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一歳若返る!?2025年1月29日は旧正月 沖縄では何をするのか?行事、お供物や拝み方(グイス)について
目次:一歳若返る!?2025年1月29日は旧正月 沖縄では何をするのか?
■ 沖縄の「旧正月」とは?
■ 2025年の「旧正月」は何日?
■ 沖縄では「旧正月」に一歳、若返る!?
■ 沖縄県糸満市の旧正月
■ 「旧正月」の拝みとグイス
■ 我が家の旧正月
我が家の旧正月

新暦でのお正月が一般的になった現代において旧暦のリズムで行う年中行事は、自分たちのルーツである「ご先祖様」を大切にしている気持ちを、子々孫々に伝えていくためにあるものだと個人的には思います。
生家が那覇(現在の「のうれんプラザ」近辺)で長年、商売をしていたこともあり、旧正月は市場が賑やかで旧正月の祝い料理に必要な昆布などを売る乾物屋さんや、沖縄の伝統料理には欠かせない豚肉を扱う精肉店が、繁盛していたことが印象に残っています。
現在では沖縄を代表する大型スーパーマーケットでも、旧正月にまつわる一式が売られているので、正月料理を一から手作りするご家庭も減ってきたのではないでしょうか?
私の嫁ぎ先では、姑が洋裁で家庭を支えてきた「一家の大黒柱並みに働く女性」だったことから、旧正月の家庭料理は販売品で済ませ、この時期、旬の「ターンムの田楽」だけは手づくりして仏壇にお供えし、今年一年の家族の健康と無病息災を祈っています。
仕事に育児にいそがしい現代女性、仏壇の祭祀を司るウフヤーアンマー(仏壇持ち家庭の女性)の世代交代により、行事料理の簡略化は進んでいくだろうと思います。
大事なのは家族全員が健康で無事に新年を迎えられた「感謝の気持ち」をご先祖様にお伝えすることではないか?と個人的には思う次第です。
2025年の「旧正月」も家族全員そろって、美味しい正月料理に舌鼓を打ちながらお互いが息災であることを、喜び合いたいですね!
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