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沖縄食材を使ったスコーンとグルテンフリーのサクッとふんわりワッフルでモーニングも楽しめる「sobaco」(那覇市)

「好きな沖縄そば屋さんは?」の質問に名前が挙がることの多い「那覇 そば処 たからまちがー」の、庭の奥にある「sobaco(そばこ)」。
店名は“蕎麦粉を使用したメニューがあるから”ではなく、“そばにコーヒー”という意味を込めて、このように名付けられました(※蕎麦粉は使用していません)。

2024年8月にオープンしたsobaco。
元パティシエの店主 井手上さんが「たからまちがーで沖縄そばを食べた後にデザートとして楽しんでもらえるようなスイーツを」と、軽い食感のワッフルを提供しています。

ワッフルに使用されているのは小麦粉ではなく、米粉。
新潟県産のうるち米100%の米粉と玉城牧場の牛乳、琉球鶏卵、沖縄県産きび砂糖、米油で仕込んだ生地を、オーダーを受けてからワッフルメーカーに流し込み、焼いています。

グルテンが含まれていない米粉は小麦粉に比べて消化が良く、胃腸に負担がかかりにくいため、胃もたれしにくいとされています。
食感も口当たりも軽く、確かに沖縄そばの後でも食べられてしまう…これがいわゆる“別腹”なのでしょうか?

サクッ、ふんわり。井手上さんが目指したワッフルは、シフォンケーキとワッフルの良いとこ取り。
小麦粉を使用するとずっしりとした焼き上がりになりますが、米粉で作るとサクッと歯切れが良く、ふんわりモチッとした食感に仕上がります。
米粉ワッフルはプレーン、チョコチップと“今月の限定”の3種類。
過去の今月限定メニューには紅芋ワッフルや栗ワッフル、お芋(さつまいも))ワッフル、宇治抹茶ワッフルなどがあり、3月は桜あんときなこを使った和菓子のようなワッフルです。


8時から10時は、プレーンワッフルにサラダ、たからまちがーの三枚肉を焼いてベーコン風にしたもの、琉球鶏卵の目玉焼き、北海道産のじゃがいもをワッフルメーカーで焼き上げたポテッフルが付いたモーニングプレートが楽しめます。
井手上さんは「何度でも通ってほしいから」と、ドリンク付きで850円というリーズナブル価格に設定して提供。使い捨て紙コップやストローを「できるだけ使わない」ことで、コストを抑える努力をしています。

沖縄食材を使ったスコーンはテイクアウトにおすすめ!スコーンは米粉ではなく小麦粉を使用していますが「沖縄を感じられる」と、観光客からも人気です。


沖縄県産のシナモンと伊江島産の黒糖を巻いた「黒糖シナモン」、ほんのり紫色をした「黒ごま紅芋いも」、小腹が空いた時にぴったりの「あーさピパーチ」があり、しっとりホロッ。素材の素朴さをしっかりと感じられるスコーンです。
日持ちは常温で2日、冷凍庫で1週間ほど。
食べる際は、ラップに包んで600Wの電子レンジで30秒温めた後、アルミホイルに包んでトースターで1分加熱することで、サクふわ感が復活するとのことなので、手土産にするのもよさそうですね。

もともとは、たからまちがーの物置として使われていた築60年ほどの古民家を、古さをそのまま味わいとして残したsobaco。
天井の低さもあえて変えることをせず「この低さが落ち着きます」と喜ぶお客様も多いそうです。

芸大生がふすまに残したイラストや、井手上さんが描いたアートワークにも注目してみてくださいね。
ちょっとゆっくり過ごしたい朝や、たからまちがーでお昼ご飯を食べた後、カフェタイムに、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
Information

- sobaco
- 住所
- 〒901-0145
沖縄県那覇市高良1丁目6-12 - 営業時間
- 8時〜18時
- 定休日
- 月曜か火曜(Instagramで確認)
- 駐車場
- あり(11時〜15時は利用できません)
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可
- SNSのURL
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