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一歳若返る!?2025年1月29日は旧正月 沖縄では何をするのか?行事、お供物や拝み方(グイス)について
目次:一歳若返る!?2025年1月29日は旧正月 沖縄では何をするのか?
■ 沖縄の「旧正月」とは?
■ 2025年の「旧正月」は何日?
■ 沖縄では「旧正月」に一歳、若返る!?
■ 沖縄県糸満市の旧正月
■ 「旧正月」の拝みとグイス
■ 我が家の旧正月
「旧正月」の拝みとグイス

旧正月のお供えもの
<床の間>
〇鏡餅(三方(お供え物を置く台)に三色の色紙をのせる)
〇みかん、炭、昆布
〇若水・お酒(徳利やカラカラにいれて、盃とセットで置きます)
〇生花(松竹梅などを選んで水引をあしらい豪華に活けます)
※「床の間」は本来、「男性が取り仕切る習わし」と言われています。床の間がない場合は玄関や居間などにお供えします。
<ヒヌカン(火の神)>
〇酒、花生け(若松、竹など)
〇ウカリー(赤・黄色・白の3色の色紙 を重ねたお飾り)
〇ウチャヌク(もち粉で作った白もちを3段重ねたもの)
〇タントィクブ(炭に昆布を巻いたもの)
<仏壇>
〇ハレの料理
・ソーキ汁
・クーブイリチー
・ターンム(田芋)の田楽
・中身汁
〇ウチャトゥ(お茶二つ)
〇ウカリー(赤・黄色・白の3色の色紙 を重ねたお飾り)の上にタントィクブ(炭を昆布で巻いたもの)
〇花(好みで)
新暦のお正月の定番料理であるお雑煮の代わりにモツがたっぷり入った「中身汁」を作ったり、豚肉と白かまぼことこんにゃくを似て白みそで煮込んだ「イナムドゥチ」、昆布や大根と豚のソーキ肉をじっくり煮込んだ「ソーキ汁」を食べて旧正月のお祝いをします。
旧正月のグイス(拝み)
年頭拝みのグイス
サリ、アートートー、ウートートー(自己紹介)
「巳年(その年の干支)の年が明けました。
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、この家・屋敷で家族全員が笑顔で健康に過ごさせていただきありがとうございます。迎えました2025年も家族一同、みんな幸せに過ごせますよう火の神様の御前から、天の神様、地の神様、十二支の神様、四方の神様、竜宮の神様にお願い致します。
365日、朝は日の光に照らされて、夜は月に光に照らされて、道中、事故や怪我もなく、魔物、病魔、また他人からの災いが有りませんようにお守りください。家族も和合し健康に過ごし、仕事も繁盛させてください。昨年より勝って良い年でありますように。
サリ、アートートー、ウートートー。
・若水を盃に入れヒノカンに水を供えて、年の始めのあいさつと家族の健康を祈願します。
・床の間にヒノカンと同じようにミズトウ(水をコップに供える)して、年頭祈願をします。
・仏壇に若水でお茶を点てて、ウチャトウ(お茶を湯呑に供える)して、年頭祈願をします。
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