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OTV報道部

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20年にわたる“世界初”の取り組み「生きようとする生物を完全に根絶する・・・」沖縄本島では緊急防除措置

20年にわたる“世界初”の取り組み「生きようとする生物を完全に根絶する・・・」沖縄本島では緊急防除措置

目次

沖縄の太陽を浴びて育つゴーヤーやスイカ。夏場に向けて流通が増えるなか新たな懸念が生じている。害虫「セグロウリミバエ」の発生だ。この害虫の出現により沖縄本島から県外や離島への一部農作物の移動が制限された。沖縄では過去にも害虫との闘いの歴史があり今また新たな対応に迫られている。

静かに広がる新たな脅威

セグロウリミバエはウリ科の農作物に産卵し孵化した幼虫が果肉を食い荒らす厄介な害虫だ。

20年にわたる“世界初”の取り組み「生きようとする生物を完全に根絶する・・・」沖縄本島では緊急防除措置

2024年3月に沖縄本島北部で初めて確認されて以来、生息域はうるま市や沖縄市、中城村や西原町など中部地域にまで拡大している。

20年にわたる“世界初”の取り組み「生きようとする生物を完全に根絶する・・・」沖縄本島では緊急防除措置

農林水産省や沖縄県が開始した緊急防除措置ではゴーヤーやスイカなどのウリ科野菜に加えトマトやパッションフルーツなど一部の野菜と果物についても沖縄本島から外部への持ち出しが制限された。

沖縄県外や離島への出荷が許されるのは植物防疫官の厳格な検査に合格した畑で収穫された農作物に限られる。

20年にわたる“世界初”の取り組み「生きようとする生物を完全に根絶する・・・」沖縄本島では緊急防除措置

那覇市真地にある沖縄県病害虫防除技術センターでは新たな脅威に対する対策が急ピッチで進められている。センターの一角には「ウリミバエ根絶の碑」が苦闘の記憶を後世に伝えている。

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