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長嶺 真輝

長嶺 真輝

下馬評の低さ、過密日程、EASL敗退…“西地区王者”に返り咲いた琉球ゴールデンキングスが辿った「正しいステップ」

CSで「8大会連続出場」はキングスと千葉Jのみ

下馬評の低さ、過密日程、EASL敗退…“西地区王者”に返り咲いた琉球ゴールデンキングスが辿った「正しいステップ」
西地区優勝を記念したプレートを受け取るキャプテンの小野寺祥太

西地区制覇は通算7度目となるが、それ以前に、キングスはある偉業を継続している。

2016年の創設から今季で9シーズン目を迎えたBリーグ。新型コロナウイルスの感染拡大により、シーズンが途中で終了した2019-20シーズンを除き、CSの開催は今回で8回目となる。これら全8回への出場を継続しているのは、キングスと千葉ジェッツ(千葉J、東地区)の2チームのみだ。

この間にキングスのヘッドコーチ(HC)を務めたのは伊佐勉氏、佐々宜央氏(現アソシエイトヘッドコーチ)、藤田弘輝氏、現HCである桶谷大氏の4人。当然、選手も毎年入れ替わっており、9シーズン所属しているのは岸本隆一のみである。

それでも強さを維持できる要因は何か。CS進出を決めた4月9日の滋賀レイクス戦後、旧bjリーグでもキングスを4シーズン率いた桶谷HCに見解を聞いた。

「シーズンを通して、チームとして成長しようというカルチャーが根付いているからだと思います。誰が入ってきても、その根底が変わらずに受け継がれています。今シーズンは、キングスがCSに出られないと予想したメディアさんも多かったですが、チームとして勝ちも負けも味わいながら成長していく土壌があることは、間違いなく僕たちの強さだと思います」

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