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「その時間が幸せだった…」沖縄の正月番組「ゴリん家で語やびら」 収録後に語ったガレッジセール・ゴリの愛すべき沖縄

沖縄テレビのお正月番組「ゴリん家で語やびら」のメインMCとして、毎年様々なゲストを招き、濃厚なトークを繰り広げるゴリさん。
2025年放送分の収録を無事に終えたゴリさんは、「何かを成し遂げている人たちの話って、集中して聞くので心地よい疲れがありますね。温泉につかると、ぽかぽかしてちょっと気持ち良い感じでだるくなるじゃないですか?ああいう感じです。心の温泉につからせてもらいましたね!」と、1日がかりの収録直後にも関わらず爽やかな笑顔で話してくれた。

撮影現場はカメラが回っている時はもちろん、回っていない合間でもゴリさんがゲストやスタッフと楽しいやりとりを繰り広げ、ほぼずっと笑いが起こり続けているという和やかかつ楽しい空気感に包まれていた。「やっぱり周りの人たちが『楽しい』と思ってくれないと、それも画面に映ってしまうんですよ」と話すゴリさんの、番組ひいては仕事に臨む心構えが感じられる。
「番組を制作するスタッフの皆さんには肩の力を抜いて笑ってくれる瞬間があってほしいし、スタッフの皆さんが笑ってくれると僕のエンジンもかかるんですよ。そうやってスタジオが温まってくると、もうね、誰が来ようが何が起きようが楽しい現場になります。それをカメラで捉えたら、観てる人たちも楽しいに決まってるんですよ。今回は小学生から大先輩まで年齢層の幅もあったので、強弱もつけながらゲストの皆さんが気持ち良く話せる現場にするのがMCの仕事だと思っているので。そういう意味では、雰囲気作りみたいなことは意識的にやってるかもしれませんね」

また、今回のインタビューでは、「ゴリん家で語やびら」のゲストの方々に“沖縄あるある”について聞いている。
番組のメインMCであり、プロフェッショナルなゴリさんに沖縄についての“あるある”を聞いてみると、「当日に収録の内容が変わることかな(笑)」と番組スタッフに目線を送りながらおどけた。11月に放映され、ゴリさんが脚本を手がけた『おきなわテレビはじまりものがたり』についても触れて、こう続ける。
「最初に話が来た時は『1時間の特番でお願いします』って言ってたんだけど、数日後には『1時間…の、前編・後編2時間でお願いします』って変わるのが“OTVの人あるある”ですかね(一同爆笑)」
>ゴリさんが語る「おきなわテレビはじまりものがたり」についてはコチラ

少しメタ視点のコメントをもらって、続いて沖縄の好きなところを尋ねると、ちょうど前日にあった中学校の同級生たちとの飲み会を振り返りながらしみじみ語ってくれた。
「地元の友だちと居酒屋で会うと、大体思い出話になるじゃないですか。その話何回してるんだよ、っていう。昨日もまさにそんな感じでゲラゲラ笑ってたんですけど、その時間って幸せだったんですよね。同じ話だけど、沖縄という土地柄で出来上がったものなのか、多少の美化もあるとは思いますけど(笑)。過去にしがみついてるんじゃなくて、過去に経験した映画の名作をもう1回観直してる感じなんですよね。だから、海や山とか、自然みたいなことももちろんあるんですけど、今考えたのは沖縄の『思い出話』ですかね。これからもずっと同じ話をしていきたいです(笑)」

インタビューの時も番組収録と同様に笑いが絶えず、話は止まらない。が、番組本編のネタバレになってしまうような話題もたくさん飛び出してしまったので(笑)、書き記しておきたい気持ちを泣く泣く飲み込みつつ最後に今回1月3日(金)放送の「ゴリん家で語やびら」の見どころを聞いた。

(「ゴリん家で語やびら」にゲスト出演した)大先輩の元ちゃん(前川守賢)さんも、年齢の近いシウマの話も素晴らしいんですけど、やっぱり沖縄の子どもたちの凄さを観てほしいですね。僕の子どもの頃って、あんな風に何かに真剣に取り組んだり、自分の未来のことをあんな風に言葉にしたりしてなかったと思います。エアリアルフープの彩楽ちゃんも絆愛ちゃんはサラッとパフォーマンスしてましたが、そんなに簡単に世界一は取れないだろうし、Neilくんが話す言葉1つ1つにも感動しました。僕らの時代の『ナイチャーには負けないぞ!』みたいなコンプレックスもなくて、日本なんて飛び越えて最初から世界を見ている沖縄の子どもたちの姿に注目です!」

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