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125年前ハワイに到着した移民 ”人は奴隷そのもの…牛や馬のほうが大切に扱われた” 海を越えた先駆者たち
ハワイ移民に関する貴重な資料の発見
1900年1月8日、チャイナ号でホノルルに到着した26人から始まった沖縄のハワイ移民の歴史。移民県・沖縄の先駆けとなったが、彼ら1世たちに関する記録は少ないという。
沖縄県立図書館 原裕昭さん
「『布哇(ハワイ)之沖縄県人』という本が1919年に出版されましたが、その次に出版されるのが1980年代です。60年のギャップがあって、これだけ成功しているハワイの人たちが自分たちの歴史を何で残していないのかというのをずっと疑問に思っていました」

歴史の空白を埋める資料は2021年、和歌山県内の図書館で偶然見つかった。

沖縄県立図書館 原裕昭さん
「『布哇(ハワイ)沖縄県人発展史』という聞きなれない、今まで一度も聞いたことがないタイトルの本が並んでいるのを見つけまして」
本の発刊は1941年で、ハワイ全土で暮らす1世たちの40年史にあたる。
1世たちの短い伝記が書かれており、どこで生まれて40年間どういう仕事をしてきたのかが記されているため、沖縄県立図書館の原さんは、「ルーツを紐解く上でも非常に重要な資料だ」と語る。
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