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沖縄テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」初の内定式。人事総務本部長が語った採用のポイント
JUNGLIAの運営会社にて初の内定式
2025年の夏、沖縄本島北部に開業を予定しているテーマパーク「JUNGLIA」の運営会社・ジャパンエンターテイメント社は10月1日に2025年の春に入社を予定している学生13人の内定式を沖縄県名護市で開いた。
これまでOKITIVEでお伝えしてきた通り、「JUNGLIA」はやんばるの森を舞台に気球やサファリライドなど世界最新技術を駆使した本格的な体験が楽しめるテーマパークで来年夏に開業予定だ。
新しい文化を作る主人公になっていただきたい
内定式では加藤健史代表取締役(ジャパンエンターテイメント社)が登壇し、内定者に対し次のように語った。
JUNGLIA(ジャングリア)開業を成功させるため、内定者に贈った言葉を全文で公開する。
「『沖縄から日本の未来をつくる』という大義に共感し、こんな素晴らしい参画の意思決定をしていただいたこと、本当に感謝いたします。
開業の準備、もしくはテーマパーク事業というのは本当に難しいことがたくさんあります。ただ難しいことがある反面、非常に人が成長できる。そんな機会もたくさんあって、この難しさという反面、成長の機会を獲っていただいたということは我々にとっては本当に嬉しいことです。
是非、この船に乗って一緒に「沖縄から日本の未来をつくる」というこの大義に向けて、一緒にぜひ歩んでいきたいなという風に思っています。
またもう一つ、新卒だからこそお願いしたいことが1つあります。当然船に乗るということは、皆さんお客さんではありません。皆さんが我々のパートナーとなって、ジャパンエンターテイメント社の新しい文化を作っていく主人公になっていただきたいなと思っています。
私も前職は新卒でテーマパークの開業前から入社し、「この会社をつくるのは自分だ」というふうに大きく風呂敷を広げてずっとそんな思いでやってきました。それがあるからこそ、これから色んな困難、色んなことがあったとしても誰かにその原因を追究したり、人のせいにするのではなく、何度もこの状況を改善していこう、良くしていこう、なぜならばこの事業をつくるのは自分であるからという原点に立ち戻るということがいつもできるようになります。
このマインドを持っていただいて、持続可能な事業を作っていく。そして文化を作っていく。このジャパンエンターテイメントの文化を作っていくのはまさに皆さんが第1号でありますし、今後、持続可能な事業を作っていくためにこれから入ってくる色んな方々にも伝承していただく役割が皆様にはあるんだろうという風に思っています。
そんな役割をこの船に一緒に乗ってぜひ皆さんと一緒にジャパンエンターテイメントが成功する未来を実現したいと思うのでぜひ力を貸してください。」
高い志を持つ新入社員の決意表明
加藤社長のメッセージを受け取った内定者は、その後一人一人が決意表明を行った。
この中で、中学校まで今帰仁村で育ち、アメリカのカリフォルニアで学びUターンしてきた上間来夢さん(22)の決意表明を紹介する。
「私の決意表明といたしまして、常に上を目指す。最高の笑顔を届けるということを決意表明させていただきます。
この理由といたしましては私自身のキャリアもそうですが、日本一、世界一のテーマパークにJUNGLIA(ジャングリア)がなることを目指し、そして私自身、毎日一番の笑顔をお客様にゲストの方に届けることを目指します。そして入っていただく際にゲストの皆さんが最高の笑顔を私自身見ることができるように新入社員として頑張っていきたいと思っております。
そして今日、やっと船(JUNGLIAという船)のチケットを貰ってそれを私たちが今後私の後輩や次の世代に繋いでいけるように、私の地元である今帰仁村を、そして沖縄県を盛り上げていけるように頑張っていきます。」
内定者1人1人の言葉は重くJUNGLIAだけでなく、沖縄や日本の遠い未来を明るく見据えていた。
企業ミッション達成を目指す、精鋭チームの採用基準とは
ジャパンエンターテイメント社にとって初となる新入社員。応募は多数だったようだ。彼
らはその難関をくぐり抜けてきた精鋭たちだ。ジャパンエンターテイメント社はどのよう
な採用基準があるのだろうか?人事総務本部長の森麗奈さんに話を聞いた。
「選考ポイントは複数あるのですが、大きく分類すると戦略的思考やコミュニケーション力、リーダーシップがあるか、の3つとなります。
選考過程のグループディスカッションでは、個人がデータを読み解き、仮説を立ててもらいその後、班ごとに一つのアイデアにまとめて提案してもらう形式で実施しました。
個人が立てた仮説に妥当性があるかはもちろんですが、グループのなかで反対意見があったとしても、目的達成のためにどう動くべきか考え、そして集団知を活かして、建設的な議論を推進しているかを重視してきました。
ジャパンエンターテイメントの事業は開業前で、本格的なスタートラインにも立っておりません。それでも、この事業の成功を信じ、集まってくださった新卒の皆さんと、その可能性を信じて背中を押してくれたご家族の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
すべてが順風満帆とはいかず、困難もあるとおもいますが、それぞれの強みを活かしながら、集団知で乗り越えていける、そんな13名が集まりました。」
沖縄から日本の未来をつくるため
内定式の前日、「JUNGLIA」構想の生みの親であり、日本で最高峰のマーケター集団・刀の代表・森岡毅さんも現地を訪れ、内定者らと植樹をしたようだ。沖縄から日本の未来をつくるため、彼らとともに太く強い根っこを生やしていくことだろう。
沖縄本島北部テーマパーク「JUNGLIA」は、来年の夏開業に向けてアトラクションの運営・物販や飲食の関連施設で働くオープニングスタッフの採用を行う方針だ。
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