堂
まぐろ丼専門店 つなや食堂は、南城市久手堅にあります。斎場御嶽からは車でおよそ2分。お店の前に駐車場があるので、自家用車・レンタカーでもあんしんして訪問できます。
「つなや丼」は、県産本まぐろの中トロと中落ちが贅沢にのった海鮮丼です。毎朝仕入れているというまぐろは新鮮で旨みが濃厚! 特に中トロは口のなかでさらっと溶ける脂がたまりません。
「つなイカ丼」のイカは、一度冷凍して繊維を壊しているんだとか。そうすることで、歯切れがよい一方でねっとり感もある、ごはんと相性のよい仕上がりになるのだそうです。
ちなみに、どちらの丼にも海ぶどうがのっている上に、もずくスープがついていますが、海ぶどうももずくもまぐろと同じく県産です。
Information
- まぐろ丼専門店 つなや食堂
- 住所
- 〒901-1511 沖縄県南城市久手堅455-1
- 営業時間
- 10時30分〜16時(※売り切れ次第終了)
- 定休日
- 木曜日
- 駐車場
- あり
- HP・SNS
- 店舗詳細
- まぐろ丼専門店 つなや食堂
リゾートレストラン せいふぁー
リゾートレストラン せいふぁーは、南城市地域物産館の2階にあるオーシャンビューレストランです。南城市地域物産館の駐車場に車を停めている場合は、そのまま徒歩で行けます。
「おきなわ御膳」はご覧のとおり、沖縄らしい料理がそろったメニューです。沖縄そばはどこかホッとするようなやさしい味わい。ダシの旨みを感じられるじゅうしぃとの相性も抜群です!
もずくや海ぶどう、ジーマーミ豆腐、サーターアンダーギーが小鉢で楽しめるのもうれしいですね。
数量限定の「フレンチトースト」は、つい小躍りしたくなるほどビッグサイズ! メープルシロップとマンゴーソース、チョコレートソースが絶妙にマッチし、口いっぱいに幸せな甘さが広がります。
Information
- リゾートレストラン せいふぁー
- 住所
- 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539 南城市地域物産館
- 電話番号
- 098-948-1070
- 営業時間
- 11時〜16時(L.O.15時)
- 定休日
- 金曜日
- 駐車場
- あり
- HP・SNS
- 店舗詳細
- リゾートレストラン せいふぁー
cafe mocco・occo(カフェ モッコオッコ)
cafe mocco・occoは、南城市知念にある家庭料理カフェです。斎場御嶽からは車でおよそ5分ですが、道を下るだけなので距離はさほど離れていません。
ランチメニューは週替わりとなっており、私が訪問した際はメインを「牛すじカレー」と「豚しそチーズ巻フライ」から選べました。プラス300円でメイン2種盛りにすることもできますよ。
豚しそチーズ巻フライをはじめ、冷しソーメン、おでん風煮込み、ミミガー和え、人参シリシリ……どれも完成度が高く、一口頬張るたびに「おいしい」とこぼれてしまいます。
「3種のデザートプレート」は、メインをいただいたあとにちょうどよいサイズ感でペロッと食べられます。どれも本格的で、特にバナナのシフォンケーキはふわっふわで絶品です!
Information
- cafe mocco・occo(カフェ モッコオッコ)
- 住所
- 〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅641-3 2F
- 電話番号
- 098-894-8101(予約電話の受け付けは9時~21時ごろまで)
- 営業時間
- 11時30分~16時(L.O.15時)
- 定休日
- 月曜日・火曜日
- 駐車場
- あり
- HP・SNS
- ホームページ
- 店舗詳細
- cafe mocco・occo(カフェ モッコオッコ)
カフェくるくま
カフェくるくまは、本場のタイ料理が楽しめるカフェです。斎場御嶽からは車でおよそ7分。広々とした駐車場が完備されているので、混みやすい休日も訪問しやすいでしょう。
タイカレーの王道が味わえる「くるくまスペシャル」は、3種類の辛さを体験できる一品。甘口のカレーでもスパイスの旨みを十分に感じられるため、満足度は高いでしょう。
添えてあるチキンは、外はパリパリ、なかはジューシーでとても美味! オリジナルソースをかければ味変も楽しめます。
「くるくまタイスペシャル」では、タイカレーの王道・グリーンカレーを堪能できます。独特の辛みとクリーミーさが本場を感じさせます。
Information
- カフェくるくま
- 住所
- 〒901-1513 沖縄県南城市知念字知念1109
- 電話番号
- 098-949-1189(受付時間:10時~17時)
- 営業時間
- 平日:10時~17時(L.O.16時)
土日祝:10時〜18時(L.O.17時) - 定休日
- 水曜日(水曜日が祝日の場合は営業)
- 駐車場
- あり
- HP・SNS
- ホームページ
- X(旧Twitter)
- 店舗詳細
- カフェくるくま
琉球王国最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」で神さまに感謝を捧げよう
斎場御嶽は、琉球王国時代に神事が行われていた沖縄を代表する聖地です。その信仰はいまも途絶えることなく、私たちに受け継がれています。
斎場御嶽はもちろん、関連性が深い久高島も神聖な場所なので、立ち入る際には決められたルールを守ることが大切です。「おじゃまさせていただいている」という謙虚な気持ちと感謝を持って、聖地に息づく歴史・文化を感じましょう。
write:LOVELETTER WORKS株式会社 ゆーりんちー
photo:照屋 寛佳
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